毎日夫婦の小競り合いが絶えない我が家なのに、ブログネタは 愛妻レシピ PART2 (笑)






今日紹介するのは、またまた超簡単レシピにも関わらず美食と呼ぶにふさわしい完成度な

卵料理。その名も 「豆板醤入り いり卵」(そのまま過ぎてださいネーミング)

ムシムシ暑い夏には、ビールには合う!ご飯に乗せてどんぶりにしても合う!究極のシンプル卵料理として、私の評価は★★★★★なのだ。


ちなみにこのレシピ、料理研究家 川津幸子さんの料理本「いつもキッチンからいいにおい」で妻がGETしたものだそうだ。



(株)美食・リサーチ 取締役モリモリの愛息響喜に残す美食ブログ





レシピネタに長い前説は不要って???早速レシピにいくことにする。











豆板醤入り いり卵(3~4人分)




【材料】


・卵             4個

・ねぎ            1本

・にんにく          1かけ



【調味料】


・特製ダレ

(豆板醤…小さじ1 しょうゆ…小さじ1 酒…大さじ1 鶏ガラスープの素…少々 水…大さじ2)

・紹興酒

・塩

・胡椒

・ごま油

・サラダ油



【作り方】


1.卵を溶きほぐし、塩・胡椒をする。

2.ネギは斜め薄切りに、にんにくはみじん切りにしておく。


3.中華鍋にサラダ油大さじ2を熱し、たまごを投入。

4.大きくかき混ぜて、半熟状になったら一度取り出す。



中華風いり卵をふわふわに作りたければ、中華鍋に大目の油を熱し、薄煙が立つくらいまで熱くなったところに、一気に卵を流しいれること。最初は触らず、卵の縁が膨らんできたら、大きめにかき混ぜることを忘れずに!



5.続けてサラダ油大さじ1に、にんにくを入れて香りよく炒める。

6.ネギを投入しさっと炒めたら、紹興酒で香りづけ

7.特製ダレを加えて調味する

8.いり卵を鍋に再投下し、手早く混ぜる。


9.最後にごま油を香り付けにふる。






紹興酒で香りづけするというところは、川津先生のオリジナルレシピとは違うところ。

しかし、この紹興酒の風味がこの一皿のレベルを私の美食レベルにまで引き上げていると言っても過言ではない。その点では、妻は川津先生の上を行ったことになる。(あくまで夫的にだが・・・)




この料理と合わせて妻が食卓によく並べるメニューは、「豚バラ肉とキャベツの四川風」

茹でたキャベツの上に、これまた茹でた豚に四川風のソースを絡めたものをてんこ盛りし、白髪ネギを飾りつけた一皿だが、これもなかなか美味い。こちらはよく見かけるメニューなのでレシピはネットで検索してもらいたい。








ひとつ私からの忠告。  今夜は “青岛啤酒” を買うのを忘れないこと。







妻が作る料理の中にも、私が美食と認めるメニューが数多くある。

そんなメニューのレシピも妻に内緒でブログネタにすることにした。



今日紹介するメニューは、夫婦共通の友人である美帆嬢の料理サロンで教えてもらってきてからというもの、定番メニューのひとつになっている「豚バラのトマト煮込みハリッサ風味」。


チュニジアの唐辛子調味料「ハリッサ」におんぶにだっこの超簡単レシピだが、出来映えは何時間も煮込んだかのごとくの崇高な味わいに仕上がる魔法のレシピ。妻はおもてなし料理にヘビーローテーションしている。











作ってみなければ始まらない!ということで早速レシピ情報に入る。










豚バラのトマト煮込みハリッサ風味(4~6人分)




【材料】


・豚バラ肉      600~700グラム

・たまねぎ      中2個

・トマト(水煮缶)  1と1/2缶


【調味料】


・塩

・胡椒

・昆布茶

・ハリッサ


【作り方】


1.豚バラは5cm角に切り、強めに塩・胡椒をして揉みこみ、数時間置いておく。

2.フライパンで肉のすべての面に強めに焼き色をつける。

3.たまねぎは薄めにスライスしておく。


4.鍋にたまねぎ、豚バラを入れ、昆布茶を適量(大さじ1)ふりかけ、トマト水煮缶を入れる。

5.蓋をして弱火にかける。

6.様子を見ながら1時間半程煮込む。


7.味を見て、塩・胡椒で調整する。

8.最後にハリッサを好みの量(通常小さじ1/2~1)入れ、10分程煮込んで味をなじませる。






好みでじゃがいもを入れても美味しいそうだが、パーティーメニューとしてはじゃがいもが無いほうが見栄えがよい。皿に盛り付ける際に、クスクスを添えたりなんかすると雰囲気もいい。



ハリッサは輸入食材店(例えばKARDI COFFEE FARMなど)で簡単に手に入る。






さあ、お試しあれ!!!








