かんぴょう様へ!旧型カンピョウ挽き機、蘇りました!! | S30Zリビルターのブログ

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今日は記念すべき日となりました。

2日前、かんぴょう様から譲っていただいた、大正時時代の旧型カンピョウ挽き機を再生に成功しました!


2日前はこうでした。




機械全体がサビ!鉋も朽ちて無くなっていました。


入手翌日、錆び落としをします。この日、古道具好きな私の父も錆び落とし作業に参加。楽しんで錆び落


としをしておりました。




親父曰く、古い鉄は良い鉄を使ってるそうで、錆びが鋼材深く入っていかないそうで、この機械もそうでし 


た。親父は、‘流石昔の機械。良い鉄使って出来ているなー!!’と驚いていました。


サンドペーパーで磨き、ワイヤーブラシで磨き、油布で磨きます。


次が問題の、朽ちた鉋の製作が待っています。これが一苦労です。




コピー用紙にざっと元の
鉋サイズを記入。

この紙を参考にし元の鉋サイズを読みとり、鉋を製作します。


尚、歯には小型のステンレス包丁を使います。




鉋本体に専用のくぼみを付けて程よい角度に包丁を固定。

鉋についていた古い部品、ネジはまた使います。


旧鉋は真ん中で折れていました。今回は大事を取って、幅を大きく、折れにくくしています。

更に、スライスした干瓢を機械に固定する専用の円盤(大・小)を新造します。


新しい鉋が付き、油布でふきあげた機械。黒く鈍い光沢が出ています。

干瓢の実は、おなじみの野瀬干瓢を使います。




包丁は、大きなスイカ包丁を使って、干瓢の実を写真のようにカットしていきます。その後、外側の皮を挽いて、専用の固定円盤+カットした干瓢を機械にセットします。


準備はOK!加工開始!!!




加工出来ました!!挽きあがっています!! 復活です!


挽き始めは少々力が要りますが、中心部へ挽いていくと楽にハンドルを回せます。


無事に旧型干瓢挽き機が復活しました!☆


この様にして、現在の機械が考えられるまでは、写真の機械等を使い、苦労して職人さん達は干瓢を加


工していたのですね。いい経験になりました!





この機械を譲って下さった、ブログでお世話になっております’かんぴょう様’に大変感謝申し上げます!


誠に有難うございます!!大切にこれからも使っていきます!


干瓢生産史的にも大変貴重な機械。復活したのがとにかく嬉しいです!!☆