じげ風呂閉鎖対応「サトノテ・ブログ」
お試しコピペ
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【注意】
本フィールドは、希少種の保全保護のため、
地区名非公開、及び、
関係者の方以外は無断侵入禁止となっております。
地元の方のご許可を得て実施しています。
2015年02月07日(土)に実施しました、
SAVE JAPAN プロジェクト / サトノテ2014
「カスミサンショウウオの卵を探そう!」企画の
レポートです。
http://savejapan-pj.net/sj2014/tottori/event/post_11.html
写真は17枚程です。
今回は、
◉F谷さんご家族3名様 (A1,J2)
◉S尾さんご家族3名様 (A1,J2)
◉K藤さんご家族4名様 (A2,J2)
町内から初参加の
◉T林さん
サトノテスタッフは、
真樹さん、トラさん、morimaki+けんぼうの4名、
計15名のこじんまりパーティーで出陣。
今回のメインスピーシーズの、
カスミサンショウウオは、
環境省指定の絶滅危惧 Ⅱ 類 (VU) として扱われ、
世界中で、西日本にしか生息していない固有種です。
里山の生物が軒並み絶滅危惧に名を並べている中で、
カスミサンショウウオも、
豊かな二次自然のバロメーターの一つと言えるでしょう。
その貴重な両生類の繁殖地を実際に見て頂きました。
10時15分、定刻ちょっと前に開催の挨拶。
挨拶、スタッフ紹介、流れ、注意事項、
SAVE JAPAN プロジェクトの説明、お手洗いを
済ませた後、いよいよ現場へ出発です。
さっそく、繁殖地の谷に入ると、
初めにアカガエル類の産卵ポイントに寄り道。

ここには、ニホンアカガエルの卵塊が確認されていまます。
産卵から時間が経っているものは、
ホットケーキ状に広がっていましたが、
まだ産みたてに近いものは、
持っても流れ落ちないスライム的な感触です。
けんぼうちゃんが、拾ってくれたものを
みんなでタッチしてみました。
黒いつぶつぶ一つ一つがオタマジャクシになること、
流れ落ちないものは、ニホンアカガエルの卵であること、
初期に見つかった卵は、
黒いダルマ状態になっていることなどを
お話しさせて頂きました。
いよいよメイン会場のカスミちゃん繁殖地に進みます。
[2/5の下見で撮影]
森の中のこんな溜まり水のところが婚活会場です。
最初に、ここでトレイルカメラを仕掛けて
何が写ったかの報告をしました。
分かりにくいですが、明け方5時頃に
2頭のヌートリアがうろついているのが確認されました。
トウキョウサンショウウオの繁殖地では、
アライグマによる捕食被害が出ているようなので、
ここの場所も、ヌートリアや他の外来種によって
影響を受けないか情報を収集していかねばと思います。
ちなみに、産卵場所の水辺には、
ヌートリアの糞が沢山ありました(><)。
[まるでバクテリアの顕微鏡写真のようだ…]
ちなみに、トレイルカメラの設置は、
森の持ち主の方にご許可を頂き、
森林組合さん、協議会さんにもお伝えしております。
さて、メインのカスミちゃんの卵、
恐らく新規と思われるものがありました!
5対ほど見つかりました。
これまでの調査で、
約40匹分の卵塊が見つかっていますので、
これで概ね45匹くらいのメス+オスが何匹?という感じで、
周辺の森の生息数が読み取れます。
本当は100匹分越えて欲しいところです。
参加者の皆さんには、水際で
他に生き物がいないか、
あわよくば、見守り役をしているオスが見つからないか、
タモ網や水槽用の網で大捜索。
水位が低いので、泥の中をあさって水生生物探しです。
見つけた生き物をバットに仕訳していきます。
綺麗な水が好きな、ガガンボの仲間の幼虫。
水中イモムシで、気色悪い姿トップクラス状態ですが、
いい水の指標とも言えます。
たぶん、ミカドガガンボとかマダラガガンボとかじゃ
なかろうかと。
識別できる専門家様、
どなかたこの写真で同定できそうでしたら、
ヘルプでございます〜。
そして、外来種コンビ。
ヌートリアと同じ特定外来生物のウシガエルのミニサイズ。
要注意外来生物のアメリカザリガニ。
うっしーは、生きたまま持ち帰ると罰金300万円。
今回は、お子さんがいらっしゃるので、
うっしーの駆除作業は見送りました。
(本当は、シメるべきでしたが…)
ザリガニはお持ち帰りです。
両方とも、カスミサンショウウオの脅威になります。
幼生時代、アメリカザリガニに捕食されることや、
成体になって上陸した後も、
ウシガエルによって捕食される可能性があります。
で、ヌートリアのウンコ。
ほぼ植物質ですが、
あまり見て気持ちいいものじゃないですねー。
二枚貝を食べるという記録があるようですので、
もしかしたら、
カスミちゃんも食われるかも?と気になっています。
繁殖地の水辺を歩き回って、
卵塊を踏みにじって破壊することも考えられますので、
とにかく、
カスミさんたちの順調な成長と繁殖を願っています。
(ここのブログでは、何回か書きましたが、
外来種が悪いんじゃないんんですよ。
持ち込んだ人間に罪があります。)
カスミちゃんの卵塊も、まだ丸いものから、
くるくると元気に動くまで成長したものと
様々なステージを見ることが出来ました。
卵数カウント用の専用のガラスプレートを使って、
見やすくします。
まるでマナティーです。
[別の年に別の場所で撮影したやや成長した幼生]
今回、卵塊を観察している最中に、ふ化したところを
見ることができました。
たぶん、卵塊を移動させてしまったことが、
刺激になったかもしれませんが、
ちゃんとエラが発達している2センチほどの赤ちゃんが、
バットの中で泳いでいるのをみんなで観察。
今日が誕生日だと、みなさん興味津々。
無事の成長を祈るばかりです。
ただ、生存率はとても低く、
どの野生生物もだいたい同じ数字ですが、
卵塊1対につき150〜200近くの卵がありますが、
大人になって繁殖地に戻ってこれるのは
1〜2%くらいです。
外来種がいなくても、この数字なので、
かつてはいなかった天敵が大幅増の上に、
生息環境・繁殖地環境の悪化という挟み撃ちの中で、
生まれた場所で交尾産卵できるコは、
今ではもっと低くなっているかもしれません。
(このような数字はちゃんと調べるのがかなり困難)
あ!エサとなる水中ワラジムシこと、
ミズムシやトンボのヤゴも見つけてもらったのに、
写真がないー!