(株)美食・リサーチ 取締役モリモリの愛息響喜に残す美食ブログ


ここのところご無沙汰してしまっている私のブログ・・・


お盆休み前ということもあり本業のほうがあわただしくて執筆時間(そんな大袈裟なものでもないのだが)が作れないのもあるのだが、同時にここに書き記したい美食にもめぐり合えていないのが大きい。それなのに、毎日私のブログに訪問してくれる読者が何人もいるということには本当に驚かされる。この場を借りて厚く御礼申し上げたい。





さて、今回紹介するのは、白金にある私のお気に入りのワインバー「香土 cadeau」




先日、妻と息子が関西の実家に帰省するということで、久々に一人ゆっくり訪問しようと計画していたのだが、息子が風邪を引いたため自宅待機となりあえなく断念した店だ。

そのときの記事はこちら→


「せっかく香土の記事が書けると思ってたのに、また先送りになっちゃったな・・・」なんて思っていたら、なんと先週妻が「女子会」で香土を訪問した事実が発覚。その日はやや泥酔状態で深夜帰宅。アラカルトで料理も堪能したようで相当ワインも進んだようだ。


「可愛さ余って憎さ100倍」ならぬ、「羨ましさ余って憎さ10,000倍」とでも言おうか。私が行けなかったお店に妻だけ行ってたなんて、この悲しい偶然を呪うしかない。こうなりゃ記事でも書いて行った気分を味わってやる!ということで、久々のブログ更新ネタは「香土」に決定したわけだ。




「香土」の話に戻そう。





場所は南北線「白金高輪」駅に直結している白金タワーのテラス棟にある。

オーナー兼ソムリエールの藤澤潤ちゃんが取り仕切る大人のワインバーだ。結婚前は目と鼻の先に住んでいて、仕事帰りの一杯にも、休日のディナーにもよく使わせていただいていた。


店の雰囲気は、本格的なワインバーのいでたちの中に細やかな女性のセンスが感じられるとでも言おうか。清潔感もあって非常に居心地がよい。元麻布のボン・ピナール(BonPinard)なら迷わずカウンター左よりに陣取るが、香土での私のお気に入りの席はといえば、カウンター後ろのテーブル席となるだろうか。少し上等のワインをゆっくり飲みたい。そんな気分にさせてくれる。





・ワインのセレクトが素晴らしい



藤澤潤ちゃんのセンスの光るワインのセレクトにはいつも脱帽。


国・地域、品種などだいたいまんべんなくセレクトされている。グラスワインも日替わりで展開していて種類も豊富。グラスはだいたい1,500円~2,500円くらいのレベルが多いので決して安いとは言えないが、それ以上の感動が持てるセレクトをいつもしてくれている。


香土の定番シャルドネといえば、通称“ヒロヤマガタのシャルドネ”。ヒロ・ヤマガタの絵をエチケットに冠したカリフォルニアのシャルドネで、樽のしっかり効いた本格的なシャルドネなのだが、このワインは日本中探しても香土でしか飲めないワインなのだ。今は生産されておらず、日本にある最後の在庫をすべて彼女が買取った逸話は香土の常連客の中では有名な話。このシャルドネが嫌いという人はいないだろう。


そういえば、今ではカリフォルニアのモンスターワインに成長した「Maboroshi」を私がグラスで初めて飲ませていただいたのも香土でだった。



・料理もすばらしい



香土はアラカルト・コースにも力を入れている。

いつも藤澤潤ちゃんから「旬の食材の入荷情報」がメールで送られてくる。(ちなみに、妻が訪問したのは先週なので、多分「カサゴ」「酵素ポーク」あたりのメニューを食べてるな、あいつ。)

特に私の印象に残っているのがジビエ。冬のフレンチの王道メニューが近所でアラカルトで気軽に楽しめるだけでもありがたいのに、食材のレベルが非常に高かったのを覚えている。


食事を終えてからの訪問でも大丈夫。ここのチーズ盛り合わせは絶品。ドライフルーツとスプーンに盛られたはちみつがついてきて見た目も美しいし、このハチミツとチーズがよく合う。また、最初に出してくれるオリーブも私の大好物。特にここのジャイアントグリーンオリーブは最高!なかなか高級なのを使っている。











しかし、実際に訪問していない店のことを書くのってライブ感に欠ける・・・特にワインバーは。

(妻もブログをやっているので、何を飲んだか・何を食べたかを聞けば写真が残っているのだろうが、私がブログを書いていることは妻には内緒にしているので聞くに聞けない・・・)

どうやら私の文才では、実食実飲なしに香土の魅力のすべてを語りつくすのには無理があるようだ。



でも、読者の皆様には、ぜひ香土へ行ってみて貰いたい。そして、藤澤潤ちゃんにワインの好みを伝えて何かセレクトしてもらってみて欲しい。彼女の持つ独特のオーラを感じられると思う。





香土(cadeau)


港区白金1-17-2 白金タワーテラス棟B1F

TEL:03-3473-4707

URL:http://www.arome.cc/



ワイン談議の中で、チリワインの話題になった。



チリワイン=量産タイプのテーブルワイン と考えている人(ワイン通ではない人だが)がいかに多いかに驚く。確かにスーパーなどのワインコーナーで売られているのは大抵1,000円前後のチリワインだし、ワインに1万円以上かける人はそうそう多くないから当然と言えば当然か。





