年中から転園した娘は、森のわらべへ入って初めての誕生日会。
2月生まれの娘は、みんなの誕生日会に参加するたびに、自分の誕生日は「なんでこんなにおそいの〜」と言いながら、まだかまだかと待ちわびていました。

誕生日のプレゼントはママとパパと一緒に森わらへ行ってデート(散歩)したい。
(かわいい!)
お菓子配るの楽しみだな〜。とママ手作りのお菓子をみんなに食べてもらうことをとても楽しみにしていました。


私は娘の誕生日に、夫(父)も一緒に散歩ができることをとても楽しみにしていました。
なかなか育児に参加できる時間がない中、仕事を休み、森の散歩。
父として自分の子や周りの子どもたちを見て、一緒に散歩して、何を感じるのか聞いてみたいと思っていました。

幼稚園の1日は短いようで、とても様々なドラマがありました。

・朝からママと会いたくなって泣いてしまう子。泣いている子を気遣い、「僕がおんぶしてあげるよ。荷物持ってあげるよ。」と声掛けしながら、ずっとそばて寄り添ってくれる年長オオタカ組の男の子。

・早めに歩き、休憩スポットについて苦手と思っている縫い物をやろうと自分と向き合っている子。
縫い物に真剣に向き合い丁寧に1針1針縫い、小学校で使うバッグを完成させた子。(年長オオタカ組)
・足を温めながら、縄編みを真剣にやる子たち。(年中リス組)




・森を駆け回り、枝を銃に見立てて遊びんだり、自分で作った縄編みでブランコしたり、木登りしたり。崖の斜面から粘土をとって泥団子をつくったり。
曲がった幹に座りおしゃべり、家族ごっこ。みんなそれぞれに好きなことをしています。




自由に遊ぶ、自由を使いこなすことはすごく難しいと感じますが、「つまらない、何したらいいか分からない」などと言う子はおらず、
みんなそれぞれにとても有意義な時間を過ごしています。本当にすごいな。

私も少しずつですが、保育当番に慣れて、みんなを見守ったり、一緒に仲間に入って遊べるようになってきました。

でもまだまだ、周りのおひさまさん(園児の母たち)やスタッフさんを見て、
子どもとの関わり方を学んだり、素敵だなと思えることばかり。

昨日の1日でとても驚いたのは、
途中から悪寒が始まり熱が上がってきた子がいた時のスタッフさんたちの対応の凄さでした。異変に気がつき、寄り添い、
みんなから少し離れた、でもすぐ見える場所で、
落ち葉ふかふかの上にシートとふとんを敷き、毛布でくるみ。即席ベッドで温め寝かせてくれていました。

誕生日会のグッズ、また縫い物や縄編みもあり大荷物の中、布団や温めるものまで持っていたのかと驚きました。

そして、保育当番に入るたびに、スタッフさんへの感謝が増すばかり。
本当に1人1人に寄り添って保育してくださり、たくさんの大人から愛を感じられる娘は幸せだなと思いました。

メインイベント誕生日会でも、
みんなからの愛に溢れていました。

朝から母の手作りのカゴを持ち、散歩中にみんなが森から拾った宝物を入れてくれます。
その宝物を蜜蝋蝋燭のケーキの周りに娘が自分で飾り付け。
みんなに誕生日の歌を歌ってもらい、
両親が生まれてからのエピソードを話します。
生まれた時からの写真を忘れてしまうトラブルがありましたが、
みんな真剣に話を聞いてくれました。

分娩台の上で腹筋ポーズ、力を込めて娘を出産したエピソードを熱演。またおっぱいをいっぱい飲んでくれた話しをした時、
年長オオタカ組の子たちは筋肉ムキムキポーズだ。私の妹よりたくさん飲んだのかな。など話してくれたり、
年少木イチゴ組は大笑いしてくれたり、とても和やかでした。
父からは毎日帰宅したら机に手紙が置いてあること、とても嬉しく大切にとってあることをみんなに話してくれました。

両親が自分について話すことを嬉しそうに見ている娘。ニコニコでした。
やっと念願の誕生日会ができたね!




最後にお母さんにしてくれてありがとうの歌を娘を抱っこしながら歌いました。
生まれてきてくれて、本当にありがとう。
幸せにしてくれてありがとう。大好きだよ!

スタッフさん、おひさまさん、園児のみんなも本当にありがとうございました。

年中リス組おひさま まりえちゃん