キクイモ掘り。

これは先日、クリスマス寒波が来る前日のこと。

次の寒波が来たらそれでもう土は完全に凍り付いて春までキクイモ掘りはできないだろうという最後のチャンス。

 

朝まで雨が降っていたので泥んこになりながらの作業。

 

後ろで何か気配がしたので振り返ってみると・・・

 

こら、私の後ろで食事するな。

 

私がいくら言っても気にする様子がなかったので、仕方なく作業を中断して母バンビを畑から追い出しました。

 

「中で食事したかったなあ。」

母バンビと子バンビ。

 

今は畑にはこれと言った作物はありませんが、ここで食事ができると覚えられては困ります。

果樹が植えてあるので芽をかじられても困るし。

 

相変わらず仲良し。

私の目の前で。

 

「で、食事したいのだけれど、そこどいてもらえません?」って。

 

あなたたちこそそこをどきなさいよ。

 

アカゲラ。

 

朝食に食べたリンゴの皮を細かく刻んで置いておいたら早速冬鳥のツグミがやってきてきれいに平らげました。

相変わらず大食です。

 

クロツバラの実をついばむシロハラ。

クロツバラの木はたくさん生えていますが、鳥たちに人気なのはなぜかあのクロツバラの木。

実付きはまばらなのですが、その分栄養価が高いのかしら?

 

 

さて、クリスマス寒波のさなか、クリスマス当日、ちびからの奥さん宅にプレゼントを渡しに行くと、「ちょうどよかった。付き合ってくれる?」と。

 

坂の下の大きな栗の木、「栗大将」のもとへ。

「栗大将」と命名するほど象徴的な木でしたが、一昨年、ナラ枯れにやられて死んでしまったのです。

 

大木は死んでもなおツルマサキやヒメノキシノブ、シノブなどを養っていました。

これがどこかの森の中ならじっくりと時間をかけて朽ちていくのでしょう。

 

でもここは別荘地内。

この大木の枝がいつかは落ちてくるでしょう。

 

この別荘地でやたらと張り切って人の敷地の木まで切ってしまうオジサンがいらして、そのオジサンと他数名の張り切っている別荘族の人たちで栗大将を切り倒すことにしたのだそうです。

 

おりしもコロナ禍、アウトドアブーム。

チェーンソーを使いたがる素人さんたちがこの森に殺到していて、別荘周辺でさらに伐採が進んでいます。

富士山ビューのためですって。

 

そりゃ栗大将は枯れていて危険ですから、撤去は必要です。

気をつけてやってくださいな。

 

泥んこ上着で栗大将にお神酒をささげる奥さん。

クリスマスのお神酒。

 

思い出のご神木にお別れです。

今まで私たちを見守ってくれて、ありがとう。