というわけで、今日はプレミアムチリワインの話をしたい。






プレミアムワインといっても、ワイン大国に比べれば数は圧倒的に少ない。


皆が知っている作り手で言えば、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトが生産に関わっている アルマヴィーヴァ(ALNAVIVA)だとか、かのロバートパーカーに絶賛されたフォン・シベンタル(VonSiebenthal)あたりだろうか。それでも、今紹介した作り手の最上級ラインは売価が軽く10,000円を越えるプレミアム中のプレミアムで、なかなかチリワインにそこまで奮発できる人も多くはないだろう。

そんな中、アルマヴィーヴァフォン・ジベンタルほどの知名度はないが(あくまで日本で)、比較的良心的な価格でウルトラプレミアム級のワインを生み出している作り手が、今回紹介するカサ・マリン(CASA MARIN)だ。さらに嬉しいことに、ここん家は私の愛するピノ・ノワールが得意なのだ。








CASA MARIN Lo Abarca Hills Pinot Noir






私がピノ・ノワールを語る上ではずせない一本だ。


初めてこのワインを飲んだのは、以前勤務していた会社で、とあるゴルフ場の再生プロジェクトに関わり長崎に頻繁に出張していた2007年。長崎を代表する酒屋の主人と仕事を通じて懇意になり、ワインについていろいろ教えていただく中で紹介され衝撃を受けた忘れられない一本だ。

(ちなみにこの酒屋の主人のワインコレクション、東京からでも見に行く価値のあるほどのお宝ぞろい。私も目の保養にしょっちゅうセラーにお邪魔していた。)


ブラインドで飲んでこれがチリだとわかる人は、神の雫の遠峯一青くらいか・・・(そんなことはない)

しかし、そう言いたくなるほどのふくよかで複雑なベリーの香りは、ブルゴーニュの実力ドメーヌの作るピノ・ノワールと間違えてしまいそうな程の完成度なのだ。



私は長崎の主人から箱で買わせて頂き、ストックの一本を残してすべて飲み干してしまったが、ネットで検索してみると今はそう簡単には手に入らない品物のようだ。(私も早速いくつかのワインショップに聞いてみようと思っている。)


もし入手できるとなれば、必ずデキャンタージュして味わって欲しい。


私なら、親愛なるSarah Brightman様の伝説のコンサート、SYMPHONY: LIVE IN VIENNNAのDVDでも鑑賞しながら、ゆっくりとこのワインの開くのを待つだろう。

11曲目の「RUNNING」から「LET IT RAIN]「THE PHANTOM OF THE OPERA」 「TIME TO SAY GOODBYE」ときて、最後に「AVE MARIA」で締めくくられるこの至極のLAST5曲を聞いている頃には、このCASA MARIN Lo Abarca Hills Pinot Noirの完成度の高さを目の当たりにすると思う。





それにしてもこのワインはSarah Brightman様によく合う。




CASA MARIN Lo Abarca Hills Pinot Noir


販売価格:7,000円~9,000円程度

http://www.casamarin.cl/


(株)美食・リサーチ 取締役モリモリの愛息響喜に残す美食ブログ





皆様、三連休を満喫されただろうか。




私はというと、息子と父子水入らずの三連休となった。闘病中の妻の父を見舞うため妻と息子は実家の兵庫に帰省する段取りだったが、直前になって息子に風邪の症状が出たとうことで急遽二人で留守番ということになったのだ。(抗がん剤治療中の義父は免疫力が低下しているので、風邪引きは絶対NGなのだ。)



というわけで、東京で一人留守番中、私が密かに考えていた行動計画

・毎日午前中はゆっくりゴルフの練習

・夜は白金台に住む友人宅を訪問し、そのまま都心ディナー(久々にフレンチ!?)

・ディナーのあとは、白金高輪のワインバー「香土」にちょこっと顔を出す

はすべて妄想となった。



一方妻は、私が家事・育児にまったく問題がないので、安心・ノーケアで関西へと旅立っていった。久しぶりに向こうの友人と子供を気にせず会えるとあって、なにやら一人旅が逆に嬉しそう。早速イタリアンディナーの予定などを立てていてちょっぴりうらやましかったが、たまには羽を伸ばしていただこうと笑顔で送り出した。








金曜日に仙川「番兵」で顔見知りに遭遇、仙川パトロールと題して朝4時まではしご酒。さらには、なでしこジャパンの女子ワールドカップ、全英オープンゴルフなど見どころ満載のスポーツイベントも重なり、この三連休は寝不足との戦いであった。



ママがいないからか、いつもにも増して息子は早起き、5時過ぎに叩き起こされる。大好きなアロエヨーグルトとりんごゼリーに加え、卵が好きなので特別にフレンチトーストを作ってやる。そこから洗濯など家事を片付け、午前中涼しい(実際は暑い)うちに公園などでストレス発散に付き合う。昼寝の後は風邪気味だったので計画していたプールは見送り、一緒にDVDをみたり、パズルゲームやミニカー遊びに付き合う。そうこうしているうちにもう夕食の準備。本当にあわただしく、精神的にもハード。保育園のありがたさを再認識する。(もちろん妻のありがたさも。)

