皆様こんにちは。栄誉を科学する抗加齢歯科医、 森永宏喜です。
A4Mが終幕し、翌日の昼間はフリーな時間が取れましたので、以前から行ってみたかった、現地の大型書店を覗いてみることにしました。
Barns & Noble(B&Nというらしい)という、合衆国で最大の書店チェーン。
ところが検索してみるとラスベガスの繁華街・ストリップの周辺には見当たりません。ホテルでタクシーに乗り「ここに行って欲しい」とドライバーに告げると「遠いよ。30分近くかかる」と言われ、ちょっと迷いましたが「行って欲しい」とお願いしました。
ラスベガスはネバダ砂漠に作られた人工都市です。タクシーで15分も走れば、もう砂漠の岩がゴロゴロしています。ドライバーは初老の男性で、元船乗り。北米はもちろん、南米や北欧には何度も寄航したようでしたが、アジアは未経験とのことでした。「日本か、遠いね」「学会に来たの、じゃあカジノは?」などと気楽な会話をしているうちにお店に到着しました。
周辺は典型的な郊外の店舗エリアといったところで、隣の建物まで100m近く離れているようなスケール。自家用車は沢山停まっていますが、グルリと見渡してもタクシー乗り場は見当たりません。ちなみにラスベガスは繁華街であっても、流しのタクシーはいません。
「ここじゃ帰りのタクシー、拾うの大変でしょ?」ときくと「そうね、多分無理。なんなら迎えに来てあげるよ」と言ってくれたので、1時間後に迎えに来てもらうということで話がつき、お店に入りました。
店内は広く、書籍の他におもちゃなども扱っています。ゆったりと本を選べる環境で「ホントは2時間と言いたかったんだがな」とつぶやきながら書棚を見て回ります。一番のお目当ては「Diet & Nutrition(食事と栄養)」のコーナー。いくつかの面白い本を入手できました。
季節柄、クリスマスプレゼント向けの商品がたくさん並んで、年末の雰囲気が楽しげなお店でした。店内に併設されたスタバで一服していると、もう約束の時間です。確認の電話を入れると5分と経たずに迎えに来てくれました。
この様子をフェイスブックに投稿したところ出版業界の友人からコメントがあり、昨今の日本と同じくアメリカでも書店経営は厳しく、家賃の高い繁華街には出店困難なのだそう。クルマ社会の米国ではなおさらだろうなと納得しました。
愉快な運転手に別れを告げ、ホテルでスーツケースをピックアップします。お茶しながら時間調整し、結構ギリギリを狙ってマッカラン国際空港に入ったところ、私の乗るユナイテッド航空は90分近くの遅延。原稿仕事などしながら出発を待ちます。離陸後は順調に飛行し、ロスアンゼルス国際空港のラウンジへ。ここで現地最後のメルマガを仕上げ、再び機中の人となりました。
全日空便の羽田への到着は日本時間の翌々日、火曜日の早朝。帰宅し風に浸かり、そしてクリニックへ。日常の診療に戻りました。
年末の忙しい時期に出張したぶん、これから診療を頑張っていきます。また締め切り原稿などもいくつか抱えていますし、タイトなスケジュールの1月を駆け抜けていきたいと思います!