皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
先日、当院スタッフたちの血中ビタミンD(25OHVD)濃度の確認を迅速検査キットを使って行いました。
ほとんどのスタッフが30~40ng/mLと、新型コロナ感染症の重症化防止のためなどにはまずまずの数値でしたが、アンチエイジング医学の面から見れば今一つなので、リキッドタイプのビタミンDの摂取を増やすようアドバイスしました。
(医療機関専用のビタミンDリキッド)
以前の投稿で私は
「新型コロナの重症化を防ぐ基準と言われる血中濃度、30ng/mLを
サプリメントに頼らずに達成するのはなかなか難しい」
と書きました。
しかしもちろん例外はある訳で、以前から親しくさせて頂いているM先生から先日頂いたデータがこちら。理想的なレベルです。
驚いたことにM先生は、1日にビタミンDのサプリをたったの1000IU(25㎍)しか摂られていないとのこと。通常、ほとんどの方はその摂取量でこのレベルに達することはありません。
はたと思い当った私は「M先生は、お外でよく遊びますよね(^^)」とうかがうと「はい、芝刈りも駆けっこも大好きです。あはは」とのお答え。
もちろんゴルフとランのことなのですが、実はM先生はマルチなアスリート、特にスキーはデモンストレーターの競技会に出場するほどだと伺っています。もちろん食事にも非常に気を使われていますし、紫外線を浴びる生活、運動習慣はやはり大事ですね。
ですからM先生が1日に10,000IUのビタミンDサプリを摂取したとしたら、有害事象は出ないでしょうが不必要な投資で、他のサプリを摂取した方がいい訳です。
改めて、ビタミンD血中濃度のモニターの重要性を認識しました。M先生、勉強になりました。ありがとうございます。
(冬は顔面で合成しているに違いない!)
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