基本、息子と二人の時は食事は家で作る。

酒場にはまだ連れて行けないし、寝かしつけの時間が遅くなるからだ。しかし、この日ばかりは、疲れでとても夕食を作る気になれず、どこで外食させようか思い悩んでいた時、神の啓示が。

急いで身支度をし、駒沢公園に車を走らせた。(お待たせして申し訳ない。ここからが「かっぱ」の記事だ。)




駒沢公園通り。


フレンチ「ラ・ターブル・ド・コンマ」 焼肉「芝浦」など有名店も多いこの通りから少し路地に入ったところに「かっぱ」はある。社会人になってからの付き合いなのでもう15年以上通っていることになる煮込みの店だ。親父さん・お袋さん・息子の3人で切り盛りするこの店は、私語禁止だとかなんだとか、食べること以外がなにかと記事になっている店だが、決して代わりのきく店がない名店だと私は思う。


今回は、息子連れなのでとてもカウンターで食わせることはできないと、家からタッパー持参でお持ち帰り目的の訪問。持ち帰りもいいのだが、やっぱり臨場感を味わいながらカウンターで食すのが一番美味い。日頃こんな量の白飯は決して食べられないと思える量を食べられてしまうところが「かっぱ」の実力だ。


ちなみにカウンターに座ったら無言で煮込みが一人前でてくる。聞かれるのはご飯の量のみ。箸休めの漬物は必須なのでご飯とあわせて注文しなければいけない。小さめの平皿からあふれんばかりの煮込みを親父がプルプルと震える手で置いてくれたら、無言のディナーのスタートだ。




・こだわりの煮込み


他の食ブログには「何の特徴もない煮込み」などの書き込みも見受けられたが、それこそが「かっぱ」の最大のこだわりではなかろうかと思う。築地場外市場「きつねや」のホルモン煮込みのような濃厚なコクはないが、さらさらとかき込めるあっさりとした印象のスープの中に、しっかり舌に残る旨みがある。あっさりの中にも継ぎ足しの歴史の底深さのようなものを感じるのだ。ちなみに大抵の人は七味をかけて食すのだが、裏情報を教えよう。ここの七味は本当に辛くないので、見た目「お前ばかじゃない?」と思われるほどかけたほうが美味いのだ。



・白飯が美味い


料金からしてそんなにいい米は使ってないだろうが、ここの白飯は美味い。なぜなら、未だに大釜のガス炊飯器で炊いているからだ。とんかつ屋の白飯が美味いと思ったことはないだろうか?大抵大釜のガス炊きだ。余談になるが、とあるとんかつの名店では、ご飯を炊く際にごくごく少量のサラダオイルをたらしてから炊くそうだ。そうすると味に変化はないものの、シャリがキラキラと輝くのだ。マットな質感より確かに美味そうに見える。



・漬物は絶対注文すべし


「かっぱ」だけにきゅうりの漬物がメインだが、冬場は大根になる。個人的にはこの大根の漬物がBEST。ほどよいゆずの香りが最高で高級感も増す。(ちなみにきゅうりも煮込みにマッチしていて美味いが、これは「かっぱ」の努力と言うよりは「味の素KK」の努力と言わざるを得ない。)


・あえてこぼれる平皿で提供するのがよし


きれいな深皿に盛られたのでは雰囲気がだいなしだ。それに、大抵の人は最後に煮込みをご飯の上にかけて食べるので、あの平皿がサイズ的にも形状的にもBESTなのだ。





私の基本の食べ方は、出てきたらまずこんにゃくを少し多めに食べながら全体の量を減らし、いけるところで速攻ご飯にかけて頂く。最後のほうにかけるという人も多いようだが、実はここん家の煮込み、目には見えないレベルの小さな肉片がスープにたっぷり入っているので、早めにご飯にかけることでその肉片がご飯によく絡んで最高の味となるのだ。水分が大目の煮込みなのでご飯の量が程よくないとべちゃべちゃな印象になってしまうのも私が早めにかける理由のひとつだ。




お持ち帰りとはいえ、本当に久々の「かっぱ」だった。アメリカ留学中に無性に食べたくなって帰国した思い出もある。店が改装されてきれいになった時は、数ヶ月休むと言うことで味が心配だったが、今のところ美味しくいただけている。息子も気に入ったようでご飯にかけたものを一生懸命かきこんでいた。もう少し大きくなったら共に肩を並べてカウンターで食べることになるだろう。そのうち大飯に煮込みおかわりなんて日も来るだろうか?などと考えながら父子二人きりの夜は更けていった。





追記:

ここん家の息子が超マニアックなHPを立ち上げているが、何年経ってもページにそれほどの進化はなく、定休日の確認くらいにしか使えそうにないところが私をホッとさせる。






かっぱ


東京都世田谷区駒沢5-24-8

TEL: 非公開




前回・前々回はデイリーワインとはいかない価格帯のワインを紹介したので、今回は3,000円レベルのワインを紹介したい。








まず、カリフォルニアワインといえばどの地域を想像するだろうか?



