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6/20.02:49に作って6/16にアップ。
普及啓発のための報告記事です。
一部、皆様の税金によってこの調査が行われています。
町内では、2005年より
ブッポウソウの標識調査を毎年行っています。
環境省と県の許可を得ての特別な調査です。
(岡山、広島などの他のブッポウソウ生息地でも実施)
使い回し写真ですが、まずはこんな鳥です。
ブッポウソウは、鳥取県の希少野生動植物に関する条例で、
特定希少野生動植物に指定されています。
保全保護を進めるにあったて、
寿命や繁殖年齢、越冬地などを調べるため、
環境省と山階鳥類研究所とNPO法人日本野鳥の会鳥取県支部の
協力のもとで、調査研究が行われています。
標識調査の時には、
必ずこの旗を現場で掲示することが義務づけられています。
標識調査員というこれまた特別な資格がないと
出来ない調査です。
車の側面にはこのようなプレートも貼っています。
まず6月は、抱卵中の親鳥を捕獲して、
ジオロケーターの回収と、
足環による夫婦関係の記録をとります。
(7月は、生まれたヒナの標識調査があります。)
事前に、どこの巣箱にジオロケーターを背負っている
親鳥がいるかを観察によって絞り込み、
今年は、6/15(日)と6/16(月)の
2日間に渡って調査を実施しました。
初日は、野鳥の会のD居さんが電柱登り担当。
2日目はうちの旦那ちゃんが電柱登り担当。
まるで中国電力のお仕事をしているかのような姿ですが、
ちゃんと腕章をつけて、
ブッポウソウのおうちを訪問します。
すでにあちこちで卵が確認されました。
今年は、メスの栄養状態がいいのか、
平均4個の産卵ですが、
5個の巣箱が複数ありいつもの年より、
明らかに割合が高く、みなさん驚かれていました。
事故が起きないよう、丁重に扱わせて頂きます。
翼長、体重などの測定。
リングナンバーの記録。
写真撮影などを速やかに行います。
この背中に背負わせていたジオロケータを
回収することが主な目的です。
1年間、装着していたこの装置をはずし、
山階鳥研に送って解析してもらいます。
データが残っていれば、
一体ブッポウソウが
どこで冬を過ごしているのかが分かるのです。
捕獲した全てのブッポウソウに、
世界共通のリングを付けます。
よくこの足環付けを可哀想ではないかという意見を
出される方がいらっしゃいますが、
標識によって彼らの生活に大きな支障がでることになれば、
そもそも調査になりません。
カモメ類などで、
足環を付けた個体が10年、20年生き延びて
繁殖活動も通常通り続けている記録もあります。
実際に南部町の多くのブッポウソウには
足環が着いていますが、
3年、4年と毎年東南アジアと日本を往復し、
子育てに成功しています。
感情論での標識調査への異議は、
意味をなさないことですので、
データを確認の上でこの調査を捉えて頂きたいと思います。
現在、論文が出来上がるのを
楽しみにしているところですが、
ブッポウソウの翼の模様で
雌雄の判定ができる可能性が大きく、
DNA検査を含めた比較調査が進められています。
調査の時や保護個体、死体などを見る時にしか
ナマで拝めない溜め息が出るような美しい蒼。
まさに森の宝石です。
ひとしきり記録を取り終わったら、
出来るだけ早く放鳥します。
[↑国内外を飛び回っている御多忙な方なのに、スキマ時間を
使って南部町の調査に参加して下さったKさん]
元気に飛び立っていく姿に一安心。
毎年行っているので、
同じ個体が3回も4回も捕まることがありますが、
このような調査のあとも、
巣箱を放棄せずにちゃんと繁殖活動を続け成功しています。
「ひえー、ひどい目にあったぜー。」
とか言っているか分かりませんが、
また同じ場所に戻る心理は本能なのか、
鳥にとっては、
かなり危険な目にあったという経験をしているにも関わらず、
毎年同じ町に戻って来ることに
「♪ もしかしてだけど、もしかしてだけど、
あんなにいじくりまわされちゃっていても、
きれいさっぱり忘れちゃうじゃないの? ♪」
と思いたくなるくらい、
彼らの記憶や学習能力にクエスチョンマークです。
というワケで、
今年の成長の標識調査は、
6/15(日)、6/16(月)の2日間で、
登った電柱16本。(1本につき少なくとも2回以上往復)
ジオローケータ8個回収。
新放鳥13羽、再放鳥16羽。
調査によって、
夫婦関係が色々見えてきています。
あそこの巣箱の旦那が変わっているとか、
日南生まれの6才の嫁さんがいるとか、
別の夫婦が住みついているとか、
あっちの巣箱で奥さんが違うコになっとるとか、
なんとも入れ替わりが多いようです。
この野鳥にご縁を頂いた私達の使命の一つとして、
継続している標識調査が、
彼らの保全保護に
着実につながっていくことを願っています。
調査に参加して下さった皆様、
暑い中本当にお疲れさまでした!
1日目:D居さん、Y﨑さん、K下さん、旦那ちゃん
見学サポート:えんさんご家族、M舩くん、Y中さん
2日目:Y﨑さん、K下さん、旦那ちゃん
見学サポート:morimaki、Y中さん
途中見学:トラさん(差し入れ感謝!)、O塚さん、
もちこさん
以上、今年のブッポウソウ親鳥標識調査でした。
現在、岡山県倉敷市の倉敷市自然史博物館で
ブッポウソウ特別展が行われています。
南部町の剥製や卵を展示して頂いていますので、
お近くの方は是非お立ち寄り下さい!
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コピー以上
2023.02.16.木.03:54
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