『WILD HALF~奇跡の確率~』千穐楽！

Dear 『WILD HALF』に関わる皆様

今日も1日お疲れ様です

感謝の気持ちをお伝えしたいもりめです。

昨日、『WILD HALF~奇跡の確率~』無事千穐楽をむかえることが出来ました！！

劇場にお越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございます

また、開演が遅くなってしまったり、一部見えにくいお席になってしまった皆様、本当にすみませんでした。

そんな中、皆様の温かい情にたくさん力をいただいた公演でした。

そして、キャストの皆、スタッフの皆さん、演出のまみさん、プロデューサーのきたがわさん、本当に本当にありがとうございました

このメンバーに出逢えたのは奇跡の確率！

そして、原作の浅美先生、素敵な作品をありがとうございます！！

大好きな『WILD HALF』に出演できたこと、本当に幸せです。

私が演じたのは、唯一原作に登場しない『リオ』という役。

原作のバックボーンがない分、自分でリオの過去や存在意義などを考えるのが楽しくもありましたが、『WILD HALF』の世界観を壊してしまわないか、原作のファンの方に必要ないと思われないか、すごく悩みました。

劇中には語られていませんが、『リオ』は猫のワイルドハーフなんです。

(耳を隠すために猫耳帽をかぶり、足には昔の飼い主さんにもらった鈴付きの首輪が巻いてあったんですよー)

サルサのように昔、ワイルドハーフであることがバレて化け物扱いされたり飼い主に捨てられたことがあった。
阿部くんのように、誰も信じないと決めたことがあった。
サルサのように、ワイルドハーフであるがゆえに、飼い主を死なせてしまったことがあった。

最初の飼い主さんには、言葉を喋ったら化け物扱いされて捨てられた。

次の飼い主さんは、言葉を喋るのはスゴイって大切にしてくれたのに、本当はお金の為に拾ってくれただけで、気づいたら高いお金で知らない所に売られてて、逃げてきた。

もう人間なんて信じないって思ってあれてたら、とってもいい匂いのご主人様に出会えた。
でも、喋ったら化け物だと思って捨てられちゃうって思ってたから、ずっと普通の猫のふりをしてたよ。
ある時、ご主人様を助けようと思ったらワイルドハーフに変身しちゃって。
嫌われちゃうと思って、慌てて逃げたらご主人様は追って来てくれた。
私はパニックで必死で道路を逃げて、振り返った時に･･･ご主人様は車にはねられた。
ご主人様の所にかけつけたら、「助けてくれてありがとう」って全然リオのこと怖がらなかった。
そのままご主人様は死んじゃった。。

ワイルドハーフになったせいでご主人様は死んじゃった。

ただ助けたかっただけなのに。

ワイルドハーフの力は何の為にあるんだろうって。

自分は飼い主をつくってはいけないと、1人でいようと決めてずっと１人で住んでたの。

だから、王牙に対してあの台詞。

仲良さそうなミレイと美夜を見て寂しくなったり。

阿部くんの過去は自分と似てるって思ったり。

そして、サルサとタケト、その周りの人達を見て、もう一度私も情をよせあえる相手を見つけたいって思えたのです。

ざーっくり説明するとこんな過去のリオを想像していました。

だから、リオがもった希望をお客様にも感じてもらえたらいいなと思っています。

１人じゃないよ。

あなたにもきっと情をよせあえる誰かがいるからって。

だから、観に来てくれたたかちゃんにリオは皆の希望やんなって言ってもらえて本当に嬉しかったよー｡ﾟ(T^T)ﾟ｡

最後にリオは客席のなかに“誰か”を見つけられたから。

･･･あれ。リオについてこんなに書くつもりじゃなかったのに長くなっちゃった(笑)

つまり、私は『WILD HALF』が大好きだということ！(そういうこと！？)

本当に本当に素敵な作品。

そして、あったかくて、ノリがよくて、想い合える皆が大好きだー