津軽森林鉄道


導入

探索日 2024.06.01

公開日 2024.06.12

所在地   青森県五所川原市



奥津軽にはかつて日本一を誇った森林鉄道があった。
総延長は283km。日本で初めて敷設された歴史のある林鉄路線だ。

1904年開設。1968年廃止。林鉄としてはかなりの長寿となる。

その長寿ぶりが相まってか、今でも多くの遺構が残っている。

これはそんな津軽森林鉄道を探索した、オブローダーもりひろの記録。


五所川原支線の遺構は存在するのか!?

2024/6/1  5:45


私の朝は始まった。

五所川原の朝は早いらしく、もうすでに結構の交通量があった。これは誤算だ。

本題に入ろう。


五所川原支線は一部の資料にのみ記載されている、津軽森林鉄道の中でもっともマイナーな路線であり、最も謎が深い路線でもある。

林野庁のデータベースには記載がない。

ここにある五所川原林道は明らかに凝計地とは違うため異なるものだろう。

しかし私は探索の前にとある写真を見つけた。



馬車鉄道である

この写真は五所川原市のホームページ


から閲覧することができる。

これは岩木川河川敷のJR五能線岩木川鉄橋の下とされており、五所川原市内に軌道があったことが証明されている。

しかし、この起動も五所川原支線に直接的なかかわりを持つ物ではない。

五所川原支線は現在の五所川原駅から、津軽鉄道津軽飯詰駅の方向に進む軌道であり、この馬車鉄道とは方向が異なる。


しかし一概にも関係性を断ち切ることはできないようだ。


この写真は大正13年に撮影されたものだ。


だから何だって??

そう。この同時期に津軽森林鉄道は最盛期を迎えている。

もちろん、五所川原支線もこの時期にはあったとされる。


つまりこの馬車鉄道は五所川原支線に貨物を運んでいたのではないか。


もしそうだとすればより五所川原支線の信憑性は高まる。

探索だ!!


  1. 探索開始

5:56


私は今、津軽鉄道十川駅にいる。

ここより少し北に軌道跡と思われる場所がある。

それは現在の国道236号線と旧十川が交わるあたりと推定している。


6:06



凝計地についた。

おそらく、、、

こっちだ


ビンゴ



おそらくこれが五所川原支線の跡だろう。




おそらくここが橋跡だ。

確たる証拠はないものの地形的にはここになるだろう。

橋脚の跡は護岸工事のためか、跡形もなくなっていた。

そしてその先の国道339号が軌道跡だと推測する。


津軽林鉄の後はかなりの確率で道路として再整備されており、市街地では軌道跡が残っていない場所が多い。

その分山では遺構が多いのだが、、


その後津軽飯詰駅までさかのぼったものの、遺構を発見するには至らないかった。

結論から言えば、遺構は旧十川以外にはなかった。

ほとんどが道路として再利用されていた。

まあ想像の範囲内かな、、悲しいけどね


五所川原支線の探索は撤退を余儀なくされた。



〈本編へ〉




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五所川原立佞武多には忘れ去られた団体が存在した。そんな団体の復活に向けて起こしたアクションとは!?もりひろ最初のレポをとくとご覧あれ!