いつかきっと 安心できる未来を | 月になった妻

月になった妻

H22年4月6日
全国交通安全運動初日に、交通事件遺族になりました
横断歩道を次男を抱いて青信号を横断中に右折大型車に妻を奪われました。
妻は即死、次男は妻が護りかすり傷ですみました。
妻が護った大切な息子たちと過ごしています

人生は長いのか短いのか

人は生まれた時に

終着を約束される

 

時を過ごす中で

なんの為に生きるのか

人生とはなんだ

そんな問いを誰もが悩み不安を感じる

成長と共に薄れたり

日常の中で忘却したり

壁にぶつかり考えたり

そんな事を繰り返しながら

時を過ごして行く

 

何事もない日常を過ごし

当たり前の日々に感謝を感じなくなる事も

存在する事を当たり前に感じ

失った時に大切な事に気づく

 

不安や悲しみは生きていれば多くあるだろう

それも自身のとらえ方で変化する

悲しんでかまわない

不安で構わない

それが人で在る事

 

喜びを楽しみも

自身で感じればよい

無いもの、出来ない事に心をよせず

どうすれば出来るのかを考え

在ることに感謝する

 

刻まれた悲しみは消えないが

悲しみも私の一部

妻の存在した証

妻に語りかけ、一緒に過ごした時間に感謝

私の人生に大きな変革を与えてくれたことに感謝

 

私の心にいる妻と

触れる事は出来ないが

妻と共に少しでも安全な未来になるように

歩んでいこう

 

今日もどこかで突然の悲劇に泣いている人がいる

そんな事が起きない未来のために

進んでいこう