ブラジルに行く前に…前編 | 旅ログ~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆

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とあるフミンの「おでかけ」にまつわる四方山噺☆

いよいよブラジルのネタを演るんですが、その前に入国に際して大変重要なアイテム「ビザ」の噺から。


ピザ(FreeFoto.comより)
これは「ピザ」


あまり知られてませんが、ブラジルは南米諸国で唯一、たとえ観光であっても入国に際してビザ ( 査証 ) が必要な国なのです。


南米大陸に限って言うと、大国アルゼンチン、ベネズエラはじめ、内戦中のコロンビアはもとより、日本と殆ど交流の無いガイアナやスリナムといった、よほどの南米ヲタクでなければ聞いた事もないような小国でもビザは不要なのですが、貿易などを通じて日本と交流の最も深いブラジルがなぜかビザが必要なのです。「日系移民とかで古くから交流のあるブラジルが何でビザが必要やねん!」とか思うのですが、その理由ははっきり判りません。


チャベスどういう
チャベス・ベネズエラ大統領はお怒りのようです


…ただどこのサイトだったかは忘れましたが「日本側がブラジル国民の入国に際してビザを要求するので、当方も日本国民のブラジル入国に際してビザを要求している」というルーラ前大統領の所見を見た事がありますので、もし日本政府がブラジル国民の入国に際してビザを免除すれば、ブラジル側も「日本人はビザ不要」と方針変更するかもしれません。


Luis Inacio
Luis Inacio "Lula" da Silva
( Presidente do Brasil : 2003~2011 )



しかし、行くだけでも飛行機を乗り継いで30時間ぐらいかかる距離的遠さもあって、年間8万人程度 ( 註 )と意外にも日本人の入国が少ない現状では、ブラジル政府も入国条件の緩和について「あんまり意味が無いかな~」と感じているかもしれないです。


それに加え、ブラジルという国が意外にも外国からの観光客誘致についてあまり積極的では無いという国情もあるみたいです。この「観光に無関心」というブラジルの国情については、このブログでおいおい書いてゆきます (^Д^)/☆。


さて肝心のビザ取得。前回2005年の訪問では毎度お世話になってるHISさんの支店に南米に詳しいスタッフの方がいたので、その方に航空券の手配からホテルの予約・ビザの取得まで一切合切をお願いしたのですが、6年後の今年に行った時には、そのスタッフの方はもうその支店におられませんでした。


で、応対に出た女性のスタッフに「ブラジルに行きたいンですけど…」と申し出た瞬間、カウンターの内部がざわざわとざわめき出し、カウンターでしばらく待たされた末、ネームプレートの肩書きに「店長」と書かれた30歳ぐらいの男性スタッフの方が担当者として承ってくれる事になりました。さすがのHISさんでもブラジル旅行の手配は一大事のようです。


ざわざわ…


しかしながら、旅行の手配についてはプロのHISスタッフの方々も、こと南米ブラジルの情報となると必ずしもそうではないようで…地図帳の南米のページを広げながら「ブラジルはどちらに行かれますか?」との店長さんの問いに「リオデジャネイロとサウヴァドールです」と答えると「え?…サルバドール???」と目を白黒させて、店長さんは北中米のページを広げようとしました。


エルサルバドル-Googlemapより
Googlemapより


何となく予想できた事態ではありますが…「あ、あの~中米の『エルサルバドル』じゃなくて、ブラジル北部に『サウヴァドール・ダ・バイーア』という世界遺産指定の都市があるんですよ☆」と、地図帳を元の南米のページに戻して、店長さんにブラジル北部・バイーア州の都市を指し示しました。


バイーア州-Googlemapより
Googlemapより/表記は日本語風に「サルバドル」


むは~(*´Д`)=з、まぁ日本人の平均的なブラジルに関する知識といったらこんなものでしょう。ただ私のほうに現地ブラジルに関する知識はあっても、旅行の手配に関するモロモロの知識についてはHISスタッフさんのほうがエキスパートなので、今回のブラジル旅行は私とHISさんとでタッグを組んで、情報を共有しながらの手配となりました。


