■BOOK「まんが道」 藤子不二雄A


あのびびる大木氏が、人生の書として崇める「まんが道」を読んでみんとす。


主人公の満賀道雄という人物が、まさに藤子不二雄A氏ということなのだが、

それよりも何より自分自身と、そしてこれまで小説などで読んできたドラマチックな時代背景が

まさに合体した作品である。


非常に小心の持ち主であり、また当時の日本人として当然のように将来に大きな不安を抱え

そんな時代に自分で将来を切り開く自信もなく(客観的にみれば、十分将来を拓いているのだが)

……そうした隠さないパーソナリティが、一部が自分と重なる、

そしてこの「まんが」を通してひしひしと私の心を打つ。


「これがまんがなのか、藤子不二雄A氏が求めていたまんがなのか!」と

うねらずにはいられない。


「まんが」と一口に言っても、その内容は様々である。

今の時代、ときには「教育によくない」とか「飽きた」などと自分や家族の人生からまんがを切り離す人も多い。

一方で、子どもから大人に至ってまで、まんがを手放せない人も増えていることも事実。


それは一重に、まんがの多様性と、質の向上が背景にある。


今の時代を見据えて「まんが」界を開拓してきた、

藤子不二雄A氏と手塚治虫氏とその周りのまんが家の方々の努力と先見の目と、その野望に

感服し、また感謝する。

2011.02.15 シカゴ 晴れ


今日は早朝より、シカゴの宿泊所より、バンにお迎えに来てもらってオヘア空港へ。

今日、ついに長い旅が終り、日本に帰ることになります。


本当にさみしくて、バンの運転手にも「帰りたくない~」と訴えました。

運転手は、ずっとシカゴに住んでいるそうです。

ループ(シカゴの中心地)にとても近いところに一人(+2匹の猫)で住んでいるそうで

いいですね。

ただ、シカゴに住むのは「税金が高い」そうです。


今回は乗換です。

一旦ミネアポリスまで行って、乗換ます。


ミネアポリスからは12時間以上のフライトです。

しかもデルタ航空は、各席にディスプレイがないため、自分の好きな映画を観ることもできません。


ですが、今回は席に恵まれ、隣がいない3人がけの通路側、しかも窓際の方の前が空いているため

(非常口から2列目だった)窓際の方も、私に声かけずにトイレにいける、という

エコノミーの中では最高の席だと思います。


しかも、窓際の席の方が非常に良い方で、途中まで少し話して過ごしておりました。


窓際の方は、ホテル業界の方で、仕事でタイまで行くそうです。

なので成田で乗換ですね。

新入社員の研修の講師をされるそうです。


もともとアリゾナ州に住んでいて、今日はミネアポリスまで別の飛行機で来たそうなので

今日3便に乗るとはすごい旅路です。


ちなみに、アリゾナ州といえば、結構危険なエリアとして知られています。

みんな銃を持っているのか、と聞けば、やはりそうらしい。

銃を持つ人の理由は「①犯罪を犯すため、②猟をするため、③protection」の3つあると。

実際に、彼は家を壊されたことが2回あるそうで、たまたま2回とも外出していたから

無事だったものの、もし家にいたら、どうなっていたかわからない。

そういう状況の中、やはり自分も銃を持つのだ、と言っていました。


危険かどうか、という点においては、基本的には、悪人(ドラッガーなど)同士で争いが起こることが

多いから、何もしなければ何も起きないだろう、というお返事。

それはなるほど、その通りかもしれないが、それでも銃の存在は私にとっては大きい。。。


彼との話で印象的だったのは、まずひとつは、

アメリカ人のパスポート所有率がわずか5%にすぎないということ。


その理由の一つは、カナダ・メキシコにはパスポート無しで行けるということらしいが、

それでも少ないと言わざるを得ない。

それだけ、アメリカ人が対外に興味がないのと、逆に海外からアメリカに寄ってくる、

という背景があるだろう。

そして、ホテル業界でも他の業界でも、日本と同様にごく一部の人間がアメリカを牽引している

可能性もある。


また、印象的な話として、私が「I like Obama!」と言うと

「Me,too. Everyone likes him.」と笑顔で答えてくれたこと。

多分、市井において嘘でないことなんだと思います。

すごくいいなーと思ったのです、単純に。


私の感覚にすぎないのですが、オバマ大統領の支持者というのは、

彼の政策だけではなくて、彼のスピーチ、話し方、人柄、態度に大きく影響されているのでは

ないでしょうか。

だから、アメリカンドリームに突き進むような勢いとは別の、

一種の落ち着いた支持のされ方をしているような気がしています。

仕事の出来・不出来だけの1元審査だったら、本当につまらないです。

仕事の出来ない政治家は矢面に立ってしかるべきですが、

本来は政治家というのは「営業マン」であって、仕事の出来だけでは支持は得られないものなはず。

だから、日本のように「何をするか」という業績だけの議論で終始してしまうようでは、

本当は未熟だと思うのです。


また、オバマ大統領のスピーチの上手さはよく言われることですが、

私はアメリカに来て「英語」のファンになりました。


TBSラジオの荒川強啓さんもおっしゃっていましたが、英語は非常にスピーチに適した言語だと思います。

スピーカーの主張がストレートに伝わる言語だと思います。


日本語にある、微妙なニュアンスを伝える部分においては、日本語に劣ると思いますが

その分、普段の会話においては個々人がある程度の俳優・女優になって

表現力豊かに話す必要があるわけですね。

その分、「理路整然と」物事を伝える場合には、非常にcoolな表現が出来る言語だと思います。


というわけで、帰国後も(結局話せるようにはならず仕舞いでしたが、、、)

英語の感覚を忘れたくないな、と思っております。


さて、無事に自宅に帰ったあとに、ちょっとしたサプライズが。


私がkeyで鍵を開けて自分のスーツケースを開けると、中に一枚の紙切れが!!