ナパ、ソノマ、セントラルコースト・・・ 

サンフランシスコからのアクセスになるエリアに有名どころは集結している感があるが、ロサンゼルスからのアクセスとなるサンタバーバラ周辺も非常に上質なワインができることで有名なエリアだ。


サンタバーバラと聞けば、最初に思いつくのは AuBonClimat や melville だろうが、

今回紹介するのはコストパフォーマンスの高さで言えばサンタバーバラ随一のワイナリー 

Santa Barbara Winery のピノ・ノワールとシャルドネだ。







◆Santa Barbara Winery Pinot Noir Santa Rita Hills



希望小売価格が3,000円前半、実質2,000円台後半で買えるピノ・ノワールとしては、私の中のベスト10に入る一本。(最近はNZのピノが低価格でもすばらしいので、カリフォルニアもうかうかできない状況だが・・・)なんといってもここのピノの特徴はそのフルーティーさ。この値段でこのリッチさ、見事というしかない。ピノ好きにとって、カリフォルニアのピノがどんどん高値になっていくのは非常に残念な傾向であるが、まだ2,000円台でこんなに楽しめるカリ・ピノもあるということを知ってもらいたい。





◆Santa Barbara Winery Chardonnay Santa Barbara County



ピノ贔屓の私ではなく、シャルドネ贔屓の妻なら 、間違いなくここん家の代表作と言い放つであろう一本。希望小売価格は更に安い2,000円台後半、実売では2,000円前半でも手に入るかもしれないこのシャルドネは、我が家の定番中の定番。ブルース・マグワイヤーという凄腕醸造家を迎えて評価がうなぎのぼりのSanta Barbara Wineryだが、私はこのシャルドネに彼のセンスが最も現れているのではないかとさえ思う。グラスから漂う香りを嗅いだだけで、2,000円そこそこで買ったことを忘れさせてくれる。







ここのワインはエチケットにもエッジが効いていてセンスが◎

ワイン自体も価格からは想像できないほどの上品さを感じる。

2本買っても5,000円程度。まだ飲んだことがない人は、これを読んで買わないわけにはいかないだろう。











Santa Barbara Winery Pinot Noir Santa Rita Hills


販売価格:2,000円台後半~3,000円台前半

http://www.sbwinery.com/



(株)美食・リサーチ 取締役モリモリの愛息響喜に残す美食ブログ





Santa Barbara Winery Chardonnay Santa Barbara County


販売価格:2,000円台後半~3,000円台前半

http://www.sbwinery.com/



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久々にD通時代のメンバーで男会が開かれた。



20代を共に謳歌したこの大人版竹馬の友は、奥様同志も何かしら繋がっていたりして、今も家族ぐるみで付き合いがある。それゆえに、ストレス発散を兼ねてそれぞれ男会と女子会(奥様方の名誉のために一応女子としておく)なるものを不定期で開催しているのだ。


前回の男会は、四谷に店を構える比較的新しい寿司店「四谷 いがらし」を訪問したが、今回は山梨に行ってて久しぶりに東京に戻ってくるN口君のリクエストもあって、昔仕事帰りによく集まって飲んだ「たこ 神谷町店」を訪問することに。



ここは恵比寿にある「たこ」という鉄板焼きのお店から暖簾わけという形でスタートしたお店なのだが、オリジナルメニューに力を入れていて、もはや暖簾わけという言葉は違和感を感じるほど独立した店となっている。20代に通いつめていた頃はマスターが一人で調理を担当していたのだが、今では奥さんと2人で店を切り盛りする形に。いつ行っても、どんなに時間があいていても、笑顔で迎え入れてくれる我々にとってのホームグラウンドのような店だ。


昔はマスターがメニューに載せる前の試作品を出してくれ意見や感想をよく言ったものだ。そんなメニューはいまだに看板メニューとして残っているからすごい。今回は懐かしさとF崎君の激しい食欲でいつもよりはるかに多い注文となった。



★エビス生で乾杯

(その後、四万十の栗焼酎「ダバダ火振り」の濃い目水割りをどんどん胃に流し込む)


★チョレギサラダ  


韓国風サラダ(ドレッシングはやや少なめ!と言うのを忘れずに)


★塩ハラミ


ここの店にはいくつか焼肉メニューが存在する。塩ハラミ、塩カルビ、コプチャンはその辺の焼肉店より美味いと思えるレベル。実は、ここんちの肉は麻布にある焼肉の有名店と同じ仕入先から肉を引っぱっているのだ。


★ペーパーピザ(スジこん)  


たこのベストセラーのひとつ。 薄い春巻きの皮をピザ生地に見立てて焼いたつまみ。スジこんにゃくとマヨネーズと紫蘇のハーモニーが絶妙。


★トーフステーキ


豆腐1丁の上に軽く火を通した明太をこれでもかというくらいのせて刻み海苔をふった一品。

これもくせになるベストセラーの一角


★マスターのサービス  


今回は新鮮なイカをシンプルに焼いたもの。胡椒をわざと強めにきかせているのが私好み。 

少し小ぶりなサイズのヤリイカを選んでいるのと、絶妙な焼き加減で、本当に箸で切れそうなほどやわらかく仕上がっていて美味。


★チジミ・鉄鍋ぎょうざ


私的にははっきり言って“凡メニュー”。でも暑さとビールが注文させてしまう(F崎君に)。 笑


★ホルモンうどん


よく裏メニューで作ってもらっていたけど、今回はメニューに載っていた。自慢のコプチャンで作るホルモンうどんは旨みが溢れ出していてなんとも言えない美味さ。タレも濃すぎずGOOD。


