前回の続きとなるのですが、反日極左TBSアニメ機動戦士ガンダムSEEDの主人公であるキラ・ヤマトについて一般的に「ヤマトタケル」であるという誤解が多いと思うのですが、自分は前々から両者は全く関係が無いと思っていました。しかし近年公開された劇場版SEED・FREEDOM(未鑑賞)の感想や設定を見る内にそれはかなり確定的であると確信に至りました。やはりキラ・ヤマトとヤマトタケルの両者には何の関係も無いでしょう。

 

キラ・ヤマトのキラとは?

このキラについて「きらきらしい」という古語であったり「killer」キラー殺人者という意味ではないかとか考えていたのですが、キラ・ヤマト自身が敵兵であっても自分の好み次第で殺したり殺さなかったりする偽善キャラなのでキラーでは無いだろう事で長年謎だったのですが、前回説明したクロスアンジュ(未視聴)というTBS反日極左カルトアニメの画像を観て氷解しました。

まず前回、この画像は「ガンダムエルガイムFSS世界観共通性」という考えから、ラスボスは男性版アマテラスであろうと書きました。

という事は、この刀を構えた男は自動的にエルガイム・ダバ=FSS・コーラス王という事になります。

 

FSSコーラス王の正体

で、ここで一旦SEEDを離れますが、このFSSラスボス「アマテラスの偽物」を倒す「コーラス王」とは何かと言う事なのですが、引っ張っても意味が無いので書きますが「コーラス王」とは「高麗の王」※であると考えています。

(※実際には時代的に高句麗なのですが、何故か高麗と誤認していると思うのでこのままにします)

 

何故か?自分は最初コーラス王は出雲神の暗喩だとずっと考えていました。それが普通であると思います。なんと言っても安彦良和の神武ナムジでも天孫族=皇室に対決するのが常に出雲系の人物と描かれているからです。が、よくよく考えるとFSS自体観ると、出雲の暗喩というかもう直接的存在として「イズモアストロシティ」という宇宙コロニーが登場します。つまりコーラス王朝とは別存在な訳です。ちなみに「イズモアストロシティ」という宇宙コロニーは刀剣の産地として描かれ、まさに出雲その物として登場します。

 

という事はコーラス王朝は何だろうか?という事になります。そこで重要となるのが、FSSデザインズという本でその本の6ページ「デルタベルン星」のグリース王国の部分を凝視していて気付いたのですが、これは日本列島をぐにゃっと伸ばした様な形をしています。全体としてはユーラシア大陸の中に日本だけがピックアップした状態に歪んで描かれている状態です。

 

ではコーラス王朝があるジュノー星はどうかと言えば、同じ様にユーラシア大陸に日本列島は無くて今度は異様に巨大化した朝鮮半島だけがあるバージョンになっていると考えています。

 

つまり、分かりやすく言えば機動武闘伝Gガンダムの宇宙に浮かぶコロニーの様に日本の星と朝鮮の星に分かれてしまっている訳です。なにやら「騙し絵」みたいな空を掴む様な話ですが、画像を掲載する訳には行かないので、とにかくファイブスターの各星の地図が見れる人は是非見て考えてもらいたいです。

 

遠回りしましたが、つまりFSSの世界観ではアマテラスの帝のデルタベルン=日本、コーラス王朝のジュノー=朝鮮半島であると考えています。で宇宙コロニー=出雲。ついでに横道にそれますが、フィルモアはロシアでありトラン連邦はアメリカ、ハスハは中東とアフリカであると思っています。もちろん作者は特定の国々とは関係無いと明言している訳ですが。

 

これがどういう事かと言えば、FSSとはアマテラスの帝=日本の象徴が世界中の敵となり、最終的にはコーラス王朝=朝鮮高句麗(高麗)王がアマテラスを倒すという物語であると推測しています。

 

そしてこれは古代倭国の神功皇后と応神天皇から始まる倭の五王と高句麗好太王との闘いの暗喩でもあると思っています。

 

アマテラスの帝=日本=古代倭国=神功皇后

 

