■BOOK「うつくしい子ども」石田 衣良/作


私が石田衣良氏の作品に出会ったのは、多分8~9年前になるだろうか。
「4TEEN」を読んだときに遡る。

「4TEEN」は直木賞を受賞、私はその後続けて他の作品も読んでみたから、
結構良い本だと思ったんだろう。
(でも「4TEEN」もその他の作品の内容もここに書けるほどには覚えていない)


それから、久しぶりに手にしてみたのが、この「うつくしい子ども」であった。

神戸連続児童殺傷事件をもとに生み出した作品だということは、
読んでいてその雰囲気はわかるが、私の中ではっきりしたのは読んだ後に
wikipediaを見てからだった。


そういう状況で、まず言いたいのは「作家の役目って何だよ!!」ということでした。


この本は、悪い意味でわかりやすすぎる。


その上に登場人物に「アク」がなさすぎる。


わかりやすすぎる、というのは、このときに主人公が何を考えているのかが
全て文章の中に書いてくれている。

それに、ストーリー自体、全く凝った内容ではないので、おおよその見当は誰でも立てられる。

この作品のメッセージといえば、それはまさに神戸連続児童殺傷事件の問題提起と
類似していると言っていいだろうし、違うといっても
昨今巷で言われている、教育事情問題だったりするので、
誰でも一瞬は考えたことがあるようなこと。


ということなので、私はこの本を友人には勧めませんし
教科書としても、簡単すぎると思います。


そういう感想を持った上で「作家の役目」はこの本でよしとしていいものか、というのを
えらそうに考えてしまいました。


例えば、油絵でも、本物そっくりにりんごを描くことができる人はいますが、
それを見たときに、テクニック面では感動しますが、
その感動が逆にその絵の内に秘めた想いを観客に伝えることを邪魔してしまうと思います。


ミステリー映画、ミステリー小説、などは特に
テクニック面を強化することはできるかもしれないが
それは、私が読書に求めていることではない部分の比重が高くなりますので
私は観たり読んだりしたくないなと思ってしまうのです。


そして、そんなことを思い出させるほど、「きれい」に整っていた本作品。
うーん。

2011.01.24 トロント 晴れ


今日は、特に特別なこともしなかったので、

ちょっと英語の勉強について記述いたします。


これをお読みの方、あくまで超超超初級者のたわごとと思って下さい。


私は少々楽器の経験があるので、思い出すのが

「楽器は耳で上手くなる」ということ。


上手な人の音を耳で聞いて、それを真似する、

あるいは、自分の音を聴きながら、それが良い音かどうか判断しながら練習する

(それを怠ると駄目な出し方を練習してしまうことになりかねない)、

という意味で「耳」の大切さを端的に表していると思います。


そして、今英語のスクールに行ってみて、英語も「耳」が大事だなと思うのです。


その理由の第一に、言わずもがな、発音しても「伝わらない」というのは、

コミュニケーションの上で致命的です。

「伝わらない」理由のひとつに「発音」があると思います。


ではその「発音」はどうやって身につけるか。


それはやはり「耳」かと思うのです。


英語では、同じ「シ」でも複数パターンが存在します。

その違いを認識しないことには真似できないし

たとえ本を読んでその違いを知ったとしても、自分が正しく使い分けられているかは

自分の「耳」がきちんと鍛えられていないと判断できません。


私は残念ながら「受験勉強命!」の生活を学生時代に送ってしまったので

英単語はカタカナにして覚えたりしたものです。


そして、今日になって、空港で「荷物に液体物は入ってないですか」の

「液体物=liquid」が聞き取れなくて情けない思いをしたりして。


皆さんは「again」の発音は「アゲイン」よりも「アガイン」の方が近いとご存知でしたか??

私は、今そう聞いても、すぐには順応できなかったりする不器用な人間なのです。


でも、これって、仮定法が理解できています、とか

過去完了が説明できます、とかいうことよりも、コミュニケーションにおいては大事なこと。


なので、もっと以前から自分の「目」でなく「耳」を使って勉強すべきだったなと思うのです。


また、「耳」の大事さを主張する理由の二つ目として、スクールの仕組みが挙げられます。


スクールの先生は、もちろん英語でのみ話します。

しかも、私が思っていたよりも、全然速く話します。

なので、2週間ちょっといたくらいでは、全部聞き取れることなんてめったにありません。


そうすると、「耳」が慣れているかどうかが、まさに授業についていけるかどうか

を左右します。


だって、もし上手く文章が作れなくて、「聞き取れても答えられません」というときは

単語を並べたりすれば、先生がヘルプしてくれます。


でも「聞き取れませんでした」と答えたとしても、先生が(多少ゆっくりと、そして簡易な表現で)