★お好み焼き(N口君スペシャル)


生地にしょうがを効かせて、トッピングはもち、チーズなどを含む数種。あまりの分厚さ(5センチくらいある)故に焼くのに20分くらいかかる特別メニュー。外はカリッ中はフワッな食感。我々の定番メニュー


★塩ハラミやきそば


これも我々が頼んで作ってもらっている裏メニュー。上で紹介した豪華塩ハラミをふんだんに使って作る塩焼きそば。紫蘇の風味が食欲をそそる。料金はそこそこ高くなるが、食べて絶対に損はない我々の〆に必ず食す一品。ちなみにここで使っている麺は太くて水分が少なめな焼きそばには珍しいもの。逆に塩やきそばに本当によく合っている。







そのほか、おしんこなどをつまんで、満腹の男会は終幕。


終わってみれば、ダバダ火振りをボトルにすればよかったかな・・・とうくらい飲んで、お会計は

20,000円程度。いつもメンバーは4人だが、酒量が一番少ないS村さんが今回欠席だったので、3人で4人分くらいの会計になったイメージか・・・


通常の割り勘イメージは飲んでもひとり3,000円~5,000円くらいだから、本当に使い勝手がよく味も文句なしの店だ。今回は卓の鉄板に火をつけず皿で提供するスタイルでお店なりの節電協力をしていたこともあり、店内は冷房も効いていて過ごしやすかった。夏場はこのスタイルのほうがいいかもしれない。






神谷町の駅から程近い裏路地にひっそり佇む「たこ」。これからも夫婦末永く店を切り盛りしてもらいたい。






追記:


胃袋を満たしたら、さあ!タクシーで六本木・麻布界隈に繰り出して・・・といいたいところだが、我々も家族を持つ身。金曜日だからといって調子をこいて飲みすぎていると、あとで奥様からの必要以上の嫌味も待っているだろうから、ここは涙を飲んで笑顔で待つ奥様のほうを選択。まあ、そのほうが近いうちにまた男会、さらにはゴルフ会の開催に光明が差し込むだろうとの期待も込めて。







たこ 神谷町店


東京都港区虎ノ門5-12-7 2F

TEL:03-3578-8578

友人が役員をしている会社の社長様に久々にお会いした際、うれしい一言をいただいた。










「あれからアダンのファンになって、しょっちゅう使わせてもらってます。」








大阪にお住まいの社長様なので、上京するたびに通ってくれている模様。最初にお会いした時、「月に2回のペースで上京、数日間滞在しその間は三食すべて外食」と聞いていたので、この店を紹介させていただいたのだ。




結婚前はアダンから歩いて数分のところに住んでいて、それはそれはよくこの店に通ったものだ。もちろん食に対するクオリティが高いのが常連たる一番の理由だが、飲み歩き・食べ歩きの多かった私にとって、少し胃袋を休めながら飲める「実家」「ふるさと」のような存在感は相当魅力だった。飽食の極みをいくここ東京のおいしいものというのは、実際食べまくっていると相当体に負担も大きい。ましてや、たまに上京する社長様となれば、夕食はビジネス関連の会食がメインとなるであろうから、ぜひアダンで体を癒して欲しいという願いからご紹介した次第だった。




そういうわけで、アダンをそれほど気に入っていただけたことは、食を通じて相互の理解を深めることができたという点からも非常に嬉しいお言葉だった。












前置きはこのくらいにして、アダンを紹介しよう。






アダンは三田5丁目の交差点(魚籃坂下を少し田町方面に向かったあたり)の路地を古川橋のほうに入ったところにポツンとある。ジャンル分けが非常に難しい店で、しいて言えば「沖縄料理を含む無国籍居酒屋」とでも呼ぼうかという感じ。(個人的には沖縄料理で片付けられるジャンルではない!という思いが強い)


主人のいっさくさんの世界観がてんこ盛りなこの店は、まさに温故知新という言葉が当てはまる。古い蔵を改造した店内は、手前が田舎の土間を連想させるようなキッチンスペース、奥がカウンターバーとテーブルが数卓、急階段を上ると大人数用のテーブルと着座スペースからなる。(このほか、となりに離れと呼ばれるパーティースペースもあり)こんな不便な立地にもかかわらず、連日大賑わいの東京でも類をみない不思議な空間となっている。






ワインの世界でよく使われる言葉 「天・地・人」 天候・土壌・そして人間の情熱がすべて重なり合った時にこそ最高のワインができるという意味だが、ここアダンにもそれに似た理屈が当てはまる。






・料理がすばらしい



いっさくさんがアダンというコンセプトで店を作ろうというきっかけになった人・・・ 厨房の総指揮者 せっちゃん


彼女はいわゆる「素人の中のプロ!」だ。せっちゃんの作る料理は、料理自慢の母と料理人(プロ)のちょうど中間とでも言えばいいだろうか。京懐石のように素材の季節感を大事にし、料理研究家のように料理のジャンルも多彩。それなのに、せっちゃんのメニューにはなんとも言えぬ「懐かしさ」「母の持つあたたかさ」がある。この人の子供はどれほどグルメなんだろう?と思ったことが何度もある。


