東北発未来塾 5月12日 「食のチカラ 食で地方をよみがえらせる」(2) | 森下幸蔵のブログ

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昨日の続きです。



平成26年6月8日(日)


東北発未来塾 5月12日 「食のチカラ 食で地方をよみがえらせる」(2)



(奥田)
ある日、後藤さんのところで、畑であれしたら、思いついた料理があって、食べたらおいしくて、後藤さんにすぐ電話して、ものすごい料理ができましたって、それは、後藤さんに喜んでもらうために考えた料理だったんですけれど、ただそのお料理だけで、毎年秋にツアーがあって、この畑も見て、その料理を食べる。

(後藤)
一番多く来た時は、大型バス3台で来たのにびっくりした。
一日仕事になんない(笑)
だまーって、切り株の上に座って、校長先生みたいに、こうやって、話したけど(笑)
なんにも仕事になんねえ(笑)

(奥田)
これで、今度、こうやって見て、ほら、こういう風に美味しくしたいんだよねって、ひと言、江頭さんに言うとその一言で、江頭さんは、いっぱいの勉強をしてこられるんですよ。

(江頭)
ここがねー、やっぱり、連携の醍醐味だよね(笑)
後藤さんみたいなちゃんと伝統的な技術を継承して伝統的な技術をもって栽培できる人がいて、、で、プロフェッショナルの料理人がいて、初めてできた連携だと思うんだね。


(ナレーター)
奥田さんは、藤沢かぶの辛味を生かした新作料理を考えました。
かぶの気持ちになった料理法なんですよ。


(奥田)
えー、ここのかぶは動物から食べられたくないので、ここに二重の輪郭があるの、分かりますか?

(ナレーター)
内側が甘いところ、そして、外側は動物に食べられないように辛くなっているそうです。

(奥田)
ここは、動物に対して、辛くて毒だよ、と知らせるためのものです。
藤沢かぶをネズミにかじられたという風に錯覚させます。
かじられてるでしょ、かぶが。
えーと、ネズミの体温は何度くらいですか?

(塾生)
38、36。

(奥田)
はい、38度とか人間よりちびっとあったかい。
これをかじられた、かじられた。

(ナレーター)
さらに、ネズミの息遣いも再現して、二酸化炭素を入れると…。

(奥田)
このかぶの中の酵素が動いて、辛い。
辛くなってるでしょ? 食べると。

(塾生)
辛いです。

(奥田)
このままね、明日まで時間をおくともっと酵素が動く。
辛くなります。
おもしろいでしょ。
調味料を一切使わない味作り。

(ナレーター)
この藤沢かぶ、いったいどんな料理に変身するのでしょうか。



(後藤)
お邪魔します。

(全員)
こんにちはー

(後藤さんの奥さん)
おじゃましまーす。

(ナレーター)
この日は、藤沢かぶの生産者、後藤さん夫婦を呼んでの食事会です。
新作のお料理は、真っ先に生産者に振る舞われます。
こちらが藤沢かぶの辛味を最大に生かした料理。
米沢牛に添えました。
さて、お味はいかがでしょうか?


(塾生)
美味しい。
下の部分が一番、辛味がある。

(奥田)
そうそうそうそう。

(塾生)
渋味をあるし、苦味もあるし…。

(奥田)
ここで作っちゃうと、また、来年も後藤団が、タネ播かなきゃくなってします。

(全員)(笑)

(後藤)
なんて言うんだろう。郎理の先生にも習います。
ただ、かぶ作っているじい様ですけど、この味っていうのは、本当、楽しませていただける味だと思うし、たくさんの人にこうやって出していただきたい。
これがじい様かぶだー。これがおれの励みになってくると思うし。

(塾生)
一番理想の形で出してくれているから。

(後藤)
うーん、本当。
おれの望んでいる味が出たっていうか。焼畑の味っていうか(笑)

(奥田)
これがあるから、やめられない。レストランも。
で、これがあるから、藤沢かぶも作る人もやめられない。

(後藤)
そう。こういう風に化けてくるから。今年は何に化けてくるのかなって、楽しみもある。

(奥田)
今度そうすると後藤さんが友達をいっぱい連れて、この料理を食べに来る(笑)


(ナレーター)
食のチカラ、Gorden Rule 『人と人との“つながり”が“食の価値”を高める』



明日に続きます。



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