最近ごく一部でサザエさんのGW描写が「不謹慎である」として批判されたという。

 

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自分としては普段映画ドラマ等の反日左翼・歴史認識、日本人差別問題を取り扱っている為に、こうした「本当に問題が無い」という物を取り上げて、違いをはっきりとさせたいです。

 

サザエさん何が批判されたか

「サザエさん」がまさかの“炎上”…実社会がコロナ禍の中でGWのレジャーは不謹慎と
 デイリースポーツ2020/04/26
この日の放送で「G.WのBプラン」として、主人公の磯野家がゴールデンウィークにレジャーに行く計画を立て、別の話では一家で動物園を訪れたという展開に対し「不謹慎だ」などの声が多く上がり、ちょっとした“炎上”状態に。それに対し「アニメはアニメ」「みんなストレスたまってるな…」など、賛否両論が相次いだ。
ツイッターでは「GWに出掛ける話なんてサザエさん不謹慎過ぎ!」「他に差し替える話は無かったのか?」「サザエさん一家が呑気に家族総出で外出しとるん観るとなんか腹立つわ」などと、本気とも冗談ともつかないながらも批判のコメントが多数飛び出した。
一方で「アニメと現実を混同するなよ」「『外に出る描写のある』漫画も小説も絵本もゲームもみんなダメじゃん」「心に余裕なさ過ぎだろ」と、行き過ぎた“不謹慎狩り”をいさめる声もあった。部分

 

つまりは、「ステイホーム期間にGW描写をする事は不謹慎である」という事なのですが、これは不謹慎という言葉の使い方を間違っていますね。

 

google先生

ふきんしん
【不謹慎】
《名ノナ》謹慎した態度でないこと。慎むべきなのに、ふざけたような態度であること。

 

例えば、サザエ製作者さんがステイホーム期間という事実を知って、「みんなステイホームなんて無視して外に出まくろうぜ!」という意図をもって、明確にそうした意図が判る描写等もあって、それを放映したなら悪質な「不謹慎」ですが、放映されたのは、恐らくかなり以前に製作された内容の、通常のGW描写でしか無い訳です。これには、今般のステイホームをみんなで破ろうという意図は全く無い。つまりは不謹慎云々とは次元が違う話です。

 

みんなの関心は不快感と一体感

 

では一体何故、不謹慎という難しい言葉が乱舞して批判されたのか?と言えば、それは「自分が苦しい想いをしているのに、庶民の味方であるサザエさんも想いを共有して欲しかったな・・・。」という感覚がワードがみつからんで、ついつい最近しきりに使われる「不謹慎」に辿りついたのでしょう。

 

つまり、アニメ製作のスケジュール等よく知らないですが、サザエさんが気を効かせて「冬で豪雪で外に出られない」とか「梅雨で外に出られない」みたいな話(※あるか不明)に差し替えられていれば、共感性が高まったな・・・程度の話であって、これが善悪正邪にまつわる問題では無い訳です。

 

この方式が行きすぎると、例えば電車でベビーカーを押している主婦を「幸せを見せびらかせるな!」とか良く判らない中傷になっていく事もあって、逆に本当に不謹慎な物を批判する時に「また不謹慎狩りだ!」と無用な反発を生む事に成りかねないと思っています。

 

しかし逆の感想を持つ人もいます。例えばSFの長距離を旅する宇宙船ではたいていの場合、海や砂漠を映し出すスクリーンが搭載されており、宇宙では体験出来ない物を乗員に与える事で精神を安定させるという描写がよくあります。そういう図式で考えれば、サザエさんがGWを楽しむ事は、このステイホーム期間を乗り切るモチベーションになる人もいる訳です。

 

どちらにしても、それはサザエさん側がどういう考えで作られるかという事であって、極言すれば「客商売」としてどういう風に対応するかという話題で、今回の件に限ってはどっちが悪い良いという物でもないし、サザエさんが変に謝罪でもしたりする事は間違いだと思いますね。

 

善悪が存在する「歴史認識」との違い

 

一方で「アニメと現実を混同するなよ」

 

そうした中で自分が気になったのが、映画・ドラマ・アニメ・小説等ジャンルを問わず、描写等が問題になった時に絶対に出てくる上記の様な反論手法です。

 

一般的に映画やアニメを現実と混同するとは、例えば映画で銃撃のシーンがあったから、本当に役者が死んでいると誤解して心臓ショックになるというようなレベルの物だと思います。

 

それに対して、例えば最近では韓国映画で軍艦島の徴用工や従軍慰安婦の捏造が保守派の中で非常に問題視されています。しかしそうした時に「映画と現実を混同するな!」と言われたらどうでしょうか?

 

いやたとえ映画であれ、歴史認識を持ち出してそれを描く以上は、特定の民族や人々に対して侮辱や名誉を傷つける行いは許されないはずです。そう思うからこそ多くの人が問題点を指摘したはずです。それは上記に書いた様なサザエさんの単なる「共感性の話題」とは根本的に次元が違う事です。

 

戦時中のアニメ、戦後のアニメ

 

戦前、戦時中には日本でもしきりに「人々を戦争に向かわせる作品」が歌・絵画、映画やアニメで作られました。それは公式に左翼文化人やNHKが常日頃言っている事で、都市伝説でも何でもありません。

 

そして今はしたり顔で「この作品は平和を願って作っています」だとか「戦争は良く無い」「権力者は腐っている」的な事を作品に込めたと堂々とインタビュー等で言い続けています。つまりはアニメ作品であれ、4コマまんがですら、立派な政治的メッセージを込められる芸術作品であると公的に認められている訳です。

 

つまりは普段「この作品には~な想いが込められている」と「作品が現実世界の意識を変える為の宣伝の為に作っている」と普段言っている人々が日本人の歴史認識や保守派や右派を侮辱していると指摘された途端に「作品と現実の区別が付いていない」と連呼する事は詭弁に過ぎないんです。これは上記のサザエさん問題の様な共感性の話題とは根本的に違い、民族や日本人や特定の思想に対するヘイト、プロパガンダに相当する物です。

 

一方的に保守派、右派を攻撃する事は美徳、異常な社会

 

医療関係者やトラック運転手やいろいろな社会基盤を支えて下さっている人々がコロナ関連で差別や中傷や偏見を受けています。本当に許されない事です。日本では治療法や病気の原因が解明された後にまで続いたハンセン病への差別偏見を皇室が熱心に撤廃に尽力された事は有名ですが、それとは逆に今でもそうした偏見がある事が信じられないです。

 

例えば今アニメでコロナに感染した人をせせら笑いながら中傷するような「コロナ菌差別」みたいな内容があったとして、それが社会通念上許されるでしょうか?それも「アニメと現実を混同するなよ」で済まされるでしょうか?アニメが芸術作品ではあっても、大衆文化である以上は、そうした理解し難い反モラルは許されないと考えます。

 

しかしそれが政治的宣伝になると一変します。つまりは日本人や日本人の歴史や神話はどれだけ侮辱されてようと、偏見に満ちた描写がされていようと、それらに疑問を呈すると「平和の敵」という事になり反論が許されず、また何故か「作品と現実と区別がついていない」と全くかみ合わない主張を、ファンでは無くて、製作者側ですら行います。それは一方通行の左派、左翼だけが主張を許されるという戦後社会の異常な状態なんです。

 

※念の為に書きますが、自分はサザエさんのファンでも無ければ10年以上確実に観ていません。

 

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