1つだけ解っていたことは、「電池が入っているベースは高価」(笑)それくらいの知識でしたよ。
純粋だった当時の僕は(どこが?w)、ベース本体の違いよりも練習量に拘っておりました。(はず)
初めて買った「MOON」のベースに入っていたプリアンプ、初期の「Bartolini / TCT」を保管してます。
独特のドンシャリ系の音抜けを演出。今も昔も「チョッパーベース必須」と言われてますね。
そして、今の僕のプレイにも欠かせない存在です。
スラップ好きなので、どんな時もミドルのカットは必須です。(笑)
今回はそんな「コントロール」のお話。
若い者順に、我が家のベースの「コントロール部」の面々です。
繰り返します。
スラップ好きなので、どんな時もミドルのカットは必須です。(笑)
というわけで、続いてミドルのお話です。
やはりマーカスさんや須藤満さんのような、あの独特のドンシャリ感を出したくなるわけです。
まだそれ程に知識もない頃の僕は、友人との会話の中で「ミドルをカットすると良いらしいよ」という情報。
当然、まずはアンプのミドルをカットしていきます。
→「音圧」だけで「音色」がいない。。
ということは、アンプに入る前にミドルをカットしなきゃいけないのか?
そして楽器屋さんで、「PQ-3B(BOSS)というパラメトリックイコライザーに出会います。
「これこれ、この感じ!」
ちょうど良い!の一言でした。
(ごめんなさい、勝手にリンク貼りますね。)
当時は「BB-5000(YAMAHA)」とか「P-PROJECT(パッシブで使用)」のベースを使っていたのですが、どこに行ってもこのイコライザーが手放せませんでした。
酷使してたもんで、そのうちに壊れるわけです。(笑)
しかも、早々に生産が終わってしまいます。。。
するとどうでしょう。他のイコライザーではどうしても同じ効果が得られません。
意を決して、憧れだった「MOON」のベースを買うことを決意します。
アルダーボディで「Bartolini」のピックアップと「TCT」搭載の5弦ベースの「JJ-5」です。
当時は、ライブハウスに置いているアンプではあまり実感できなかったのですが、ラインで録音した時にその真価に気づきます。
さらに数年後、ピックアップ「MJB-575」に交換。最高に好きな音になりました。
「JJ-5」が少しハイ寄りな特性もあり、仕事によってはパッシブの音が必要な場面が出てきます。
後に入手する「JJ-165」を使う機会が増えてきます。
パッシブの「JJ-165」を使用して、曲によってアクティブっぽい音も出していた頃のセッティング。
BOSSのリミッターとグライコ。
ほんの少しエンハンスも効かせて、グライコは400Hz中心のミドルカット。(結局、やや「NTCT」に似た特性)
これが好きな感じ。(なぜか、グライコだけではその音色にならない)
さらに、「PHIL JONES BASS」のアンプを使ったら、もっと好きな音になった。
サチュレーション? 歪み方? 飽和?
そのへんの要素も大事なんだと。
最初に登場した「TCT」は、300Hzを中心にミドルをカットするタイプ。
他にも、400Hzを中心とした「NTCT」もあります。(実はこれとチョット迷った)
リンク先に記載されている「周波数特性のグラフ」を見てふと思いました。
1:グライコなどで、ミドルをカットして同じ周波数特性にしても同じ効果が出ない。
2:この特性ではいくら調整しても、完全にバイパス時のようなフラットにはならない。
3:フラットになったとしても、音色は変化している
シンプルに言ってしまえば、特有の個性があるという一言ですが(笑)、この回路ならではの「色付け」があるからこそ、ミドルのカットが活きてくるんでしょうね。
もっとシンプルに、「好きか嫌いか」という言い方もあります(笑)。
バッファーなどでよく、「繋いで通しただけで好きな音になる」なんて話を聞きますが、そういう事かもしれませんね。
個人的に、マーカスさんのあのジャズ・ベースはそういう、いろんな要素が組み合わされて、偶然生まれた音なのかなとも思います。
あくまでも個人的見解です(笑)
ありがたいことに、僕も「使用プレイヤー」としてご掲載いただいてます。
不思議と、そう言ったことがわかるようになってきてから、今更ながらですが、アンプの音作りもスムーズになってきました。
まだまだ精進してまいります。