コーラス王=朝鮮半島=高句麗(高麗)=好太王

 

誤解なき様に、ブログで何度も何度も書いている事なのですが、これは実際の歴史とは全くの真逆です。実際には倭国は縄文時代からずっと朝鮮半島南部に進出しており、鉄文化も稲作も全て能動的に「弥生化した縄文人」が自主的にもたらした物です。そして半島に進出した「弥生化縄文人」=初期ヤマト政権は、度々朝鮮半島の王国と戦争を繰り広げ、中でも高句麗とは熾烈を極め、それが好太王碑文に書かれている事なのです。

 

高句麗・好太王碑文wiki

 

399年、百済は先年の誓いを破って倭と和通した。そこで王は百済を討つため平壌に出向いた。ちょうどそのとき新羅からの使いが「多くの倭人が新羅に侵入し、王を倭の臣下としたので高句麗王の救援をお願いしたい」と願い出たので、大王は救援することにした。

 

400年、5万の大軍を派遣して新羅を救援した。新羅王都にいっぱいいた倭軍が退却したので、これを追って任那・加羅に迫った。ところが安羅軍などが逆をついて、新羅の王都を占領した。

 

404年、倭が帯方地方(現在の黄海道地方)に侵入してきたので、これを討って大敗させた[10]。

 

これらの記述は「日本書紀」や「朝鮮・三国史記」の記述等と合わせ、朝鮮半島南部に古くから倭人の居住地があり、それを受け継いだ初期ヤマト政権がしきりに半島各王国に干渉した事を証明しています。残念ながら白村江の戦いで敗北し倭日本軍が完全撤退するまでは、倭国・日本が半島に権益を確保していたのは明確と言えます。

 

つまり長くなりましたが、FSSのコーラス王がアマテラスの帝を打倒するなんて話は完全に間違いであり、そのベースとなっているのは、戦後左翼古代史界を席巻し、現在完全否定されている「騎馬民族征服説」が根底にあるのは言うまでもありません。

 

所がこれも何度も書いた事なのですが、ガンダム二大巨匠、富野由悠季と安彦良和が世代的にこの洗礼を受け、ずっと抜けきらずに反日史観を継承してしまっていると考えています。

中公文庫コミック版 神武 ナムジ 安彦良和
イメージ 2

講談社 蚤の王 安彦良和 ↑↓

イメージ 3
イメージ 15

↑富野由悠季ターンエーガンダム全記録集2講談社P91~

 

SEEDキラ・ヤマトの正体

回り道が大きかったのですが、エルガイム・ダバ=FSS・コーラス王が高句麗、好太王の暗喩であるという事はご理解されたと前提で行きます。

 

ここからキラ・ヤマトの正体なのですが、重要なのが前例のクロスアンジュで「日本列島無し画像の刀を構える男」と共闘する女主人公が乗るロボット・ヴィルキスが「ホンダVFR」というバイクと「フリーダムガンダム・ゴールドフレーム天」というロボットを合体させた様な奇妙な形をしているという事です。

ヴィルキス(モデロイド)

フリーダムガンダム

ライジングフリーダム

また未視聴だが、クロスアンジュOP映像とSEED系OP映像は非常に似通っているらしい。

↓ホンダVFR、SEEDFREEDOMがホンダと宣伝連携している事からも確実であろう。

バイクについてはエルガイムのロボットが乗り込む為にスパイラルーフロー?か何か言う空中バイクに乗って操縦するので、それの事だとすぐ分かります。しかし「フリーダムガンダム&ゴールドフレーム天」そっくりはどういう事なのでしょうか??

