私の住んでいる呉江区では
数年前からリサイクルゴミの回収をやっている。
 
使い終わったペットボトルやガラス瓶、
新聞紙、金属など再利用できるものを、
毎週、回収車が各小区の指定場所まで
引き取りに来てくれる。
 
普通ゴミのときに捨てれば「ただのゴミ」だけど、
リサイクルゴミの日に持って行けば
立派な「資源」。
 
そしてこの「資源」は、
重さによって、指定の金額で
買い取ってくれる。
別にお金のためにやるわけじゃないけど、
モチベーションになる(゚∀゚)
 
公示されている回収価格。
 
ある程度の量がある方がいいので、
かなり溜めてから、持って行く感じ。
 
幸い中国の家はスペースに余裕があるので、
ペットボトル、瓶、缶、溜め放題!\(^o^)/
 

 

 

係の人が、種類ごとに重さを測り、

各人のノートに記帳。
 
ガッツのある人(?)は、
共同のゴミ箱を覗いては段ボールとか集めて
この日に持っていったりしてるみたい )^o^(
 

「買い取ってくれる」と書いたけど、
実際には現金と交換してくれるわけではなく、
集めた金額に応じた物と交換してくれる仕組み。
 
日本で昔(今はないのかな?)
廃品回収車が家の周りを回っていて、
トイレットペーパーと交換してくれたような、
まさにそんな感じ。
交換できる物は、
洗剤、ティッシュ、石鹸、ゴミ袋など
生活必需品。
 
ついこないだ、
3年ほど溜めたリサイクル金を、
初めて物に交換!
ティッシュ6包と、
ポケットティッシュ22個になりました〜\(^o^)/
なんかものすごい達成感と充実感w
 
 
しかし残念なことに、
このリサイクルゴミの回収、
ウチの小区は参加してる人が非常に少ない!!
たぶん回収自体を知ってる人が少ないんだと思う。
せっかくいいことやってるのに
周知が全然足りてない…(ノД`)
ウチの小区は、大々的な告知無しに
ぬるっと始まったし…。
 
 
 
数年前、前に住んでいた小区で
このリサイクルゴミ回収が始まったときに
担当の人がわざわざ各家庭に来て
手渡してくれた小冊子。
 
当時、そこに書いてあることを読んで、
衝撃を受けた。
 
ここ。
 
「我が区(呉江区)には約130万人の人が住み、2012年の生活ゴミは62万トン、毎日平均1600トンのゴミが排出されています。
またそれは毎年7~10%のスピードで増加、我が区の土地資源と生態環境に巨大な圧力となっています。
現在、生活ゴミ処理は、主に埋め立てと焼却の2種類がありますが、我が区の生活ゴミ処理方式は、埋め立て方式のみです。
毎年、少なくとも130亩(およそ1950ヘクタール)の土地に埋め立てています。そしてその影響を受ける土地の面積は数倍以上に達します。埋め立て方式による土地の消費は、環境汚染を極大化するだけでなく、常に社会に潜む大きな危険となります。」
 
 
…いま読むだけでもゾッとして、
吐きそうです )^o^(

ちなみに1950ヘクタールは
だいたい東京ドーム417個分みたい。
(←どっちみちピンと来ない)
呉江区のゴミだけでこの量…。
蘇州、江蘇省、上海…
他はどうなってるんでしょう…((;゚Д゚))

金属とかプラスチックとか
全部そのまま埋め立るとか本当にヤバイ…。
 
 
この広大な土地を持つ中国でも、
ゴミによって奪われていく土地。
本当にゾッとする。
 
 
他の区とか、他の市とかでも
リサイクルゴミの回収やってるんかしら?
 
 
最近、地下鉄の「乐桥」駅で見かけた広告。
蘇州の他の区でも始まるのかな…??
始まるといいなぁ…。
 
中国はいつまでも発展途上国だって
言い張ってる場合じゃないよね?(´ω`)
 

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中国でゴミの焼却処理や堆肥処理を
行っている都市もあると思いますが、
中国のゴミ処理の主要方法は埋め立て方式だそう。
埋め立て方式は、低コストで大量処理できる
という利点がありますが、
土地に残った大量の細菌やウイルス、
重金属が、土壌や地下水源を汚染する
問題があります。