こんにちは、神社伝書びと 守本です。

最近(と言っても9月)巡った神社を
関西編と九州編で交互に書いています。

今回は、堀越神社です。

少彦名神社
豊國神社
坐摩神社
難波神社
サムハラ神社
住吉大社①
住吉大社②
堀越神社左矢印今回はココ
生國魂神社
枚岡神社
石切劔箭神社
磐船神社




予告では生國魂神社と1つの記事で
書くつもりでしたが
少しでも更新をまめにするため
分けることにしました。

早朝に住吉大社ご参拝をしたあとは
阪堺電軌阪堺線で
堀越神社へと向かいました。
行ってみて初めて、この路線が
路面電車だってことを知りました。
・・・大阪の交通網おそるべしあせる

だけど、路面電車から見る風景って
いいですよね。
街の素顔が見れるような感じがします。

‥‥車内はめちゃ混みでしたけど汗
行きたかったけど諦めた
阿倍野王子神社の側を通り過ぎて
下りたのは、天王寺駅。
たくさんの人が降りるから
なんとか一緒に下車できました。

駅から堀越神社までは一本道で
10分ほど。
よーし、直進!

・・・あれ?
このたっかいビル、なんか
見覚えある。。。

あ、
あべのハルカス!

そういえば、何年か前に
マリオットに泊まって
登りましたなあ・・
と、思い出して撮ったのが
最初の写真です。
観光で遊びに来た大阪と、
真剣な神社巡りで来た大阪とでは
目に映るものも
違って見えるんだなあ~ 笑
と気づきました。

さてさて、堀越神社は
こんな街中にあるわけです。



↑この日は平日だったもんで
通勤の方々が忙しく歩く歩道の上で
遠慮しいしい撮りました。

しかし、、、
ここは別世界みたい。


堀越神社は、読者さまの
ご紹介で知りました。
というか、この神社を下調べして
「あー、あの神社か」と思いました。

この神社は、全国からご参拝に
来られるところなんです。
なぜかというと、

ひと夢祈願

といって、

人の一生に一度お願いを叶えてくださる

と言われているところなんです。
「あの神社か」と思ったのは
以前、友達に頼まれて
リーディングをさせていただいた方が
道ならぬ恋に邁進されていて
そのお相手の方と結婚できますように
と、遠くからこちらにご参拝に
来られたと聞いたからです。

あ、ちなみに友達は
その方のことを心配して
ご紹介くださったようでした。

思っていた以上に小さな神社でした。
(失礼)

だけど、、、
ご参拝者は途切れることなく、
次々に、次々に来られます。

元々のイメージが、
恋愛系のご参拝向きに雰囲気を作って
あるんだろうな、なんて
勝手な想像だったのですが

実際にご参拝に来てみれば
全然違いました。



う、、、、わぁお~!!

なんて、
ストイックで清らかな場所なんだ・・
すうっと、冷たい氣が
心の底の汚れまでも
洗ってくれるような感じがします。

神社でストイックという表現は
変ですが、なんというか
とっても控え目で、
涼しい感じの神様なんです。

ご祭神は、
崇峻天皇さまです。


また、珍しいご祭神です。
崇峻天皇さまと言えば、聖徳太子の時代
臣下である蘇我馬子に弑逆された
悲劇の天皇です。

その崇峻天皇を偲んで、
聖徳太子が創建した、というのが
この堀越神社の由緒となっています。
かつては南側に堀があり、
この堀を渡ってご参拝されていたことが
名前の由来のようです。


崇峻天皇さまが暗殺されたのは
不用意な一言がもとになっている
のだそうです。
蘇我馬子が政治の実権を握る中、
実質、蟄居させられているに等しい
崇峻天皇さまは、その一言がもとで
実権を取り戻そうとしていると
疑われ、暗殺されてしまいます。
詳しくはここではご紹介しませんが
そのことから、崇峻天皇さまは
短気なご性格であった、と
一般的には解釈されているようです。
聖徳太子もその思慮の浅さを
諫めたと言われています。

しかし、このとても涼しい目の
清らかな神様が同一人物とは
私にはどうも考えられません。



・・・?うーんとなっていた
私に、
崇峻天皇さまは、恐れ多くも

私に聞きたいことがあるのか?

