皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
先日の投稿で、来月2日の一般向け講演会（地元自治体主催）についてお知らせしました。
地元紙の房日新聞にも告知にご協力頂き、先週には講演会の概要について掲載頂いたほか、今日はプレビューとしての私の投稿を掲載して頂きました。
少し長い文章ですが、ここに掲載したいと思います。
その前にこちらも告知も。歯科関係者には必見のセミナーです。
☆歯科関係者必見！
栄養療法が歯科臨床を変える OMDセミナー2023
クチからはじめるアンチエイジング医学 号外
若さを保つカギ、知りたくありませんか？
☆誰もが願う「豊かな人生」
私たちはこの世に生まれてきて、いつか必ず旅立つ存在です。その限られた時間の中で「充実した人生を過ごしたい」と、誰もがそう思っていますよね。
1年経てば、誰でも例外なくひとつ年齢を重ねます。これを避けることは出来ません。でもその１年が活力に満ちあふれているか、病に打ちひしがれているかでは天と地ほどの差がありますよね。そして、それはあなたの生活習慣、考え方で選び取ることができるのです。
☆若さの秘訣は、口の中に宿る
「健康寿命」という言葉をご存じの方も増えてきました。健康寿命を保てていれば、間違いなく「充実した日常」を過ごすことができます。ですが、そこに口の中が大きく関わっていることを意識している方は、まだそれほど多くないように思います。今回、それを知って頂く絶好の機会をご提供出来ることになりましたので、久しぶりに寄稿させて頂きました。
☆政府が重視する「国民病」
「骨太の方針」という言葉、皆様一度くらいは聞いたことがおありかと思います。わが国がこれから歩んでいく方向性で「特に力を入れていくよ」という点を毎年政府が発表しているものです。そこでは以前から歯科の重要性が強調されていますが、2022年には「生涯を通じた歯科健診の充実（国民皆歯科健診）の具体的な検討」という項目が記載され、5億4千万円の予算がつけられました。
国がなぜ歯科検診を重視するようになったのでしょう？お口の中の状態が糖尿病をはじめ脳卒中、心臓病、がんや認知症などの生活習慣病はもちろん、リウマチなどの自己免疫疾患、誤嚥性肺炎、さらには「うつ」などの精神疾患とも深い関係があることがわかってきたからなのです。
平成28年の歯科疾患実態調査（厚労省）では、35歳～69歳の約７割に歯周病の所見があったとのこと。また45歳以上の過半数に進行した歯周病がみられ、年齢が上がるほど増加していました。まさに歯周病は「国民病」と言っても過言ではないのです。
よく噛み、しっかりと飲み込む力があれば、全身の様々な病気から遠ざかることが出来ます。そうすれば皆様の人生は活動的になり、いっそう充実することでしょう。国民が元気になり、そして医療費も減少するのですから、政府が予算をかけて歯科検診を後押しするのは確かな根拠があるのです。
☆鋸南町主催の講演会でお話しします
「えっ、歯医者なんてしばらく行ってないけど、大丈夫かな」
「もう歯が何本もないよ、いまさら手遅れか・・。」
と思ったあなた、心配することはありません。打つ手はあります。
いま「かかりつけ歯科」がないという方は、40歳、50歳、60歳などで自治体が行う「ふしめ検診」を活用するのも良い選択です。お口の大まかな状態を知り、対策を立てることが出来ます。
紙面の制約もあり、ここでお伝え出来たのは大事なことのほんの一部です。「もっと詳しい話をききたい」という方のために、7月2日に鋸南町主催の講演会でお話しすることになりました。どなたでも無料でご参加できます。
お申し込みは鋸南町保健福祉課 0470-55-1002にお電話を。
（まだ間に合います！ご参加お待ちしています）
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