皆さん、こんにちは。

森乃宮伊織です。

 

昨日までの凍える寒さから一転、

今日は清々しい冬晴れで過ごしやすい天気の静岡でした。

 

えいさ、こいさ

と電車を乗り継ぎ乗り継ぎ……

 

やってきたのはこちら!

 

修善寺

 

 

SPAC(スパック)という静岡の劇団による

「舞台 伊豆の踊子」を見に行ってきました🎉

 

 

僕自身、ちゃんとした演劇を見るのは初めてですごくワクワクしていました!

 

ちなみにスルガ銀行さんの協賛で中学生特別に無料でした(ヤッター)

 

席について色々物色しているとあっという間に時間になって、

だんだん暗くなってきたなぁと思ったら

後ろから各々手に楽器を持った役者さんが出てきてビックリ❗

 

しかもそれを自分で弾いて音を出しているのだからすごい

三味線とかもいた

 

舞台の正面にずらりと並んだ10人ほどの役者さん

その一番左、安部礼司の中の人のような人がしゃべり始める

その声や話し方が本物だ、

そう感じました。

 

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃……」

 

有名な原作の冒頭。

まさにその通りの脚本でした。

 

「観光演劇」と銘打ったこの公演

 

はてどういうことだろう?とは思いましたが、

それはそれは凄まじいものでした。

 

伊豆の景色が、その風景が、

映像としてしっかり現れていました。

 

演劇と映像、そして音楽が組み合わさってできあがったすごい舞台でした。

 

原作には途中、

踊り子たちが突いた鍋を主人公が食べる場面があります。

そこでお袋は主人公に向かって

「女が箸を入れた鍋で申し訳ない」

という台詞がありました。

 

旅芸人は物乞いと等しく、ときには「人」としても見られない商売

からだを売っているとも言われ、人々からのあたりは良くありません。

 

そして女性差別が激しい時代。

そんな葛藤も含まれた作品だったはずなのに……

 

その原作の台詞がなかったんです!

 

特に印象にも残っていた場面だったので、なんでだろうと思いながら見ていくと……

 

原作には登場しない謎のオカマが出てきて

旅についてくると言うではありませんか!

 

物語はいよいよ終盤になり、

下田へ向かう道中、湧き水を飲む場面があります。

 

本来ならそこでまたもお袋が

「女が飲む前に学生さんに飲ませてやりなさい」

という台詞がございます。

 

なんとなんと、その台詞はあったのに ((あったのに?))

 

そのオカマが口を挟んだのでございますよ!

 

時代にアレンジされているんだなぁと脚本家の先生に感心を向けてしまいました

 

さあ、その続きはまた劇場で

時代風にアレンジされた「伊豆の踊子」をぜひ皆さんに見ていただきたい

 

所々に笑いがあって退屈しない演劇でした。

若い人たちにぜひ見てもらいたい

 

「SPAC 伊豆の踊子」はまだまだ続くそうです。

2024年2月10日 浜北公演

2024年2月25日 沼津公演

 

詳しくはSPACホームページへ

下記URLからぜひどうぞ

 

 

本日もありがとうございました。

 

2023/12/23  薫役の女優さんがめっちゃ可愛い!