9月8日、
県内では、「トトロの木」として有名な、樹齢千年の木の下で演奏してきました
今回ご一緒したのは、オカリナ奏者のオカリ~ナかづきさん。
今年1月にお会いしてから、福祉施設でのボランティア演奏やライブなどで
お世話になっています。
今回は3ヶ月前くらいに演奏のお話をいただき、約1ヶ月半、編曲に試行錯誤しました。
オカリナのキーに合わせて、既存の楽譜を移調、くらいは簡単にできますが
アイリッシュハープで弾けるように、となるとピアノの楽譜そのままというわけにも
いかず。さらに初心者マークの私が本番で無理なく弾ける難易度まで易しくアレンジ・・・
もともとが合唱&声楽畑なので、ピアノ伴奏の歌の譜面は手元にたくさんあったため
譜面を探す苦労はあまりありませんでしたが、ピアノの伴奏譜は音が多く、最初は
どこまで音を削ったら良いのか、こんなことなら和声とかもっともっと真面目に勉強
しておけば良かったと、150回くらいは反省しました。
今後、歌のある曲の伴奏をするなら、合唱譜やボーカルの伴奏譜よりも
「やさしい弾き歌い」の楽譜をベースにするのがいいかも、と思った次第です。
1から100まで自分でアレンジできれば良いのですが、(今回はそれは3曲ほど)
曲数が今までで一番多かったため、既存の楽譜を使わせていただきました。
いま、伴奏の曲のレパートリーはソロの3倍くらいあります。
さて、例のトトロの木。
写っているのは、どうやら準備中の私のようです。
何となく「ジブリっぽい」後ろ姿
演奏中の写真は、いつかアップするかもしれませんので、
とりあえずは当日のセットリストを。
(1部)
1.風の通り道(Oc.Hp)
2.赤とんぼ~となりのトトロ~小さい秋みつけた(Oc)
3.シータの決意(Oc.Hp)
4.もののけ姫(Oc.語り.Hp)
5.テルーの唄(Oc.Hp)
6.いつも何度でも(Oc.Hp)
(2部)
7.タイタニックメドレー(Hp)
Hymn to the sea ~ My heart will go on ~ 主よ、みもとに近づかん
8.さんぽ(Oc.Hp)
9.Believe(Oc.Hp) *地元の小学生2名と
10.ふるさと(Oc.HP) *
11.Amazing Grace(Hp)
12.エーデルワイス(Oc.Hp)
13.大きな古時計(Oc.Hp)
14.夏の名残のバラ~サリーガーデン(Hp~語り~Oc.Hp)
15.ジュピター(Oc.Hp)
山形・仙台で刊行されている新聞にも演奏会の記事を掲載していただいたことで、
仙台から起こしのお客様も何名かいらっしゃいました。
当日は晩夏の最後のパワーを振り絞ったかのような暑さで、熱中症にならないか
心配なくらいでしたが、最後までじっくり演奏を聴いていただけて本当に
嬉しかったです。
休憩中もお客様が話しかけてくださったり、
「オカリナとハープの音に感極まってしまいました。」なんておっしゃっていただけて
私までうるっときてしまいます。
そして私に話しかけてくださる半数以上の方は開口一番
「・・・その日焼け、大丈夫ですか??」
とおっしゃるので、そういえばヒリヒリするなーと思って終了後に鏡を見たら
私の色じゃないくらいに真っ赤になっていました。
ここまで来ると、軽いやけど。
演奏は、ところどころ小さなミスはありましたが、ひとつひとつ冷静に対応できた
演奏だったと思います。
本番前のレッスンで、先生に「練習したんだから大丈夫!」と言っていただいたことが
本当に支えになりました。
ただ、これからもっと深く、曲を掘り下げて行かなくちゃいけない、というところで本番を
迎えてしまったのは、とにかく段取りの悪さが一因だったかと思います。
そういう点では、選曲の時点で、その曲にかかるであろう練習の時間、というものを
もっと考えておくべきでした。もちろん編曲にどのくらい時間がかかるか、も。
今週の木曜日には、この演奏会をLIVEで再現の予定。
今回の反省をもとに、微調整をしっかりしてまた本番を、迎えたいと思います。
そういえば、
34弦のアイリッシュハープを屋外に運び出したのはこれが初めてです。
野外での演奏ということで、いつ「風の通り道」になるかもしれない・・・と
前日に100円ショップで大きめの「洗濯バサミ」を購入。
これが大活躍でした!どんなに風が吹いても楽譜が飛ばない。
野外でなくとも、風でぴらっと楽譜が飛んでしまうトラブルを何度か見たことが
あったので、これからは「演奏セット」の中に、この洗濯バサミも入れておこうと思います。
風、といえば
オカリナがソロで吹いているとき
木枝を揺らすくらいの風が通り過ぎたのですが、そのとき、ハープの弦が
まるで「エオリアンハープ」のように鳴っていました。
風が楽器に触れてる!!
あとから、お客様の一人が「トトロが鳴らしてったんだよ」と
素敵なことをおっしゃっていました。