金曜日、銀行様よりご紹介をうけたアッシュ社長、部長、スタッフの皆さまと飲みました。

普段あまり法人同士の付き合いが性格上ないため、楽しい時間を過ごせました。


昔の仕事の話になり、その話をたくさんして懐かしかったです。



学校を卒業する時、就職という選択肢は自分の中ではまるでなく、

人が就職活動をするのを他人事のように見ていたような感じだったと思います。


そのときは、ヨルダンのアンマンに在住したいと思っていて、その後、物理学者になるか、海外を転転と旅行して放浪者にでもなっているだろうと本気で考えていました。



大学4年になり、授業をサボり、中国各地を1ヶ月以上、放浪していたのですが、そのときに感じたのは、

自分ひとりで何でもできると感じていた考えからの転換でした。


中国最大の河「黄河」をひとりでなんとなく眺めていたときに

頭ではなく身体で何か、

自然の脅威というか、自然に比べれば、人は小さすぎるな・・・とわけのわからないことを感じていたと思います。



そんなことを思っていて、旅行から帰ってきて、ふと社会勉強のためにとりあえず、就職活動をしてみるか・・と思い、たまたま、よくわからないマニアックなクラブジャズCD裏に書いてあるレコード会社の電話番号に電話したのが、その後、就職することになるエイベックスというレコード会社でした。



就職活動といっても、本気で就職する気もなく、コネでもないと就職できないだろうと、最初は適当だったのですが、縁があり就職することになったのです。


エイベックスというとアイドル歌謡曲というイメージが今はあるのですが、

実はなかなかマニアックな音源をリリースするという活動をしていて変な会社だなと思っていました。



会社に入り、邦楽の販促宣伝まわりを担当することになり、

一切、聴くことがなかった邦楽アイドルの担当でこれは困ったな・・と正直思いました。

もっとも嫌いなジャンルだったからです。



新人の業務の大半はダビングをしたり、コピーをしたり、発送業務をしたりでフルスピードで業務をこなしても1日15時間~18時間働かなければ追いつかず、寝るのは毎日AM3時前後とか朝になってましたが、意識が飛んでいたため、あまり辛くなかったのを覚えています。


電話が鳴り、1コールで電話を取らなければ、とんでもなく怒鳴られる体育会系な一面があるチームでした(笑)


完全徹夜をこなすのもある意味、変な高揚感を覚え癖になりました。

ダビングやコピー、発送業務は社内で誰にも負けない速さでそれだけは変な自信がありました。



その後、たまたま、デビュー前後から、エヴリ・リトル・シングや浜崎あゆみなどアイドルの担当になり、嫌いなジャンルの仕事でも本気でやると何でも楽しいものだなと初めて思いました。


たまたま会社で総力をあげるアイドルだったので売れて、結果が出てうれしかったのですが、

その反面、アンダーグランドでリリースされ続けている、実験的で良質な音楽を提供する仕事をしたいという思いとの葛藤が強くなっていきました。



その後、ほかの仕事をやろうと思い、それまで読書感想文でも1冊も本を読んで書いたことがなかった人間が、独立前の数ヶ月は約500冊ぐらい本を読んでいたのを覚えています。


500冊の知識は、独立初日に役に立たなかった・・・と感じました。


そんなことを、ふと金曜日の飲みで、昔話をしているときに思い出したのでした。