あらためて、タンパク質の役割 | 118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

健康な人生を満喫している人は歯科と上手に付き合っています。歯科医師として日本初のアメリカ抗加齢医学会認定医が、歯科とアンチエイジングの意外な関係について語ります。

皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医
森永宏喜です。

 

このブログをお読みの方は

「タンパク質の重要性」については

理解されている方が多いとは思い

ます。.

でも臨床の現場で患者さんの

食事指導にたずさわっていると、

よほど勉強された方でない限り

十分な量のタンパク質は摂取

できていないのが現実です。

 

その原因のひとつは

「タンパク質の役割」

が十分ご理解頂けていない

からだろうと感じています。

 

どうしてタンパク質は大事

なのでしょうか?

改めて考えてみたいと思います。

 

 

☆タンパク質でなければ出来ないことがある

 

・構造タンパク質
→肉体を作るのはタンパク質です。皮膚、

爪、歯や消化管上皮、筋肉を作る

コラーゲンもタンパク質。

骨の基質(骨組み)もコラーゲンです。

 

これらが不足すれば身体の構造体は

減少し、萎縮していきます。

カロリーオフダイエットが不健康に

やつれるのはこのためです。
 
・運搬タンパク質

→ビタミンやミネラル、各種ホルモン、

そして薬剤も血液中には単独では

存在しません。

 

それらの分子構造を守りつつ身体の

必要な場所まで運び役割を発揮させる

のには、それらと結合して運搬する

タンパク質が必要です。

 

代表的なものは身体全体に酸素を運ぶ

ヘモグロビンがありますね。また各種

ホルモンにも特異的な運搬タンパクが

あり、それと結合することでホルモンは

不活性化するので活性化度の調整役

でもあります。

 

・機能タンパク質

→小腸で分泌されるタンパク質分解酵素

などはタンパク質です。タンパクを吸収

するのにもタンパクが必要ということですし

、ホルモン(血糖値を下げる作用がある

インスリンンなど)・抗体(粘膜の一次免疫

の主体であるIgAなど)の材料にもなります。

 

またホルモンの作用部位で結合して効力を

発揮する受容体(レセプター)もタンパク質

であることが多いです。

脳内の神経伝達物質の原料もタンパク質

(アミノ酸)なので、不足すると集中力の

維持・情緒の安定・認知機能などへの

悪影響も心配されます。

 

☆食事の中心に「動物性タンパク」を置こう

 

「ではどのような食材を摂ればいいのでしょう?」

という疑問がわいてきますよね。
食物によってタンパクの種類は異なります

ので、それを構成するアミノ酸の種類と

量は異なるわけです。

理想的なアミノ酸組成という点では、

植物性より動物性タンパクのほうが

優れています。


さらにビタミンB群で野菜類に豊富なのは

葉酸だけで、他は肉・魚類に豊富です。

特にB12は動物食品以外からの摂取は

非常にむずかしく、菜食主義者の人は

欠乏しやすいと言われています。


また吸収のよい有機鉄(タンパクと結合

している鉄、ヘム鉄)は肉や魚からしっかり

摂ることができます。植物性の無機鉄の

吸収率よりずっと高いです。

 

このあたりの知識を分かりやすく

「腑に落ちる」ようにお伝えすることが

出来れば、タンパク質をしっかり摂って

くださる方がもっと増えるのではと

期待しています。

ますます工夫が必要ですね。

 

☆検査で「異常なし」なのに、

あなたはなぜ不調なのか?

アンチエイジング専門歯科医が

教える『本当の健康』を

手に入れるためのメール講座
メルマガ・メール講座同時登録フォーム

━―━―━―━―━―━―━―━―━―━

第5回 アンチエイジング・ジョイントセミナー
開催決定!(参加費無料)

「歯と認知症の意外な関係を解き明かす」

 森永宏喜(米国抗加齢医学会認定医)

+定真理子(新宿溝口クリニックチーフカウンセラ)

6月26日 13時~16時

(千葉県南総文化ホール・館山市)

詳細・お申し込みフォーム

━―━―━―━―━―━―━―━―━―━