(ダンカー教徒のお話。。。)
かような謙譲さを持つ宗派は、人類の歴史の上でおそらく唯一の例であろう。あらゆる他の宗派は、真理は全て自分にあるものと考え、自分と異なるものがあれば、異なるほうが誤っていると考えている。
それはちょうど霧の日に道をゆく旅人に似ている。少し先を行く人々も、あとからくる人々も、また左右の野原にいる人々も、全て彼には霧に包まれているように見え、自分も他の人々と同様にやはり霧に包まれているのに、ただ自分の周りだけが明るく見えると思いがちなものである。
「フランクリン自伝」by ベンジャミン フランクリン
かような謙譲さを持つ宗派は、人類の歴史の上でおそらく唯一の例であろう。あらゆる他の宗派は、真理は全て自分にあるものと考え、自分と異なるものがあれば、異なるほうが誤っていると考えている。
それはちょうど霧の日に道をゆく旅人に似ている。少し先を行く人々も、あとからくる人々も、また左右の野原にいる人々も、全て彼には霧に包まれているように見え、自分も他の人々と同様にやはり霧に包まれているのに、ただ自分の周りだけが明るく見えると思いがちなものである。
「フランクリン自伝」by ベンジャミン フランクリン