5月に私も所属しているNPO法人のプレミアム研修会が行われます。今回は、大分県の国東を訪問します。ひとくちに九州と言ってもその地域地域によって、特徴や特色が違います。テーマのひとつに、世界農業遺産に登録された地域ということで、私もあまり知りませんでしたので、ちょっと予習を。

 

 世界農業遺産とは、「食料の安定確保を目指す国際組織である、国際連合食糧農業機関(FAO)が、グローバル化、環境悪化、人口増加の影響により衰退の途にある伝統的な農業や文化、土地景観の保全と持続的な利用が図られている地域を「世界農業遺産」に認定しています。世界的に重要な農業地域を次世代に引き継ぐため、2002年に開始したプロジェクトです。」

 

 2016年1月時点において、「世界農業遺産」の認定登録数は、世界中でわずか36箇所となっています。日本では、「能登の里山里海」(石川県能登半島、2011年6月)、「トキと共生する佐渡の里山」(新潟県佐渡市、2011年6月)、「静岡の茶草場農法」(静岡県、2013年5月)、「阿蘇の草原の維持と持続的農業」(熊本県、2013年5月)、「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」(大分県、2013年5月)、「清流長良川の鮎」(岐阜県、2015年12月)、「みなべ・田辺の梅システム」(和歌山県、2015年12月)、「高千穂郷・椎葉山地域の山間地農林業複合システム」(宮崎県、2015年12月)が認定されています

 

 九州に3件も世界農業遺産に登録されているのですね。「クヌギ林とため池」がどのようになっているのか勉強してきたいと思います。