 

しかしそれも例の「日本無き朝鮮半島だけの地球」という画像を観れば分かりました。つまり女主人公と刀を持った男は同じ意思を持つ者、つまり男アマテラスの敵であるという事です。

さらに言えば、SEEDFREEDOMに出て来るライジングフリーダム?というロボットもクロスアンジュのロボットにそっくりなのです。

 

これらから、フリーダムガンダム及びそれを象徴的に乗るキラ・ヤマトもアマテラスに敵対する存在である、コーラス王と同体であると暗示しているのです。

 

こうした事から、SEEDの初代ラスボス、プロヴィデンスガンダムとは天意という意味らしいですが、自分はプロヴィデンスガンダム=男性版アマテラスの暗喩であると推測しています。

↑SEEDラスボス・プロヴィデンスガンダム。一見すると仏像の様だが実際は「太陽光線」をロボット意匠化した物であり、その真意は「男アマテラス」という事であろう。

 

再びキラ・ヤマトのキラとは?

このキラの意味を探るヒントもSEEDFREEDOMにありました。

布都御魂wiki

建御雷神(たけみかずちのかみ)はこれを用い、葦原中国(あしはらのなかつくに)を平定した。神武東征の折り、ナガスネヒコ誅伐に失敗し、熊野山中で危機に陥った時、高倉下が神武天皇の下に持参した剣が布都御魂で、その剣の霊力は軍勢を毒気から覚醒させ、活力を得てのちの戦争に勝利し、大和の征服に大いに役立ったとされる。

 

突然フツノミタマが出てきます。異様ですね。これでヤマトタケルと関係無い事が判ります。で、ここで神武東征かと誤認される様なミスリードがありますが、これも関係無いです。何故ならSEEDFREEDOMのラスボスロボットが、ブラックナイトスコード カルラという一見して良く分からないロボットなのですが、カルラという文字を良く見ればこれは「駕洛国からこく」をもじった物であると分かります。金官国・駕洛国・金官加羅などとも言う半島南部の国々の中心で、ここは後に任那日本府となった地です。

 

このカラ国を倒す、征服するという事と、前述のコーラス王=朝鮮の王の設定を合わせるとどうでしょうか?つまりキラ・ヤマトとはカラ国の王=金首露王が、カラ国を統一し、倭国日本をも降臨して支配下に入れたという、騎馬民族征服説のパターンの一つ※1と符号するのです。

 

つまり、キラ・ヤマトのキラは金首露王の金、キム・ヤマトであると推測しています。

 

4月6日追記

※1

カラ国の王=金首露王が、カラ国を統一し、倭国日本をも降臨して支配下に入れたという、騎馬民族征服説のパターンの一つ

について。

 

古代史に興味の無い方が↑この様な事を読むと、すわっお前は反日か!?とか誤解されそうですが、そうでは無くて、古代史のジャンルには「騎馬民族征服説」というトンデモ説があって、そうした中のパターンの一つにこういう物が「定番」として存在してるのです。

 

例えば試しに「首露王・騎馬民族征服説」で検索すると、以下の様な本が出て来ました。

A著作

新・騎馬民族征服王朝説 : 奈良朝は新羅占領軍の政権平安朝は百済の亡命政権
藤井輝久 著 【内容説明】
古代史は、こう考えなければいけなかった!!ある時は「古代探偵」、またある時は「古代裁判官」こと著者が、問題の前著『天皇系図の分析について』を敷衍・援用しつつ、霧に包まれた“真実の古代史”を明快に照らし出す。

抜粋
奈良朝の天皇家(新羅王子)と平安朝の天皇家(亡命百済王)とは、同じ王朝ではなかった

B著作
消された「ウガヤ」王朝―『記紀』の裏にひそむ謎を解く
朴 炳植【著】毎日新聞出版(1993/12発売)
内容説明
邪馬壱国の最初の王は、
首露王伝説を持つ韓国南部の加羅国(伽耶)の本家「上伽耶」から渡って来た王族、ウガヤフキアエズノミコトだった。隠された古代の真実に迫る史眼。

 

現在完全否定されている騎馬民族征服説ですが、中身に色々なバリエーションがあり、例えばA著作は新羅が奈良を征服した等と観れば一目瞭然、クロスアンジュのミスルギ国のモデルであると分かります。

 