オプションで、フユイチゴの実を味わったり、
クスサンという蛾のマユを見つけたり。
これは二つとも、横っ腹に穴が開いていましたので、
きっと中の蛹は鳥に食われちゃったかなー。
という訳で、11時半、
参加者のK藤さんが、ご予定の関係でお先にUターン。
お疲れさまでした!
その前に記念撮影をすればよかったわー。
K藤さん、ごめんなさい!
今回は、カスミちゃんが住む森を背景に横断幕ショット。
フィールドで実施したって感じでいいですね!
見つけた生き物を元に戻して、
道具を撤収。
行きとは違った道を通って、駐車スペースに戻ります。
[けんぼう撮影]
ちょっとした谷の奥、
そこを歩くだけでも、探検隊の気分です。
途中で、モズのはやにえウォッチング。
随分前に刺された、カナヘビのミイラです。
真樹さんの熱い解説もステキでした!
そして12時前、さいはく公民館へ到着。
カスミサンショウウオについてのプチ座学タイムです。
2階研修室をお借りして、
まずは、カスミちゃんクイズ。
【 問題1 】
カスミちゃんは、目を閉じることができる○か×か。
答え:○
エサを飲み込むとき目を閉じて眼球で喉の奥に
押し込みます。
【 問題2 】
カスミちゃんは、昼間活動をする。○か×か。
答え:×
殆ど夜行性です。
繁殖期は、飼育個体がケースの中で
昼も落ち着くきなく動くことはあります。
【 問題3 】
カスミちゃんは、怒るとどうする?
1:立ち上がる
2:ふくらむ
3:しっぽを上げる
答え:3
全問正解者は、Mくんお一人でした!
実は、カスミサンショウウオを始め、
小型サンショウウオネタは、
クイズだけでも10問以上作れちゃうくらい
話題がいっぱいあるコなので、
どこを強調するかとても迷いましたが、
今回は、とにかく背負っている歴史が
人間よりも遥かに長く古いことをお伝え致しました。
人類誕生700万年前、
オオサンショウウオは3000万年前から。
小型サンショウウオ類は、2800万年前くらいから。
カスミちゃんは、
恐らく、日本列島が形作られた1万年以上前から、
この土地に先に住んでいた大先輩。
固有種という肩書きを背負っているにも関わらず、
個体数(繁殖地における)は
南部町内でもこの10年で減少傾向にあります。
まずは、知って頂くことから。
そして、
身近な生き物たちの賑わいがある環境の
数字では計れない価値を
より多くの方と共有できればと思います。
フィールドでは、出会えなかったので、
我が家で飼育しているもうすぐ9才になるカスミ君を
お披露目しました。
手を濡らしてから触ってねと、
みんなに間近で観察してもらいました。
カエルツボカビ症が国内で確認されてから、
小型サンショウウオ類の里親作戦が出来なくなり、
終生飼育になった個体ですが、
このような企画や講演会の時に、
「大使」として活躍してもらっています。
2006年3月27日生まれの名前は吉田君。
別サイトでは、
25年生きている記録もありますので、
今後、どこまで寿命が延びるか
末永くお付き合いしていきたいと思います。
で、時間が迫ってきましたので、
お話し半ばでしたが、まとめとご挨拶タイム。
アンケートを書いて頂いてお開きとなりました。
参加者の皆様、
ご一緒させて頂き本当にありがとうございました!
そして、
サトノテがSAVE JAPAN プロジェクトとタイアップしての
3年間21イベントに、
ご参加頂いた全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。
2015年度、まだサトノテは
どのような動きになるか未定でございますが、
2017年のオオサンショウウオ大会 in 南部町 に向けて、
なんらかの活動をと思っております。
他、継続イベントもどのようにしていくか、
方向が見えてきましたら、
また追ってお知らせ致します。
以上、カスミサンショウウオ企画報告でした!
morimaki
<旧カテゴリー:イベント報告>
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コピー以上
2023.03.6.月.22:43
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タグ:サンインサンショウウオ