脳脊髄液減少症について2 | 交通事故弁護士ブログ

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自覚症状

脳脊髄液減少症の典型的症状は、起きた時に頭痛がする(起立性頭痛)とか、体位を変えると症状が変わることです。その症状は、ともかく多様で、めまいや耳鳴、視力低下や自律神経症状等、ありとあらゆる症状が出現し、人によって多様です。

画像所見

[MRI]

脳と脊髄のMRIで、脳脊髄液減少を証明できます。

造影脳MRIでは、①びまん性硬膜増強効果、②脳下垂、③硬膜下髄液貯留、硬膜下血腫、④脳室狭小化、⑤下垂体腫大、⑥静脈、静脈洞拡張が画像で確認できます。

脊髄MRIでは、①くも膜下腔外の液体貯留、②硬膜外液体貯留、③硬膜造影、④硬膜外静脈叢拡張が画像で確認できます。

[放射性同位元素(RI)脳槽シンチグラフィー]

脳と脊髄は、硬膜という袋に入っており、その袋の中は髄液で満ちています。

腰のあたりの硬膜という袋に細い針を刺し、放射性同位元素(RI)という液体を注入します。もし、硬膜の袋に問題がなければ、RIが漏れることはないはずですが、袋がどこか破れていれば、硬膜外にRIが認められます(硬膜漏出の直接所見)。

なお、症状からも、硬膜漏出を確認できます。というのは、もし硬膜外にRIが漏れていたら、なかなか頭蓋円蓋部へのRIが入ってこなくなるし、急速に血管内にRIが吸収されるため早期に膀胱内(尿中)RIが写ってきたり、早く尿として排泄されるため24時間での体内のRI残存率が低下します(硬膜漏出の間接所見)。

[ CTミエログラフィー]

原理は、RI脳槽シンチグラフィーと同じです。ただ、いれるのは、RIではなく、造影剤です。腰のあたりの硬膜という袋に造影剤を注入し、全身CTを撮影する事で、造影剤が髄腔内から硬膜外へ漏出していないかを確認する検査です。

[MRミエログラフィー]

CTミエログラフィーも放射性同位元素(RI)脳槽シンチグラフィーも、体内に異物を入れるため、頭痛等の副作用があるし、体にも良いとは言えません。これらの検査は、ある意味、アナログ的です。

これに対し、MRミエログラフィーとは、デジタル的で、水分を強調してMRI撮影をするものです。造影剤が不要で、短時間で検査が終了します。