略奪~36-2 | はるちゃんのブログユンジェと共に

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ユンジェとTVXQを応援する前向きな妄想する部屋...にゃんこのぱくと遊ぶ部屋



    Side-ジェジュン



  鳴り響く携帯電話
  着信は....ユチョン
  出たくない..だけど..あまりに鳴り響く電話....


     「 もしもし....?」

     「 ジェジュン....か?」

     「 うん...何?」

     「 あのな、落ち着いて聞けよ
       あいつ、事故にあった....」

     「 え? ..誰のこと?」

     「 だから、あいつだよ
       最近おまえと一緒にいる..」

     「 まさか...ユノ?」

     「 そうだ...」

     「 でも..なんでユチョンが知ってるの?」

     「 アイと会った後な
       あいつ、アイが俺と幸せに暮らしてる..
       それをおまえに早く伝えたくて急いだんだろう..
       急に出てきた車に....
       アイが教えてくれて今、病院にいる..」

     「 嘘..イヤだ..ユノ..
       ボクを..置いていかないで...
       ユノがいないと.....」

     「 ジェジュン..おまえ、ユノを...」

     「 ...アイシテル」

     「 今から迎えに行くから
       支度して待ってろ..なっ!
       しっかりするんだぞ....」

     「 うん..早く..きて...」



  嘘だ...ユノが...
  ユノ..お願い..また、ボクに笑顔見せてよ..
  ごめん..誤りたい..ボク..
  だから..ユノ.....

     「 ジェジュン..大丈夫か?」


  ボクはユチョンの胸で泣いた
  大声で泣いた....
  そんなボクをユチョンは周りをはばからない勢いで
  抱きしめてくれた....

     「 ...大丈夫だ、意識はあるみたいだから..
       ただ..頭打ったみたいで記憶があるかどうかは..」

     「 え?..ユノ、ボクの事
       覚えてないの?」

     「 いや..わからない...」

     「 ...行こう、着いた...」


  病室の前....

  ボクの足が止まった..
  入れない..ユノが覚えてないとしたら..
 
  またボクは一人になってしまうから......