子どもの時の基準って | さつきやま森のようちえんのブログ

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2012年4月から大阪府池田市でオルタナティブ教育を実践している「さつきやま 森のようちえん」のブログです。日々のあれこれをつづっていきます。

今日、Facebookで、いろいろつぶやいた。

子どもの基準って何だろう。

森のようちえんが春にスタート。

昔のある思い出が私の心の中に蘇った。



あれは、中学2年のゴールデンウイーク。

私の行っていた、体験塾「レオぽっくる」の山の家でのできごと。

今でもはっきり覚えている。

そして、私の大切な原石。



5月の暖かい太陽が私を包んでいた。

そして、目の前には小さな小川。

風が時々、私の脇を抜けて行く。

そんなのんびりした時間。

私はその辺りで拾った竹の棒に糸をつけ、釣りの真似。

だって、針ものはいないんだから。

ただ、それだけの時間。

今でもはっきり覚えている、あの暖かさ、心地よさ。

自然が私をゆりかごに乗せていたんだと思う。



優しい。



その一言。

あの体験がなければ私はガイドになっていなかっただろう。

大切な時間。



大人から見たらただのアホかも。



でも私の人生に今も残る一番の時間かも。

自然と始めて一つになった。

そんな初体験。



子どもの基準ってそんなものかも。



隣に友人がいた。

でも彼はそのことを覚えているのだろうか?



それくらい基準って多様。



だから私は思うんだ。

子どもの基準って、大人が考えても掴めない。

子どもに任せるししないんだって。



だから、私は待つことにする。

子どもたちの過ごす時間を。



そうやって作っていく。

子どもが作る、森のようちえん。



今日、久しぶりにあの暖かさを感じられて幸せです。



太郎