インドを旅行して思ったことを徒然なるままに。

労働、資本、土地、が生産の3大要素だとすると、インドでは・・・

1. 労働 - 労働力は豊富。単純労働の人手も活用されていない印象(街中にはぶらぶらしていそうな若い人が散見される。でも、みんな太ってるから栄養状態はよさそう)。他方、どの観光地でも困らない程度の英語は通じる点、日本よりも労働市場は利用しやすいと思料。(例:ヒンドゥー語のニュースでも、政府発表の部分はそもそも英語で行われている)

雑感:「英語を公用語に」的な議論がでると「美しい日本語を守れ」的な批判がでやすい日本。インドでは日常言語はヒンドゥー語。英語は必要な程度には通じるし、知識階級では当然通じる。植民地宗主国の言葉であることが特に嫌悪感につながっているわけではなさそうだ。


2. 資本 - 大手資本はどの産業でも小さいのではないだろうか。

第1次産業 - 日本の農協のように組織されているのか?? 仮説:生産コストは安そうだが、物流・販売網が未整備のためそのコストが高いのではないか →要調査 (例:マンゴーの生産コストは1kgで数十円と聞いた。日本では輸入マンゴー(産地は不明)1個400円で売られているのを見ます)

第2次産業 - 外国資本の工場は道端に多く見られたが、中国のように国内資本の育成に転化できているのか??→要調査

第3次産業 - IT産業、英語力が必要な業務のアウトソース、は立ち上っている。集積も進んでいるのではないか。コストは相当安いだろう。(今回の旅行では 僕1人にガイド1人とドライバー1人がつきました。車とドライバー込で1日3000円程度なので20営業日で6万円。ガイドがデリーで2 bed room 2万円に住んでいると言っていましたから、月給約6万円程度と推定)


3. 土地 - 豊富に余ってます。農業に不向きな土地も多そう(気候が暑すぎることと、水が足りないこと)。ただし、都市間を結ぶ交通網ですら未整備なので、Logisticsを整備することが必要。日本の私鉄の創業者のような人々が大きく設けるチャンスは沢山ありそう。
電車は本数が大幅に足りない、遅延が日常化、一つの線が長すぎる、霧などの自然条件に対応できていない、など。
道路は未整備な部分がボトルネックになっている。ジャイプール→デリー ではひどい渋滞でしたが、道路も凸凹であったり、近隣住民の利用と高速道路の利用が分化されていなかったり。


このコラムはロジカルでは決してないですし、個人的な感想に過ぎないためとても主観的です。ご批判なさるのは自由ですが、生産的な議論にはならないでしょう。客観的な観点から、様々ご教授いただけると大変うれしく思います。

個人的に考える今後の投資対象:

第1次産業 - Arbitrageの機会を探求。今回はワインを買って帰ったので、味を見てみたい。
第2次産業 - 国内で整備が急務と考えられるインフラ関連。特に、水、電気、道路、車、列車網。
第3次産業 - 金融業。資本が足りないうえに、金利が高い(短期金利は7.25%になりました)


上記の写真を入れて、また今後この記事は書き直す予定です