「英語で」もう一度説明してくれるだけです。


だから、「耳」が鍛えられていないというのは、そもそも授業に参加する最低限の準備が出来ていないと

思っていいのではないかと思っています。


でも、これは授業の場面だけでなく、普段の生活の場でもそうかもしれません。


相手の言っていることがわかれば、

飛行機や空港で何かイレギュラーなことがあってもアナウンス通りに行動できるわけだし、

道を聞かれたときなども、相手が知りたいことさえわかれば、あとは地図やボディランゲージなどで

伝えることは出来ると思います。


でも、やっかいなことに、「耳」を鍛えるのは時間がかかるんですよね。。。

一朝一夕というわけにはいかない。。。んーん。


ということで、「英語は耳で上達する」。

今のところの私の持論です。

2011.01.23 ケベックシティ 晴れ


今日はケベックシティを観光します。

今日のケベックシティは超超超寒い!! マイナス20度です。


今日は、まずはホテルの近くでタクシーを捕まえて
モンモランシー滝へ。


モンモランシー滝までは、10分ほどで着きましたが
その途中の景色がまたきれいで!!


ずっとセント・ローレンス川に沿って道を進むのですが、
川はほとんどがっちり氷がはっていて、朝日を反射させていました。

こんな絶景初めて目にするので感動的でした。


モンモランシー滝は、その規模のわりに、ひっそりと水を落としています。

やはり、滝の水も半分ほど凍り付いていて、水の勢いが全快!というわけではないですが
それでも私にとっては十分見ごたえがありました。


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ちなみに、この滝のところでは、タクシーは拾えないからと、
タクシーの運転手さんは私を待ってくれていて、
滝の写真だけとって、次の目的地へと向かいました。


次は、さらに20分ほど、中心地から離れたところにある
サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂です。

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1930年に建てられたといいますが、大きなゴシック式の荘厳な建物は
遠くから屋根が見えた時点で、かなりの存在感です。


ガイドブックをあらかじめ読んでいないと見過ごしてしまいそうですが、
天井画がすべてモザイク画になっていて、それはそれは手のこんだ教会なのです。

そして、多分「僻地」といってもいいような場所なのですが、
本当に大きな教会で、結構遠いのですが、行く価値があります、絶対。


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私は、その教会でもタクシーが拾えないだろうということで、
タクシーを待たせていたので、料金が結構高くなり、
サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂の近くにあるであろう渓谷はあきらめて
中心地の観光をするために、タクシーを戻すことにしました。
渓谷も、すぐそこに見えたら行こうと思ったのですが、教会のところからは
よくわかりませんでしたので。


さて、ケベックシティはいわゆる観光地域が旧市街と呼ばれていて
城壁で囲まれた「アッパータウン」と城壁の外のセントローレンス川側「ロウアータウン」の
2つの地域に分かれています。

単に、城壁で囲まれた部分は、その外側よりも高くなっているために
そう呼ばれていると思われます。


どちらも、昔ならではの雰囲気そのまま、現在は世界文化遺産に登録されています。

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どちらも、徒歩で観光するにはちょうどよく、
一通り散歩して回るのに、2時間+2時間=計4時間で十分だと思います。
もちろん、買い物をしたりするなら、プラスアルファ必要ですが。


この文化遺産地域は、散歩好き、写真好きにはたまらない。

そしておしゃれな雑貨屋さんやギャラリーもあるので、ART好きにもたまりませんっ。

ロウアータウンも、首折れ階段の先の Petit Champlain通りは、
かわいいお店が並んでいて楽しい。


総じて、私の中でケベックシティは「かなり良い」街としてインプットされました。
海外旅行好きな人にお勧めの場所として、紹介していくことになりそうです。


ホテルへの帰り道、途中でカナディアンシンガーの人に出会いました。
日本で5年間ほど、歌っていたことがあって、もともと日本人に敏感な上、
偶然にも今日一日で私を見かけるのが2回目だ、というので私が声をかけられました。
彼には、夏がきれいだっと勧められたので、ぜひ機会があれば、
夏にまた来たいと思います。