少し前、ツイッターX上に衝撃的な動画が流されました。

 

 それはビーチで和やかに楽しむ人々の近くの海に米国製クラスター爆弾の破片が降り注ぎ、白い砂浜を人々が逃げ惑うという物でした。

 

 大抵の場合、ビーチの一般人を狙うテロであると書いてありました。

 

 臓器を貫く危険な兵器だとか死者が数人出たという文言に加え、だからウクライナ侵略はプーチンが一方的な悪では無く、アメリカのネオコン、軍産複合体や闇の勢力による暴力で、プーチンはそうした勢力と戦っている正義だと言う事が書かれてありました。

 

 しかし自分はこれを見た時からおかしいと思っていました。

 

観光客で賑わうクリミアのビーチをミサイルが襲う映像がソーシャルメディアに公開された。

 

 え、クリミアってウクライナの領土だよね? ロシア人がなんで呑気にビーチで遊んでいるのって思わないのでしょうか。

 

 これを沖縄に置き換えてみて下さい。20XX年に中国共産党が沖縄に突如侵攻、米国が他国で紛争してたりして十分防衛が出来ずにあっさりと占領されてしまったとします。架空戦記みたいですがそれから5年後、20X5年に日米共同で「沖縄奪還作戦」が開始されたとします。その時に沖縄のビーチで楽しく遊ぶ中国人達の近くにクラスター爆弾が誤爆されてしまった。それを切り取った中国人メディアが世界中に動画を流し、軍産複合体のテロだと連呼します。それを真に受けた左翼市民が「沖縄奪還作戦は米国武器商人の陰謀で、実は沖縄は占領されていない」「習近平の本当の敵はアメリカ、彼は米国の軍産複合体と戦っている」「沖縄は元々中国領だった、習こそが世界一の平和主義者」とか言い出したら理解出来ますか??

 

 笑えない状況ですが、一方的に市民が虐殺されたウクライナ侵略で、プーチンは正義とか真顔で言っている日本の主婦や国民が居ます。これらは完全に造られたプロパガンダなのです。

 

白昼のビーチに「クラスター子弾の雨」が降る瞬間...クリミアで数百人の海水浴客が逃げ惑う緊迫映像newsweek

この事件は、ロシアの防空システムがクラスター弾頭を搭載したミサイルを迎撃し、そのうちの1発が軌道を変えたために起きた。ロシア国防省は、発射された5発のミサイルのうち4発を撃墜したと述べ、さらに「防空システムの衝撃を受けて最終段階でコースを変えたもう1発が、市街地の上空で弾頭が爆発した」と付け加えた。

「5発目のアメリカ製ミサイルの破片弾頭が空中で爆発したことにより、セヴァストポリの民間人に多数の死傷者が出た」と付け加えた。

 

 もちろんたとえ誤爆や最初から狙って無かったとしても市民に攻撃が当たる様な状況は避けるべきだし、死者が出た事に対して米国やウクライナは胸が張れる事でも無いです。でもウクライナでおびただしい一般市民が虐殺され土中に埋められた事ももう忘れ、占領地のビーチで遊ぶ一般人を狙ったテロだっ! というロシアの主張を真に受けて米国を批判しまくる人って本当に保守でしょうか?? 自分は米国自身が行ったWGIPと中国が戦後行った反米工作は非常に根が深く、どう見ても反米左翼にしか見えない主張を保守だと自称する人々が平気で行っている事に暗澹たる思いがします。

 

 あともう一つ、日本でこれだけプーチン賛美が止まない特殊な事情の一つに、北朝鮮系の在日朝鮮人が保守のふりをして必死に同盟国のロシア・プーチンを賛美していると考えています。

 

 警察の拳銃使用批判と似たり。

 ひところ警察が拳銃を使用するとマスコミと文化人が鬼の首でも取った様に、使用は適切であったか? 市民の安全は守られたかと連呼しました。一頃よりはマシになりましたが、それでも今も同じ風潮は続いています。

 

 米国の軍産複合体陰謀論はこれと似ていると思っています。物事の根本原因やどっちがあくどい事をしているか? という客観情報よりもまず第一に米国が悪いという刷り込みで動いてしまう訳です。

 

 もう一つの原因は戦後マスコミの捏造偏向の酷さです。これの為に人々は本能的にTV報道=嘘だと思い、逆張りで報道と真逆が真実だと思い込む人々が多い様ですが、マスコミもおかしいがネット情報も捏造だらけです。特に「~のウラに秘密組織○×が居るよ」みたいな図式を連呼する人を信用しては駄目です。何の解説にも論拠にもなっていない事を、よくわからない用語を連呼する事で事実であるかの様に吹聴しているだけですから。

 

 反ワクは中国の陰謀!

 今新型コロナワクチンは欧米の陰謀という事を吹聴している人々が本当に多いです。これはコロナが落ち着いて来た事も大きな理由でしょうが、もう一つは中国の衛生管理の悪さと隠蔽体質により世界に未曾有の大被害を受けさせた「中国発新型コロナ禍」という物を、中国の責任を回避し欧米の陰謀論に罪をなすり付ける為の工作が完全にあると思っています。

 

 そしてディープステートの元ネタがディープスロートというポルノ映画だった様に、このワクチン陰謀論の元ネタも「インフェルノ」という娯楽映画とそっくりであると思っています。人類を滅ぼす為にワクチンを開発する闇の組織なんて存在しません! 当たり前の事を当たり前に考えるとワクチン陰謀論なんてアホらしいという事がすぐに分かります。(※性急な薬剤使用による薬害は無いとは言えませんが)

 

 

ダン・ブラウン原作の世界的ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続き、トム・ハンクスが三度、ハーバード大学教授の ロバート・ラングドンに扮したシリーズ第3弾。ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。何者かから追われる身となったラングドンとシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。そしてゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を実行していることに気づき、阻止するべく奔走するが……。ロン・ハワード監督と主演のハンクスが続投するほか、ラングドンと共に謎を追う女医シエナ役を「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズが演じる。 映画COM

 

 ま、本物の陰謀論脳になると「この映画は真実を描いている!」とか「予言の映画だっ」とまで言い出す事がありますが、今の所反ワクの人々は何故かこの映画はスルー。

 

 

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