そしてB著作なんかは、今回解説したい首露王系の征服史観の本がバッチリ検索出来て良かったのですが、

首露王伝説を持つ韓国南部の加羅国(伽耶)の本家「上伽耶」から渡って来た王族、ウガヤフキアエズノミコトだった。

等と書いている様に、カラ国の金首露王が日本を征服して立てた王朝が天皇家だと言う良くあるパターンなんです。そういう物だと思って下さい。

 

ここで注目して欲しい点は、本来天孫・日本人であるウガヤフキアエズを渡来人である、と規定している点です。騎馬民族征服説の中にはこの様に天孫や皇族を「渡来人・半島人」であると規定するパターンが多いのです。例えば酷いのになると、「カラ国の王子ニニギノミコトが騎馬民族として邪馬台国の卑弥呼を征服する」とか言うトンデモな物もあります。

 

・トンデモ騎馬民族征服説、加羅国・金首露王による降臨類型パターン

(一部wiki文利用)

『三国遺事』に抄録された『駕洛国記(朝鮮語版)』(『駕洛国記(朝鮮語版)』自体は逸書)によれば、天から亀旨峰(クジの岳)に6個の金の卵が降臨し、42年3月3日に首露王が生まれたとされる。また、このとき1人ではなく5人の王子とともに6つ子として卵から孵って、九干たちに育てられたとされている。金官国伽倻は『魏志倭人伝』には狗邪韓国(くやかんこく)と伝えられる国である。

つまり亀旨峰(クジの岳)は日本神話のニニギノミコトによる天孫降臨のクシフル峰と同意同音であり、日本皇室の天孫降臨とは金首露王による列島征服を神話化した物である。

その証拠に第九段一書「呼びて日向の襲の高千穂の添山峯と言う。」そほりの山とは都市・ソウルの事であり、またニニギノミコトは「この地は韓国に向かい、笠沙の岬まで真の道が通じていて、朝日のよく射す国、夕日のよく照る国である。それで、ここはとても良い土地である」と言ったと伝わる。つまり自らの出自が韓国にある事を明示したのだ。

 

つまりこうした征服説の内容が、自分がキラ・ヤマトがキム・ヤマトであると推測する物となっています。「この地は韓国に向かい」って言ってる時点で他国だと分かると思うのですが。

 

概念を図的に示すと、

概念A

天空

プラント=大陸・半島・加羅国

統一

↓キラ・ヤマト=キム・ヤマト(金首露王)

天孫降臨(騎馬民族征服)

地上

オーブ連合首長国=倭国・邪馬台国?

 

概念B

高句麗・好太王=FSS・コーラス王朝・コーラス王

 

新羅=クロスアンジュ・ミスルギ国

 

加羅国・金首露王=SEED・プラント・キラ・ヤマト(キム・ヤマト)

 

百済=Gのレコンギスタ・クンタラ

 

という事なのだと推測しています。念の為に書きますが、騎馬民族征服説は真面目な古代史の方からは完全否定されているトンデモ説で、数々の合理的な否定論がwikiにも書かれてあり、納得出来る物です。コピペするのは字数が多すぎるのでそこを読んで頂きたいのです。

 

 

しかしそれでは余りにも手抜き過ぎるので、加羅国・金首露王による日本征服類型(↑に青色で示した物)だけは自分で否定しておきたいと思います。と、言っても実に簡単に完全否定する事が出来るのです。それは引用元となる書物の刊行年代の違いです。

 

『三国遺事』(さんごくいじ)は、13世紀末に高麗の高僧一然(1206年 - 1289年)によって書かれた私撰の史書。

 

加羅国・金首露王の降臨説話の登場はなんと13世紀です。あれ、意外に新しいと思いませんか?では日本のニニギノミコトの初出典はと言うと、

 

『日本書紀』(にほんしょき、やまとぶみ[1]、やまとふみ[2])は、奈良時代に成立した日本の歴史書。『古事記』と並び伝存する最も古い史書の1つで、養老4年(720年)に完成したと伝わる[3]。

古事記(こじき、ふることふみ、ふることぶみ)[1]は、日本の日本神話を含む歴史書。現存する日本最古の書物である[2][3]。その序によれば、和銅5年(712年)に太安万侶が編纂し[4]、元明天皇に献上されたことで成立する[5]

 

当然ながら三国遺事のはるか以前、奈良時代の成立です。そこにニニギノミコトの天孫降臨が描かれている訳です。

 

8世紀の書物が、12世紀・13世紀の著作内容を真似する事が出来ますかね?所が多くの古代史家と言われる人々がこの様な異常な逆転現象を信じて「日本のニニギノミコトの天孫降臨は、半島の金首露の降臨神話を参考にした物、暗に伝えた物である」とか真面目に書いているのです。理解出来ますか?