アメリカでは、TSAという機関が、海外を行き来する荷物のチェックをしていますが、

今回たまたま私の荷物がランダムに選ばれて、チェックを受けたようなのです。

つまりは、彼らは私のスーツケースの荷物の「鍵を開け」、荷物をひととおり調べ

元に戻し、私宛の紙切れを入れ、「鍵をかけた」ということです。


スパイ博物館で、鍵の開け方のVTRを見たので、そのノウハウをアメリカが持っていることは

知っていましたが、自分にやられると、さすがに最初ぞくっとしました。


私は荷物が多かったので、自分でも工夫して「なんとかスーツケースに入れた」のですが、

その荷物たちも、すっかり元通り。(入れ方も、向きもそのまま)


この出来ごとは、なんとなく忘れられそうにないです。

2011.02.14 シカゴ 晴れ


シカゴは、いくつかの地域に分かれていて、
それぞれ名前がついています。

チャイナタウンしかり、グリークタウンしかり。

鉄道がループの形に走っている「ループ」、

湖の景色がきれいな「Lake Shore」、

そして今日行ったのは、博物館の類が並ぶ「MUSEUM CAMPAS」。


まず行ったのは「Shedd Aquarium」。
水族館です。


たしかに品揃えはいいのですが、日本にもこれより大きいのはあるし
上海の水族館に行ってしまったので、迫力自体に驚くことはありませんでしたが
すごい盛況でした。月曜日なのに。
帰るとき(昼過ぎ)には、外まで並ぶ行列。驚きました。


次は「Adler Planetarium」。このショーがおすすめと聞いて
それを観るためにやってきました。

40分くらいのショーは、一人の男性が延々と正座や惑星の説明をしてくれます。

英語が堪能だったら、結構すごい情報量ときれいな夜空景色で楽しめたと思うのですが
私のレベルでは途中ちょっと眠ってしまいました。。。
でも、大人になってあの情報量は新鮮だなーと思うので
英語ができて、かつ星に興味ある人にはおすすめします。


ここのもう一つの目玉は、望遠鏡コレクションです。
万華鏡みたいな「筒」だった頃の望遠鏡から、歴史順にさまざまな望遠鏡が
展示してありました。


あとの展示は、子供向けがほとんどなのと、
他の博物館でも観られたようなものだったので
一通り眺めて外へ。


シカゴを代表する博物館:フィールド博物館は、ざっと眺めるだけにしました。
今日はたまたま無料で入れる日だということを昨日知ったので
ひやかしに入ることにしたのですが、もともと入る気はなかったのでした。


ここは、入り口入ってすぐにティラノサウルスの骨が迎えてくれます。
彼女の名は「Sue」と言って、今日も特別展で「Sueの物語」というのを
3D画像で上映しているようなのですが、まあそれほどまでに愛し愛されているキャラクター。


この後、「Auto show」へと行きました。


これは普通の車の展覧会です。東京でもたまにビッグシティなんかでやっていますよね。

私はもともとアウディのデザインが好きだったりして、車自体は詳しくないけど
見るのは嫌いじゃなくて、ちょっと行ってしまったのです。

そしたら結構おもしろかった。
日本でも一緒なんだろうけど、まあそれはいいとして。


でもアウディのデザインがちょっとやぼったくなった気がして
それはちょっと残念かも。

そのかわりにBMWが素敵に見えてしまったなー。
(どうせ買うお金もない人にとやかく言われたくないだろうけど)


日本車はデザインがやぼったくて、しかも全部の車が「同じデザイナーか!?」っていうくらい
独創性がないなと思っていたのですが、(だから全部の車がやぼったい・・・と思っていた)
それが今日の私の目には良い意味で日本らしさを誇示しているように見えました。


また、韓国車には疎い私ですが、その点はちょっと勉強になりました。

韓国車はまさに日本を全面的に敵対視しているように見えていましたが
それでも日本車にない勢いは感じました。


特にKIAの模索している「空間を広くとった」車には驚きました。
車を生活空間としてとらえたデザインは、従来の車にたいした価値観を持たない
現代人に対して、新たな領域を提供することになるかもしれません。


ちなみに、GMはパトカーや消防車(だと思う)を展示していましたが
政治的バックアップを明示することにどれだけの意味があるのかしら??


スバルは、やはり「エンジン」を全面に出した展示。
あとは「」という日本風の名前を付けた車を推していました。


さて、今日で観光が終わり、明日は日本へ発ちます。
そう思うと、本当に寂しくて。。。
ひとえに、周りの人にいろいろしてもらって、今日まで何もなく
無事にやってこれたんだな、と思うのです。
「何もなく」というだけではなく、ホームシックにもならず
寂しい思いもすることなくやってこれたのは、私のつたない片言の英語に関わらず
やっかいしてくれた現地の方々の優しさに尽きます。
名前も知らない方々ですが、皆さんに感謝です。