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瑠帷の家

いつでもだれでもいらっしゃい。

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眠れない夜
 
息を吸って吐いてしてるけど
生きてるんだか 死んでるんだか
わかりゃしない
寝て起きて着替えて寝るまで
いろいろやってるけど
なんだか生きてる気がしない
 
あたしのせいかもしれないけどさ
あたしのせいとは言いたくないわ
だってほら あんただって
あんただって、さ
 
命があるだけありがたいと
思いなさいって
諭す声は聞こえるけど
命がいらないわけじゃない
でも あたしが生きられないなら
そんな命いらない
 
あたしのせいってのもあるけど
すぐにそうとは言いたくないわ
そんなのって わかんないけど
ばかみたいじゃない
 
生きることも 死ぬことも
許されないなんてね
他人事じゃないよ
 
あたしのせいなんだろうけど
あたしのせいなんだろうけど
あたしだって生きたい
あたしだって、ね
 


 
漢字の読み
諭す:さとす
他人事:ひとごと
『前』は「さき」、『噤む』は「つぐ・む」です。
 


 
将来
 
前の瀬に見えるのは
やるせない将来
黙りこんで うつむいて
やるせない将来
 
口を噤んでいるうちに
またひとつ 夕陽が沈む
 
前の瀬に見えるのは
仕方ない将来
唇を結ぶより
仕方ない将来
 
口を噤んでいるうちに
またひとつ 朝陽が昇る
 
夏のせい
 
ここんところ つかれてるみたい
心配する人もいるぐらい
なんでつかれてるのか わからない
それが よけいにつらい
 
つらいってつぶやけば
なぐさめてくれますか
夏のせいにでもすれば
いいのかしら、ね
 
自分でわけがわからないんじゃあ
誰の手にも負えはしない
口をひらけば 傷つけそうで
傷つきそうで つらい
 
夏のせい 夏のせい
うなずいてくれますか
誰のせいなんてことは
言えないから、ね
愛してなんて言わない
言わないけど、ね
ありえないと笑ってもいい
 
まさか そんなこと
あるはずないと一番思っていたのは私
きっとそのうち そうなっていくと
一番 願っていたのも私
 
言葉ひとつで揺れる私のことだから
気にも留めないで笑っていてね
今までと同じくらい遠くで
今までと同じようにやさしくしてね
 
疲れていた心が
突然 風を欲しがっている
飛び上がってしまいたいと
突然 風を欲しがっている
 
目線ひとつで揺れる私のことだから
気にも留めないで笑っていてね
今までと同じくらい遠くで
今までと同じようにやさしくしてね
 
隣にいても 遠い距離だね
好きでもないのにやさしい人だね
そんな「好き」ありえないと
笑ってもいいけど
 
疲れていた心が
突然 風を欲しがっている
飛び上がってしまいたいと
突然 風を欲しがっている
 
温度ひとつで揺れる私のことだから
気にも留めないで笑っていてね
ある日 風に乗っていなくなるよ
なんにも気にしないでさよならしてね
 
ある日の街
 
何千人もいれば ひとりぐらい
わたしを愛してくれる人もいるはず
何千人もいれば ひとりぐらい
わたしに愛させてくれる人もいるはず
 
いつかある日 出逢ったなら
振り向いて 気がついて 小さな声に
何千人の中から ひとりだけ あなたを
そして明日を見つけだそう
 
何千人と行き交う この街には
冷たい風がいつも吹いてる気がする
何千人と行き交う この街には
冷たい声が今日も聞こえる気がする
 
けれどある日 宝ものを
思いがけず 突然にもらいました
何千人と行き交う この街には
やさしい雨が降る日もあるんだってさ