 

逆じゃないですか?日本の天孫降臨を参考に金首露王の降臨が描かれたとする方がはるかに合理的です。何故なら日本書紀の編集者達は正直にその内容に「魏志倭人伝」の内容を伝えているからです。そういう事は普通にある訳です。

 

つまり時系列的に見ると、

 

魏志倭人伝 3世紀末

日本書紀・古事記 720年 712年 奈良時代

三国史記(※朝鮮半島正史)1145年

三国遺事 13世紀末

 

となる訳です。13世紀って日本では鎌倉時代です。その時代に突如登場する「降臨神話」がそれより古い日本の歴史書より正しいとか、いや日本を征服した歴史だとか突然言い出して、それを戦後左翼学者が鵜呑みにしてるんです。理解出来ますかね。

 

もう一度書きますが、日本書紀や古事記は全部嘘っぱちだけど、鎌倉同時代に書かれた「朝鮮神話」は全部正しいとか言い出してるのが「騎馬民族征服説」のベースにある訳です。

 

で、基本の基本、一番古い魏志韓伝にはどの様に書かれてあるかと言えば、朝鮮半島南部に倭人の国があるとほぼその様な事が書かれてある訳です。

 

言っては悪いですが、三国史記・三国遺事の中の半島神話とは、後の時代に「魏志韓伝の様な内容」に反感を覚えた当時の朝鮮人著者達が、朝鮮半島の民族意識を高める為に同種の神話を参考にしたのが首露王の降臨神話だとか檀君神話と考えるのが自然で、それを戦後の近代日本で鵜呑みにして、首露王が日本を征服したとか本気で言い出している方は本当に理解に苦しむ。

 

でもそういう方々って「それは秀吉軍と日帝が全部燃やしたから歴史書が残って無いだけで、書かれている事は正しい」とか大真面目に言い出す訳です。

 

 

ちなみに突然話は戻りますが、富野由悠季ターンエーガンダムにギム・ギンガナムという敵ボスが出てきますが、この人物はスサノオの暗喩で、なおかつ実際は「キム・ギンガナム」という名前にしたかったのだと推測しています。

 

当然これも渡来人史観でスサノオは韓人だと言いたかったと推測しています。

 

4月7日追記

前回の最後にちょっと書きましたが、富野由悠季ターンエーガンダムという作品のラスボスに「ギム・ギンガナム」という変わった外人のサムライみたいな人物が居ます。この人物について長年謎でしたが、例の「朝鮮半島しか無い地球の画像」を観て氷解したのは、この人物が「キム・ギンガナム」という名前であろうという事です。キムは言うまでも無く金氏の金に当たります。

 

ではギンガナムとは何かと言えば、設定上月にある「ゲンガナム市」という都市の領主の様です。つまり地名です。

 

それらの関係から、自分はギム・ギンガナムを「金・金官国」であると思っています。「金官国の金さん」がギム・ギンガナムです。金官国は加羅地域の国名の一つです。つまりキム・ヤマトと繋がっているのです。

 

そうした事と同様に、これは古くから思っていたのですが、ファーストガンダムのジオン・ズム・ダイクンとは古朝鮮の伝説的な最初の王「檀君だんくん」であると思っています。つまり檀君の正統的な王位をジオン=皇室が奪ったという裏設定です。

 

