東北発未来塾 5月12日 「食のチカラ 食で地方をよみがえらせる」(1) | 森下幸蔵のブログ

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平成26年6月7日(土)

16才も年下の友人と飲みに行って、とても気持ちがリフレッシュしました。

 

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福井中央倫理法人会で一緒に学んでいる仲間でもあります。 [embed]https://www.facebook.com/fcentral.rinri[/embed]



東北発未来塾

ETV 5月12日放送
『食のチカラ 食で地方をよみがえらせる』

ナレーション:川島海荷


(ナレーター)食で地方をよみがえらせる秘訣って、どんなもの?それを学ぶ塾生はこちらの六人、
塾生:
日本調理技術専門学校 宮下真実さん
日本調理技術専門学校 渡部 悠さん
飲食店経営 木下智也さん
宮城大学 3年 高橋君佳さん
宮城大学 1年 柴田菜直さん
宮城大学 1年 谷口智紀さん


調理専門学校に通う料理人の卵と食で地域おこしをしている学生たち。

そして、震災で失った実家の旅館を再建しようという若者です。




  
食で地域をよみがえらせる


(講師:料理人 奥田政行さん(44))


(奥田)
えーっと、今日は食の、食で人を呼ぶっていうことをやりたいと思います。
鶴岡って、食材が豊富なので、「食の都」になれたのですが、その食の都にしていくときに、すごく奥田シェフだけで言っていると、シェフなので信頼性もあるんですけど、意外に信頼性もないんですよ、はい(笑)」


(ナレーター)
そこで、奥田さんが頼りにしたのはこの人。
山形大学農学部の江頭宏昌先生。在来野菜の専門家です。


山形大学農学部准教授 江頭宏昌さん


(江頭)
私は、研究しながらなんですけれど、ただ研究してそれで終わりだけでは何も起こらなかったと思うんですけれど、奥田さんとの出会いによって、初めてそれが息を吹き返したというか。


(ナレーター)
これまで奥田さんと江頭さんは、庄内の農家を訪ね、埋もれていた在来野菜を発掘してきました。

これまで埋もれていた在来野菜
紫折菜
雪菜
外内島きゅうり
漆野インゲン

この二人の活動によって、現代によみがえった在来野菜があるそうです。



  
在来野菜を復活


(奥田)(江頭)
おはようございます。、

(後藤)
おはようございます。

藤沢かぶ生産者 後藤勝利さん


(ナレーター)
こちらは在来野菜「藤沢かぶ」の生産者、後藤勝利さんです。
後藤さんに案内された先には、急な斜面が広がっていました。
実はここが藤沢かぶの畑なんです。
よーく見ると足元にたくさん顔を出していますね。


(後藤)
藤沢かぶ作り始めてからっていうか、色々いきさつあったんだけど、まず、今、こうやって軌道に乗るようになってから、平成元年からやってますんで、二十何年ですか、なってます。


(ナレーター)
藤沢かぶは伝統的な焼畑農法によって明治以来から作られてきたそうです。
山を焼くことで、栄養を豊富に含んだ土壌が作られます。
ここで育った藤沢かぶは、上品な甘さと辛さを兼ね備えるそうです。
しかし、すべて手作業。
農家には大きな負担になっていました。
奥田さんと江頭さんが初めて畑を訪れたころ、焼畑農法は存続の危機を迎えていました。
そのため、藤沢かぶは「まぼろしのかふ」と呼ばれていたんです。


(奥田)
まぼろしのかぶがあるって聞いて、そのまぼろしのかぶって見てみたいなと思って、で、江頭先生と急な所を登って行って、で、パタって、足元を見たら、このかぶが。
で、後藤さんを紹介されて、『一本食べていいですか?』と言って、で、一本食べたら、味が、初めて会う衝撃的な味で、この食べもので、次の時代に引き継いでいかないといけないなとその時思った。

(奥田)
これ足元のやつ抜いたから。
そうそう、抜いたから、そうそうそうそう。
どう、足元あるやつ、抜いて食べてみたら?


(ナレーター)
土の中から、そっと抜いていただきます。


(塾生)
美味しい!

(江頭)
甘いでしょ?

(塾生)
甘い!

(江頭)
そうやって、噛むと辛くなる。横を噛むと。そう、横から。

(塾生)
くるー!
からーい!(笑)

(ナレーター)
実はよことたて、かじり方で味が変わるんです。


(江頭)
10年近く、一緒に焼畑を勉強させてもらいましたけれど、あのー、すごい知恵ですね。
焼畑で作ってかぶと、その普通の畑で作ったかぶっていうのは、形こそ似てても、食べたら全く味が違う。
もう、これは歴然としています。
子の焼き畑がなくなると、この味が消えるんだというのは本当に、実感しましたね。


(ナレーター)
藤沢かぶを次の世代に遺したい。
三人が作り上げたのは、「料理人}、「生産者」、そして「研究者」のネットワークでした。
生産者が育てた貴重な在来野菜。
それを料理人が、美味しい料理にして、価値を見出していく。
さらに研究者の専門的な知識は、栽培方法の改善や、新たな料理に活かされます。
この三者の連携で、在来野菜の魅力は広く知られるようになりました。

明日に続きます。