@cosme をチェックしていたところ、

「あ、コレ実物見たら買っちゃうなー。」 という予感がした、某マスカラ。


絶対ポーチに入らないし、お財布にだって優しくないし、でも

そのパッケージデザイン・・・ストライク過ぎる。

その気品あるゴールドにふさわしい美しいフォルム。


これはひたすらにまずい。


早速、公式サイトをチェックし、もんもんしたままカウンターへ。


目の前にある実物は、触るのも一瞬ためらうほど煌いていて、

担当のBAさんからそれは詳しくお話を伺う。

心をわしづかみにしたこのデザインは、未来都市にあるだろう

建造物をイメージしたものだということ。

180年前、フレグランスから始まったこの老舗ブランドは、

商品の品質はもちろん、パッケージデザインに手を抜かない。

クラシカルな上品さを保ちながら、洗練された未来形デザインを

うまく融合させている部分が何よりも好き。

ことさらメイクアップ用品に関しては。


ブラシは柔らかいシリコンゴムで、弾力性があり、まつげを

良い感じでキャッチ。そしてやはり、ゲランな香り(笑)

色は、黒・茶色・青・紫

この、「紫」を出す遊び心というか、アグレッシブさがますます

たまらない。

BAさんのオススメもあって、試したのは「茶」。

持ち手からブラシまでの距離が短いのも扱いやすい。

これなら、「少ない・短い・下がりやすい」の三重苦も、

ちょっとは克服できるかもしれない。

というかこのパッケージが美しいと言うだけでも買う理由になる!!


で、


女子であれば一度とならず何度でも経験する

「誘惑」vs」「自制」の戦いが脳内で繰り広げられるわけ。




 ◇自制コヤギ:「ね、止めときなさいよ。マスカラなんて消耗品なの。

           その値段は貴女には不相応でしょ!

           よく考えて。デザイン優先だなんてバカもいいところよ。」

           

 ◆誘惑コヤギ:「何血迷ってんのよ、パケ買いだって立派な美への投資よ。

           自分が美しいと思うものにお金払わないで何に払うのよ。

           この期に及んで色気の無いこと言うもんじゃないわよ!」


 ◇自制コヤギ:「だめよっコヤギ。ドラッグストアで安く買いなさい!!

           お値段を良く見て!美味しいご飯が食べられるお値段よ!」


 ◆誘惑コヤギ:「これを買いなさいコヤーギ。」


 ◇自制コヤギ:「だめよ!!今のコヤギにこのマスカラは相応しくないわっ!」


 ◆誘惑コヤギ:「コヤーギ。”理想の自分”が持つに相応しいものを買いなさい。

           不相応なら、それに相応しい女になるべく努力なさい。

           甘ったれて現状を保ってばかりだと、いつまでも女レベルは

           上がらないわよ。・・・・コレは未来への投資よ。」


 ◇自制コヤギ:「何言ってるの!!

           貴女のしようとしていることは浪費以外の何物でもないわ!」

           

 ◆誘惑コヤギ:「煩いわね!

           未来への投資を怠ることこそ最悪の浪費でしょうが!

           ――――消えておしまいっ ( ・д・)/--=≡(((卍!!」


 ◇自制コヤギ:「あ~れ~ (((゜д゜;)))」




・・・・ってなわけで、誘惑、完全勝利。


女には、清水買い(清水の舞台から飛び降りる気持ちで買い物する)が必要なの。

時として。




結局、買っちゃった。


ゲランのマスカラ、『ル・デュウ』



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少しでも、不相応と思うなら

それに相応しくなるべく、努力しなさい。




誘惑されたオトシマエは、きちんとつけますから。