ではSEEDに話を戻して、アスランとは何者なのでしょうか?一般的にはナルニア国物語のライオンの王アスランだとか、アルスラーン戦記の主人公が思い浮かぶと思いますが、SEEDの場合、アメノミハシラだとかオノゴロ島だとかクサナギだとか、偽装としても日本神話関係の名前が並ぶ中でいきなりアスラン、なんか浮いている気がして長年謎でしたが、これも「朝鮮半島だけの画像」だとかミスルギ国(シラギが占領した飛鳥というトンデモ史観)を考慮すればわかります。

 

先に書いた様にキラ・ヤマトはキム・ヤマトだと思っています。その正体は金首露王という事だと思うのですが、その読み方は「キム・スロ」と読むそうです。

 

ターンエーガンダムには、これ何だ?をもじってコレン・ナンダーというキャラが居るのですが、富野由悠季作品にはその様な語感で遊ぶ様なネーミングが多く、そうした系統で、キラ・ヤマトとアスランを合体させ、キム・ヤマト+アスラン→キム・スラン→キム・スロともじって金首露(キム・スロ)を隠したのだと推測しています。

 

何故ならファーストガンダムのジオン・ズム・ダイクンが朝鮮半島の伝説的王、檀君の暗喩だとすれば、21世紀のファーストガンダムで同様の規模の朝鮮半島の存在と言えば金首露だとか朱蒙だとかが相当するでしょうが、その中で選ばれたのが加羅国(任那)による騎馬民族征服説を持つキム・スロだったと推測しています。その為の語感の組み合わせのBパーツの「首露・スロ」に選ばれたのが「アスラン」だったという訳です。

 

4月9日追記

前回の続きですが、キラ・ヤマトと対になるのはむしろ「ザラ」の方が妥当だという気がしてきました。つまりキラ・ヤマト+アスラン・ザラ→キム・ヤマト+ザラ→キム・ザラ→キム・スロです。

 

それはともかく、ギム・ギンガナムのキム、さらにキラ・ヤマトのキム・ヤマトのキムの二人の他にもう一人自分はガンダムに隠されたキムが居ると思っています。それがテム・レイです。

 

テム・レイwiki

テム・レイ (Tem Ray) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物。初回のテレビ放映では「ティム・レイ」と表記されていた。

 

テム・レイもティム・レイも本意では無く、自分は「キム・レイ」というキャラにしたかったのではないかと推測しています。

 

ヨウランと延烏郎(ヨンウラン・ヨノラン)

 

SEEDDESTINYの脇キャラにヨウランという整備員が登場します。自分はこれはヨンウランだと思っていたのですが、何故DESTINYにヨンウランが出て来るのか?不思議でなりませんでしたが、これも「日本の無い地球の画像」を見て氷解しました。

 

それはシン・アスカ=臣・飛鳥飛鳥地域が「渡来人が支配した地」であると暗に表明する為のキャラクターでした。何故ならヨウランはシン・アスカと絡む事が多かったからです。

 

(※韓国)迎日湾wiki(ヨノウラン自体の項目はwiki無いので)
「迎日」という地名は高麗時代の延日県に由来し、『三国遺事』阿達羅王四年(157年)の延烏郎と細烏女の説話に現れる。それによれば、日月の精である延烏郎細烏女夫婦が日本へ渡ったため日月が光を失い、王が使いを寄越したが、延烏郎は日本で王新羅人が王になったという記録がないことから大王のことではなく地方を治める小王であるとみられる)として迎えられているのを天命として帰国を拒み、代わりに細烏女の織った綃(絹の織物)を与え、それで天を祭ったところ日月が元に戻った事から、天を祭った所を迎日県または都祈野と呼んだのだという[4]。

 

反日左翼の渡来人史観の中でもマイナージャンルなのですが、これを見ると、すわっ遂に朝鮮半島から日本征服の証拠が出た!とか小躍りする左翼がいそうですが、実は種明かしをすると答えは簡単で、これは日本側のツヌガアラヒト・アメノヒボコの記事をアレンジした物だと分かります。

 

