FMの番組コンテンツ(コーナー)で
「オリジナルソングをレコーディングしよう!」
という企画を、昨年に何度かやってみました。
パソコンと簡単な機材さえあれば
YouTubeにアップして友人、知人たちで楽しむくらいの
オリジナルソングと映像くらいは作れてしまう世の中です。
富山で知り合った友人たちも、
たくさんレコーディングして
オリジナルアルバムを作っているのにはびっくり。
全くプロが作ったものと遜色ありません。
これからは「生成AI」で、
音楽や映像も、テキストでイメージを入力するだけで、
特に知識がなくてもどんどん作れてしまう時代。
そうなると、美術や音楽の専門知識を持っている
特殊技能型のクリエーターなんて必要なくなるわけで、
一億総「音楽&映像クリエーター」時代の到来も間近です。
フィルム時代のカメラマンが
デジカメの普及で国民全員カメラマンになり、
プロで食べていけない人が多くなったのと同じです。
そんな作り方で誰が感動するのかどうかはわかりませんが、
プロでもアマでも、
作った本人さえ満足すれば良いというのが
ここ数年のクリエーターのマーケットのような気もしています。
出版・版権元だけはお金を稼げるかもしれませんが
クリエーター本人というのは
完全に趣味の世界になると思いますね。
もう、国民全員が知っているような
大ヒット曲が生まれるということは
まず無いでしょう。
多すぎるメディアの穴埋めに「版権」すら曖昧に
ただ同然のギャラで使われるだけです。
文化水準はどんどん下がっていく気がしています。
唯一救われているのは、
昭和時代とアニソンの多様な音楽コンテンツが
世界に通用する日本の音楽の
大きな財産であるということだと感じています。
でも、日本のアニソンは油断していると
K-POPと欧米のHip-Hopのアーティストに
取って代わられてしまうかもしれません。
話が脱線しましたが、僕らアナログ世代は
ミスしながらみんなで化学反応を起こし
作品を作り上げていくのが楽しみという世代なので、
たとえば音楽制作でも
PCだけで音楽を作る「DTM(Desk Top Music)」よりも
ちょっと実際に弾いてる、歌っているアナログの
「MTR(multi-track recorder)」での音楽制作の方が
作っているという充実感があるんですよね。🤣
まあ両方ともパソコンで作るんですけど。
富山に住み始めてすぐに
コロナで巣篭もり生活を強いられたので、
「DTM」での音楽制作を始めました。
アプリを使いこなしているわけではなく、
YouTube見ながら覚えたので、適当です。
なので、使いこなせない部分はアナログで多重録音。
いわゆる「MTR」の多重録音感覚😅
まあでも、
カバー曲のオケも、自分に合ったように作れるので、
ライブの時などに重宝しています。
楽しくて、ものすごい数の
コラボ曲を作りました。
ほんの一部ですが・・・。
趣味の世界には
ありがたい時代ですが、
プロの方々にとっては厳しい時代ですね。
僕の生活の糧にしてきた
デザインの世界も同じです。💦