と声をかけてくださいました。

そこでお聞きした内容は、

暗殺の引き金となった発言の話は
誇張し捏造されたものだけれど、
もともと、発言が軽はずみな
傾向はあった、ということでした。

ではなぜ、
今はそのように思慮深く、
また慎ましい存在でいらっしゃるのか
お尋ねしてみました。

すると、、、お答えは

それは、
厩戸のに諫められたからだ

というものでした。
なんと、
厩戸皇子(聖徳太子)は、
非業の死を遂げた崇峻天皇さまを
ここにお祀りするとき、

神になられるのですから、
これからはしっかりなさいませ


という意味のことを言われたのだ、
というのです。

それで、神としてふさわしくあるよう
魂を整えたのだそうです。
するとですね、
天皇としての責務を果たせなかった、
民のことを考え役に立ちたかった、
という想いが、
神として祀られたことで
叶えられたのだ、と気が付いた
のだそうです。

存分に民を慈しみ、愛することができる
そのことがとても嬉しく、
今のように晴れやかで涼やかな
存在になることができた、

そういうお答えでした。

菅原道真公もそうですが
神として祀られたことで
魂が救われた、と考える神様は
それに報いようと
懸命に働いてくださいます。

この神社が、一願が叶うとされているのも
そのような神様の働きによるもの、
なのかもしれませんね。

ただ、人間の方もそれに甘えず
精一杯の努力をしなくてはならない
ことは、もちろんです。

ところで、
この堀越神社の波動の高さは
場所が良いことからも来ている、
と思います。

大阪夏の陣の本陣となった
茶臼山の頂上で、
稲荷神社の白狐が家康を導いたと
言われていて、
その稲荷さまがここにあります。
(もともとは茶臼山山頂にありました)



茶臼山についての知識は持って
いませんが、相当なパワースポット
であったことが窺い知れます。
その良い氣を、この地は取り込んでいます。
崇峻天皇さまの魂が速やかに
癒されたのは、この地の力もあるのだと
思います。

熊野第一王子宮↓

ご祭神は明記してありませんが
「熊野九十九王子」の第一王子である
との説があるようです。
坐摩神社との繋がりもあるようですが
ここは光の強い場所でした。

白龍社、黒龍社もあります。
白龍社↓


そして、
太上神仙鎮宅霊符尊神です。↓


ここもご祭神が明記されていませんが
恐らく天御中主様であると思います。
ある妙見神社の関係で、ひそかに授与
されている鎮宅霊符を
見たことがあるからですが
この霊符にある神様は、
宇宙の根源神として鎮座しており、
これはイコール、
アメノミナカヌシさまであると
みなされるからです。

本当に、どこの摂末社も
めちゃくちゃ波動が高いです。

良いご参拝をさせていただきました。

ご朱印です。


ちなみに
道ならぬ恋の方のご相談ですが
お相手はまったく離婚するつもりも
その方と結婚するつもりもないことが
わかりましたので、
私は人様の恋をジャッジできる
ような者では全くありませんが
それをお伝えしました。

その後の恋のゆくえは知りませんが
その方は、間もなくして
海外に移住されたので
ご自分でふっきられたのだと
思います。
もしも彼女の一願が叶い
そのような方と結婚したならば
彼女は、幸せにはなれなかったかも
しれません。

神様は
ただ願いを叶えるのではなく、
一人一人の幸せを願い
お計らいくださる、ということ
なのだと思います。

願う側も
あれがいい、これはいや、という
意識ではなくて
叶っても叶わなくても
それが自分にとってベストなのだ、
という意識で
神様にお任せができると良いですね。

それにしても
聖徳太子さまは、やはり
人間離れしていますね爆  笑

次回は、もともと1つの記事に
するつもりでしたので
このまま続けて生國魂神社を
ご紹介させていただきます。

AmebaOwnd神社伝書びとのおぼえがき
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