前回書きましたが、こうした朝鮮側の神話伝承に関して絶対に忘れてはいけないのは、刊行された年代で、このヨンウランの初出も「三国遺事」であるのです。で、ツヌガアラヒトやアメノヒボコの初出である記紀と比べて断然に新しい事から、朝鮮側史書を書くに当たって日本側資料を参照してアレンジして書いた可能性が極めて高いと思っています。ちなみにツヌガアラヒトもアメノヒボコも微妙に違う人物ですが、双方共に日本を支配したという記事は記紀にありません。

 

ちなみに

(新羅人が王になったという記録がないことから大王のことではなく地方を治める小王であるとみられる)

↑の部分ですが、これは現代人が書いた物では無くて、実は三国遺事に直接書かれている事なのです。

(按日本帝記 前後無新羅人爲王者 此乃邊邑小王而非眞王也)

 

三国遺事著者自ら書いているのです。この辺りが騎馬民族征服説支持者もあまり触れない理由かもしれません。何と言っても魏志倭人伝(韓伝)から、この三国遺事の13世紀・高麗時代まで一貫して、「朝鮮三か国に比べて日本倭一国の方が軍事パワーバランスが上で、朝鮮の国が日本を征服して支配なんてあり得ない」というのが日朝双方の常識だったのです。

 

その証拠にツヌガアラヒト・アメノヒボコの記事とかが日本皇室が朝鮮からの渡来人の記録だとか滅茶苦茶な解釈・強弁する人が多いのですが、その様な事は一切記紀には書かれておらず、例えば新撰姓氏録(9世紀)にはウガヤフキアエズ(神武天皇の父)の子の稲飯命(つまり神武天皇の兄)は新羅王の始祖と書いてあります。

 

「是出於新良國。即為國主。稻飯命出於新羅國王者祖合」

 

それに対応する様に、三国史記wikiに

瓠公(ここう、生没年不詳)は、新羅の建国時(紀元前後)に諸王に仕えた重臣。また金氏王統の始祖となる金閼智を発見する。もとは倭人[1]とされる。新羅の3王統の始祖の全てに関わる、新羅の建国時代の重要人物である。瓠(ひさご)を腰に下げて海を渡ってきたことからその名がついたと『三国史記』は伝えている[2][1]。

初代新羅王の赫居世居西干の朴姓も同じ瓠から取られているため、同一人物を指しているのではないかという説がある[3]。 

また、脱解尼師今が新羅に着した時に瓠公の家を謀略で奪ったと言う。この瓠公の屋敷が後の月城(歴代新羅王の王城)となった[4]。

 

ほぼ半島人も古代新羅の成立に倭人が深く関わっている事を認めている訳です。それが戦後何故か日本側から「古代日本の文化も国も王も天皇も全て半島人が征服して教えた」という滅茶苦茶な歴史観が広まってしまい、実に短期間で一般に定着してしまいました。今も「どうせ日本の文化は全部半島由来、古墳とか全部半島人なんでしょ?」と普通に思っている人が多いのは驚くべき事です。実は全ての事実は真逆だったという訳です。NHK等が吹聴する「地中から出て来た大陸弥生系人骨」なる物は全て、縄文時代から海を越えて半島で活動していた、「弥生系縄文人」の骨であり、渡来人では無いのです。その事実を魏志倭人伝・記紀・新撰姓氏録・三国史記がしっかり伝えています。

 

しかし戦後作られた捏造史観を今も必死に守ろうとしている人々が居ます。自分はそうした人達はSFに良く出て来る、「真実を隠し捏造の歴史を必死に守る歪んだ司祭」にそっくりだと思うのです。所が面白い事に例えば富野由悠季みたいな方は、「天皇が半島人だと都合が悪いので真実を黒歴史として必死に隠そうとしている」とか真剣に考えているフシがあるのです。繰り返しますが、全くの真逆です。

イメージ 15

↑富野由悠季ターンエーガンダム全記録集2講談社P91~

 

またこういう事を書くと「差別主義」だとか「友好の敵」とか意味不明な事を言い出す人がいるのですが、根拠無く「日本の文化は全て半島が教えた」とか言い出す人の方が友好の敵で、それを一切認めない方が日本人に対する差別主義だと思うのですが。

 

 

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