特筆すべきメニューを一部記載する。


◆あげぶた  定番中の定番。ここのあげぶたより美味いあげぶたはない!と言い切れる。


◆いわしのおから  おからにいわしの酢漬けが混ぜ込まれた一品。一度食べると病み付き。


◆ユリ根の卵とじ  季節により空豆にもなる。どんぶりの汁に浮いた卵がインパクト大。


◆茎わかめ  終わってみれば絶対頼んでいる、あげぶたの対抗馬。


◆青パパイヤのサラダ  本場東南アジアより美味い。現地の人にに教えてあげたいくらい。


◆鯛めし アダンの締めの定番。 圧倒的に鯛めし人気だが、あなご飯も相当美味い。


◆沖縄やきそば  ここで食べて以降、ここでしか食べない。




◆モヒート  たいぞうさんの作るモヒートは東京NO.1。 きび砂糖を使うところがいい


◆久米仙+ウコン茶チェイサー  ここの料理には間違いなくこれが一番合う。




本当に書ききれないほどお勧めはある。酒の肴でいうと、胡麻和えも相当レベルが高い。





・スタッフがすばらしい



主人のいっさくさん、厨房のせっちゃん、バーのたいぞうさん、フロアのかえちゃん。ここで働くスタッフ一人ひとりがアダンの魅力をさらに引き立てている。そして、この人たちが作り出すアダンという世界観は新しく入ったスタッフにも自然と伝わっているようで、10年近く通っている私だが新人スタッフでも違和感を感じたことはない。ちなみに、どんな名店でもそこで関わる人を嫌いになると自然と足は遠のくものである。アダンのもつ人間力は半端じゃない。





・お客がすばらしい



仕事終わりに一人でアダンを覗いても、帰るころには友人と卓を囲んでいたものだ。それほど常連が多いのもここの特徴。しかし、その常連が絶えず新しい人にこの店を紹介するからどんどん新しい客が増える。またその人たちが一人で来たり仲間に紹介したりして・・・・・・アダンは決して常連ばかりが集う店というわけではなく、進化し続けているという印象。客層も面白い。食に造詣が深いであろう上流社会の一員のような人から、エッジの効いた流行の最先端をいくような人まで様々。ニューヨークのミートパッキングエリアにアダンが出店したら面白いに違いない。お客がかもし出す活気。これもアダンの立派な魅力のひとつだ。









私はアダンでは「モリモリ」と呼ばれている。結婚と同時に引越してしまってからここ3年ほどは年に数回程度しか訪問ができていないが、いつでも笑顔で迎えてくれるまさに「ふるさと」のようなアダン。この記事を読んでくれた読者のなかから、お店のスタッフに名前で呼ばれるようなお客様がひとりでも現れてくれたら、なんてことを考えながらふと笑顔になれた。





追記:


せっちゃんの味がご家庭でも作れる料理本 「アダンのごはん せっちゃんの和えもん」 を店頭で販売している。(私は発売と同時にアダンで購入し、妻へのお土産にした。妻もこの本のヘビーユーザーだ)今も売っているかはお店に確認願いたい。






アダン


東京都港区三田5-9-15

TEL: 03-5444-4507

今週は仕事が忙しく、絶品ランチ・ディナーは見込めそうにないので、私にとって特別なワインをひとつ紹介したい。












いよいよ夏本番。毎日の暑さが身にしみるこの時期になると、私の喉が欲しがる(思い出す)ワインがある。





BRAIDA Ai Suma Barbera d’Asti 





このBRAIDAは、今やピエモンテを代表する作り手のひとつだ。ここの微発砲の赤ワイン ブラケットダックイは有名かつ値段も手頃なので、飲んだことのある人も多いのではないだろうか。


この作り手が、ぶどうの出来がよい年だけにわざと収穫時期を遅らせ成熟させたバルベッラを使って作るのがこの アイ・スーマ というワインだ。“アイ・スーマ!” とはピエモンテの方言で「いいぞ!よし!」という意味で、ここん家のオーナーのジャコモ氏がその出来栄えに思わず叫んだ言葉がそのまま商品名になったらしい。(これらのうんちくは、すべてこのワインをはじめて提供してくれたソムリエの受け売りだが・・・)










私がこのワインと出会ったのは、2002年の夏のことだった。場所は東麻布にあるイタリアンの名店「カメレオン」。萩原シェフの作るゴージャスかつ繊細なコースの締めくくりのボトルとして、友人3人でシェアしたのを覚えている。このワインに至るまでに、泡を1本、白を1本とグラスで1杯、赤はバローロをグラスで2杯ほど飲んでいた。最後に面白いワインがあるということで特別にグラスでテイスティングさせてもらったあと、ボトルごと買取にした、それほど惚れ込んだ1本だ。確か輸入元が大阪の業者で、当時は流通量自体少なかった。カメレオンに頼んでエチケットを剥がしてお土産に持たせてもらい、後日何軒かのワインショップに探しに行ったが買えなくて直接業者に電話したのを覚えている。






