公務員をしていると

時たま耳にするフレーズ

「公務員辞めても、民間では通用しないし…」

 

 

続くのは、

だから公務員続けるしか仕方がないんだよね…

というフレーズ

 

 

 

家具小売店に4年勤務した後

市役所に入った私から言うと

 

 

普通に

それなりの仕事をしている

公務員の持つ

知識、調整能力、

事務処理能力って

すごいんだよ!!

 

過小評価しないで!!

 

 

こんなことを書きたくなったのは

梅田幸子さんのこちらの記事を読んだから

 

その中でも、特にこの部分

 

多くの場合、

専門知より、総合知のほうが、

いい結果を導きやすいんだ。

 

すべてでないが、多くの場合、そう。

 

 

総合知

 

総合知とは、

複数の異なった分野の専門知識を

総動員して課題を解決していく知恵です。

 

ひとりの(または、ひとつの)専門分野

だけで判断すると間違えやすいというのは、

様々な場面で、みな感じているはず。

 

社会的は判断は、

専門知より総合知であるべきと

言われます。

 

 

(中略)

 

 

多方面・複数ジャンルに興味があり

学んできたひとや、

 

そもそも知識欲ではなく、

解決したいひとは、

 

総合知のほうが、得意な傾向が強めかも

しれません。※すべてではない

 

 

実は、総合知をしようとすると、

知識や技術の絶対量は多かったりします。

 

何屋さんか言いづらいですが、

これから、その流れは

より強くなるでしょう。

 

天職部47_これからのキャリアの指針 でも話した1要素。

 

自分のいろんな面・いろんなスキルを、

その場やプロジェクト、コミュニティに

あわせて出していくひとが増えますよ。

 

 

 

公務員の仕事は

まさしく、総合知

 

 

特に地方公務員の一般事務職は

いろんな分野の課を

数年ごとに異動して

 

その度に必要な知識を学び、

職務を行っていきます

 

 

もちろん、民間さんでも異動があり

さまざまな分野を経験されると思うのですが

地方公務員の仕事の幅は

ものすごく広いです

 

 

住民課で戸籍や住民登録を担当した次は、

土木部門で道路等の用地取得交渉

その次は、福祉課でケースワーカーしたり…

 

異動の度に転職か!?と思うこともあります

 

必要な知識も

関係する法令はもちろん、

地元の経済状況や地理的条件、

その他もろもろ…

 

 

そして、民間さん以上に求められるのが

調整能力

 

内部の調整はもちろん、

自治体として住民の方にお願いする場面

第3者として住民同士の利害調整を行う場面など

いろいろな場面、立場があります

 


私の場合だと

家具小売店での経験は

家具、インテリア商品の接客販売のみ

(いたのが4年だけこともありますが)

 

 

でも、市役所にいた18年の経験は

・保育園、老人会などでの交通安全教室

・交通安全関係団体の事務

・固定資産税の賦課業務

 (現地調査、登記等の調査、市民さんへの説明…)

・水道の使用開始、休止等の電話受付

・水道料金の収納事務

・土地の売却事務(入札案件含む)

・借地料の算定事務

・内部監査業務

・選挙事務(投票事務、開票事務)

・避難所開設業務

 

などなど

 

 

もちろん、公務員、民間を問わず

それなりに普通に仕事をしていれば

いろんな知識、能力が身につくものだと思います

 

 

それを過小評価するのって

もったいないな、と思います

 

 

その人個人にとっても

そして、

社会全体にとっても

 

 

特に公務員に対しては

いろんな形での特別視がありがち

 

 

退職前にも書いたことがあるのですが

公務員のつぶやき その1

公務員のつぶやき その2

 

 

上に見たり、下に見たり

フラットな状態になりにくいな~

と感じています

 

 

 

でも、その知識や経験は

幸子さんのおっしゃる総合知

過小評価せずに

多方面に活かしてほしいな~と思います

 

 

 

いや、別に、公務員辞めることを

勧めている訳ではないです!

 

 

公務員がしっかりと公務員の仕事をしてこそ

今の社会は成り立っているので

公務員をできる人は

自信をもって公務員を続けてくださいねウインク