皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
厚労省は「国民健康・栄養調査」というのを毎年実施していますが、その令和元年の結果の概要が公表されました。
今回興味深いのは、自分の健康に関心がない「健康無関心層」について調査が行われたことです。
調査で注目されることの一つが、
・食習慣改善について「関心はあるが改善するつもりはない」との回答が最も多く、男性24.6%、女性25.0%。運動習慣改善についても同様に、「関心はあるが改善するつもりはない」が男性23.9%、女性26.3%と最多だった。
・「改善するつもり」や「近いうちに改善するつもり」と答えた人のうち、「仕事(家事・育児等)が忙しくて時間がない」が一番多い理由だった。
もともと改善に関心のない層を合わせると4割近く・・・。これが現実と思うと啓発する立場としては愕然としますが、どうにか工夫をしていかないと、と思います。一部の自治体で実施されている、実行した場合の何らかのメリット(インセンティブ)などを拡充する必要があるのかも知れません。
ただやはり、いちばん大事なのは「知ること」だと思います。これからも情報発信は怠らないようにしたいと思います。
5月19日発売の最新刊!
アマゾン販売はこちら
「歯科から始めるアンチエイジング栄養学」 直販サイト