このカメレオンでの出会い以降約10年、私は夏が来るときまってこのワインをを思い出し、特別な日の一本やプレゼントとして買い求めている。(今ではそれなりに品揃えの行き届いたワインショップなら手に入ると思う。)今となってはちょっと恥ずかしいエピソードではあるが、妻と付き合うようになって初めて食事に招待されたときも、私が選んだワインはこのアイ・スーマだった。


このワインを一言で表すと、「優美」。本場フランスを越えたといっても過言ではないエレガントな印象だ。


バルベッラという品種はもともと酸味が強いとされていて、どちらかというとローカルのテーブルワイン的要素が強かったようだが、BRAIDAのオーナーであるジャコモ氏がその評価を一変させたと言われている。(当の本人もまさかバルベッラで作るワインがイタリアを代表するバルバレスコと同等に扱われるようになるとは思っていなかったようだが。)イタリアワインのおおまかな特徴はそのストレートさにある。たいていのワインはイタリアの国民性のごとく力強く陽気でわかりやすい。そんな環境の中、もともとローカル品種だったバルベッラが、イタリアワインの印象とは異なるエレガントさを身にまとったことは大変興味深い。まるでシンデレラのようなワインではなかろうか。






もうすぐ七夕だ。ロマンチックな大人な七夕にはこのアイ・スーマがよく似合うと思う。













追記:

このワインが冬に似合わないわけではないのでご注意を。あくまで私の思い出が夏というだけだ。






追記(番外編):


保育園に通う息子は、今朝願い事を短冊に書いてもらい、園の大きな笹の葉に結びつけた。そこに書いてあった願い事は・・・




「パパとパトカーに乗りたい!」




くれぐれも後部座席に座ることのないように育って欲しい。










BRAIDA Ai Suma Barbera d’Asti   




販売価格:10,000円程度


http://www.braida.it/


(株)美食・リサーチ 取締役モリモリの愛息響喜に残す美食ブログ









表参道駅 11:45




今日は久しぶりに絶品焼き鳥ランチをいただくために外出先からあえて表参道に寄り道した。


自然と足早になる・・・


ここ鳥政のランチタイムは12:00近くなると近所の会社員やOLが押し寄せあっという間に席がうまってしまうため、できれば11:30の開店時間に入店するのが望ましいからだ。表参道交番前の横断歩道を渡り、青山通りを外苑前方向に道路右側をしばらく歩いたところの路地にお目当ての店はある。


間に合った・・・         なんとか入口付近のカウンターを確保。


入口左奥の椅子には名物オーナーが陣取っている。毎回思うのだが、このオヤジがいなければ、あと3人は座れるのに・・・と。でも、ここの焼き鳥はランチで食すことができるものの中では都内屈指のレベル。敬意を表さないわけにはいかない。


追記:(オーナーの名誉のためにあえて言うと、最近は満席になると席を譲って外にでることも多くなったようだ。)


「注文何?」

「どんぶり。」

「レバーは?」

「大丈夫。」


この店で幾度となく繰り返される定番の会話を終え、あとはカウンターのショーケースに並べられた見事な鳥の串をみながら待つこと10分強。目の前に現れるのは、至極の焼き鳥丼。 

(焼き鳥どんぶり 1,260円)



肉質・ボリューム共にすばらしい。


東京の焼き鳥のブームと言うか傾向と言うか、名店の串はどこもこじんまりとしたサイズのものが多い。女性を意識しているのと、希少部位を提供するからだろう。だが、ここ鳥政の串は圧巻のサイズ。どんぶりにところ狭しと並べられたのは、レバーやササミわさびを含む5種類の焼き鳥たち。それぞれが噛み応えのあるしっかりとした肉質で、出てきたときは「ごはんが少ないんじゃないの?」なんて思うかもしれないが、食べると「このごはんの量でよかった」と思うだろう。


私からの唯一のアドバイスとしては、どんぶりの端のほうに乗せられている軟骨つくねはぜひ最後に食して欲しいということ。絶妙な塩加減と鳥の旨み。必ずまた来ようと思える余韻を舌に残してくれる。



ランチタイムは、定食(内容はどんぶりと一緒。別皿に盛られて、ご飯は白飯になる)、どんぶり、ラーメンセット(しょうゆ・みそ・塩)の3種類のみ。ラーメンセットの注文が全体の半分近くを占めているが、私はわざわざ表参道まで出向くので定食かどんぶりしか注文しない。ちなみにセットのスープは評価には値しない。







焼き鳥というのは評価が割れるジャンルだと私は思う。寿司を評価するような目線で評価すると、この鳥政の評価は低くなるのではないかと。ただ、寿司の世界の表現を借りるとしたならば、鳥政は「昔からの江戸前気質」を守り通しているような店だ。もはや高級料理のジャンルでも市民権を得た「焼き鳥」。だからこそ、ここ鳥政の焼き鳥がもつ無骨さのようなものを私は評価したい。



ひとつの完成されたコースのような世界観で焼き鳥を提供する名店は別の機会に記事にしたいと思う。



鳥政


東京都港区南青山3-13-2

TEL:03-3405-4515