馬場と猪木


しかし、やはり前回の訪問からの6年のブランクは大きく、その間に大きく状況が変わってしまっているものがいくつかありまして、その一つがビザの取得に関する手続きだったのです。


visa card
これは「ビザカード」


以前は個人で直接申請するにしろ、旅行代理店に代理申請してもらうにしろ、在日ブラジル総領事館から書類を送ってもらって必要事項を記入した上で、パスポートと一緒に郵送・または総領事館に持参するという方法だったのですが…


書類の郵送によるビザ申請は昨年2010年9月時点で受付終了しており、現在では代理申請にしろ個人申請にしろ、インターネットでブラジル外務省入国管理局のHPに直接アクセスして、申請者の個人情報をオンライン入力してPC画面上で申請書を作成し、さらにその画面をプリンタで印刷してブラジル総領事館に持参する、という方式に変更されているのです。


ブラジル外務省入国管理局HP
ブラジル外務省入国管理局HP


個人または家族でパソコンを所有し、インターネットに接続出来る環境があり、なおかつプリンタを所有しているという経済状態でないと、ブラジルには入国できないという事なのです。さらに付け加えると、自身の銀行の口座に25万円以上の預金残高がある事を証明する書類も併せて提出する必要もあるので、極端な表現をすれば「ビ◯ボー人は入国できない」という事でもあるのです ( ̄Д ̄;) 。


さらに☆このブラジル外務省入国管理局のHPは対応している言語がポルトガル語と英語しかないので、そのいずれの言語も読めない人はそもそもビザの申請すら出来ない…という事になります。


ただしわれわれ日本国民については、ブラジル総領事館がHP上に、オンライン入力方法について日本語で詳細な解説ページを作成しているので、そちらを参考にして申請書を作成することができますのでご安心を。


ブラジル入国ビザ申請HP・日本語による解説


そして当然の事ながら一種の身分証明書であるので、顔写真も必要となります。こちらも画面上の顔の大きさなど詳細な規定があるのですが、規定の詳細についてはブラジル総領事館HPにこれまた詳細な解説ページが作成してあるので、そちらをご覧下さい。アルバイトの履歴書なんかに貼る、スピード証明写真では申請不可なのでご注意を。


あと現地ブラジルに行って帰るための往復航空券と滞在先のホテルの予約書も必要となります。最近は航空券についてはプリンタで印刷されたe-チケット、ホテルの予約書についても同じくプリンタで印刷したヴァウチャー ( 引換券 ) が主流になっているので、旅行代理店で先にe-チケットとヴァウチャーを発行してもらって、コンビニとかでコピーを取ってコピーのほうを提出することでOKです。


と、いうわけでブラジル入国にあたってのビザ申請に必要な書類等についてまとめると…

・パスポート ( 残りページが2ページ必要 )
・プリントアウトした申請書
・ブラジルへの往復航空券 ( e-チケットのコピーで可 )
・滞在ホテルの予約書 ( ヴァウチャーのコピーで可 )
・顔写真1枚 ( 必ずカラー写真で。プリントアウトした申請書に貼付 )
・預金残高証明書 ( 渡航日1ヶ月以内に発行したもの・残高25万円以上必要 )

…となります。ここまでで顔写真の撮影に1400円 ( 2枚1セットで撮影/1枚あたり700円 ) 、預金残高証明書の発行に840円 ( 三井住友銀行で作成の場合/口座を開設している支店の窓口でのみ発行可 ) の、合計2240円の出費となります。これにビザの発行手数料2500円と旅行代理店に発行代行してもらう際の手数料2000円が加わるのですが…


ここで何とトラブル発生!HISの店長さんから連絡が入り、ブラジルへ行く前に急遽・名古屋旅行に出掛ける羽目に!…その詳細は次回にて。


名古屋駅前



註:会報「ブラジル特報」2011年1月号掲載 ( http://www.nipo-brasil.org/tokuho/2011/1101hn.html ) による。
「旅旅リンク」( http://www.tabitabilink.com/Kankou_Ryokougyoukai/memo/2008.html ) というHPによる2008年の日本人渡航先ベスト3は、1位が中国 ( 香港除く ) の317万人・2位がアメリカ合衆国 ( ハワイ州除く ) の276万人・3位が韓国の237万人でした。ちなみに国ではありませんが香港が132万人で4位・ハワイが106万人で5位でした。