皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医・森永宏喜です。
マグネシウムは、カラダの中の非常に多くの化学反応と
興味深い研究があります。
マグネシウムは糖尿病境界域での血糖値管理に有効
マグネシウム不足で糖尿病境界域と診断された116人の
男女に対して行われたランダム化比較試験で、
マグネシウムを摂取した群はインスリン抵抗性に加えて、
空腹時および食後高血糖が著明に改善しました。
糖の代謝が改善し、境界域から正常へと
良くなったということですね。
さらにマグネシウム投与群は中性脂肪の減少と
HDL(善玉コレステロール)の増加を認めました。
実際に、糖尿病患者では、正常な血糖値を示す
人に比べ、血中マグネシウム濃度が低いことが
認められています。
またマグネシウムはカルシウムの「ブラザーイオン」
といわれ、それぞれの細胞内濃度の調整に深く
関わっています。
その一方で、必須であるにも関わらずマグネシウムは
現代社会では摂取しにくいミネラルです。
肉類に含まれるマグネシウムは多くなく、含有量の多い
海藻である「あおさ」や「ほしひじき」を継続して多く
食べるのは簡単ではありません。
マグネシウム補給には食事に十分留意して、
必要ならサプリメントなどを上手に利用するのも
選択肢のひとつです。
☆歯科とアンチエイジングの
意外な関係について知りたい
方は、 メール講座への登録
をおススメします。
検査で「異常なし」なのに、
あなたはなぜ不調なのか?
アンチエイジング専門歯科医が
教える『本当の健康』を
手に入れるためのメール講座