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国が燃える「南京大虐殺の描写問題」とジパング22あとがき
 
前回書いた本宮ひろ志作の国が燃える「南京大虐殺の描写問題」、やっぱり重要な問題でありかなり昔の話題なので知らない人もいるかもしれないので、別記事化しました。
 
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南京大虐殺の描写問題

2004年9月、第87話(42号掲載)と第88話(43号掲載)において、南京大虐殺について取り上げ、「百人斬り競争」や、逃げ惑う一般市民を機関銃掃射する場面を描写[1]。43号には参考文献を列挙した[1]。これに対し、資料として取り上げられた写真の矛盾点を修正して描いたとして、一部の読者や学者、右翼団体、保守政治家から捏造であるとの抗議を受け、ネット掲示板、ブログなどでも非難の声が多数上がった。

一部地方議会議員のグループは、集英社と本宮に対し抗議をおこなった[1]。集英社は10月8日、「不適切と指摘された個所は検討を重ね、適切な処置と読者への経過説明をする」とコメントした[1]。10月13日には「描写の参考にした写真は『ねつ造された』との指摘もある。そういう資料を使ったのは不適切だった」として、『国が燃える』の休載を発表した[2]。

『国が燃える』は、48号より52号まで休載となったのちに連載再開されたものの、休載直前から駆け足の展開となり、翌年1月には終了した。2004年11月11日、本誌上にて問題のシーンを含む二話(計21ページ)はコミックス版では削除されると発表、2006年10月19日に該当部分未収録の単行本9巻(最終巻)が発行された。

ここで問題の一つとして取り上げられた「修正された矛盾点」とは、所謂南京大虐殺について懐疑的な人々から、その矛盾を理由に「虐殺の存在や、日本軍が関与している証拠にはならない」と指摘されている部分を、矛盾が無いように加筆修正しているとされる点である。 具体例としては

   1. 資料写真では膝から足首へとゲートルが巻かれていたのを、作中では足首から膝へとゲートルを巻いた様に修正して描写した[3]。
 
   2. 女性の衣服を脱がし記念撮影を行ったとされる写真で、実際の写真にはない日本軍の制帽・肩章を追加している。さらに背景にある第三者の腕も削除している。[4]
 
   3. ナレーションに田所耕三の、現在は虚偽であるとされている証言を使用している。ちなみに『国が燃える』の中では、田所耕三の証言をさらに改竄しているとの指摘もある。

など多数が指摘されている。
詳細は「南京事件論争」を参照

この件に関して、2004年11月1日に出版流通対策協議会は毅然たる対応で出版するように全出版社に呼びかけた。また同年12月16日、日本ジャーナリスト会議が南京大虐殺の研究者を招いて講義を行い、「『国が燃える』の本質をつかみ、確信をもつことが重要」と主張した。
脚注
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 1. ^ a b c d “「南京大虐殺」めぐり抗議 集英社に地方議員グループ”. 共同通信社. 47NEWS. (2004年10月8日) 2012年11月23日閲覧。[リンク切れ]
 
 2. ^ “抗議受け漫画休載 南京大虐殺めぐり集英社”. 共同通信社. 47NEWS. (2004年10月13日) 2012年11月23日閲覧。[リンク切れ]
 
 3. ^ ゲートルは通常、足首から膝へと巻くのに、資料写真では逆になっているので、その資料の信用度を強く疑わせる証拠とされる。作中でゲートルの巻き方を「正しく」変更しているのは、その資料写真が証拠として問題あるのを承知で、あえて矛盾を改正している事が疑われる。
 
 4. ^ 更に「資料写真では不鮮明な制服を明確に日本陸軍のものとして描写した」「背景に中国人風の男性(前記の「第三者の腕」がこの人物のものである)がいるのにそれを無視した」などが指摘されているが、この点については元の写真が不鮮明であったりトリミングされて流通している場合が多いなどの事情もあり、意図的な改変とは断定できない、とする意見もある。
 
該当部分を全面的に引用したので、一体どういう点が悪質か?という事が判ると思います。
 
つまりただ単純に「日本を悪く描いた」とか「反日史観だ」という物では無くて、有志の方々が「写真は捏造である」と指摘されている部分を「修正」して採用したのがおかしいという事です。もちろん引用の最下段に有る様に「写真が不鮮明な為修正しただけ」という主張も有る様ですが、そもそも不鮮明な物で犯人を断定して良いのでしょうか?
 
3. ^ ゲートルは通常、足首から膝へと巻くのに、資料写真では逆になっているので、その資料の信用度を強く疑わせる証拠とされる。作中でゲートルの巻き方を「正しく」変更しているのは、その資料写真が証拠として問題あるのを承知で、あえて矛盾を改正している事が疑われる。
 
例えば「間違った目撃証言」で強盗の冤罪で逮捕された人が有能な弁護士を雇い、「有罪とされた目撃証言の服装は間違っていた」という有力な反論手法によって無罪を勝ち取ろうとした途端、検察が物凄いCG技術で、当日本当に目撃証言通りの服装した被告の映像を偽造したらどう思いますか??
 
それもう宗教裁判ですよね。最初から証拠とか証言とか関係無く、犯人にしたいだけですよね。
 
もちろん最初に書いた様に「単純ミス」「不鮮明部分の修正」だと強弁される可能性もあります。けれど、南京事件という極めて日本人にとって不名誉な問題について、戦後日本はずっと「追及側有利」で「擁護側不利」が続いて来た訳です。それを有志の方々が必死に検証して殆どの写真がシナのプロパガンダと証明した訳です。それを無下に修正してしまえる時点で、歴史物というジャンルを扱ってはいけないと思う。
 
韓国で流布している「徴用工写真」は福岡県の日本人 撮影者が証言
ライブドアニュース2019/04/04
 
↑これ最近のニュースだから覚えてる人も多いと思いますが、戦後の長い間、このプロパガンダを指摘したら「極右」とか「ナショナリスト」とか言われてきた訳です。信じられますか。で、そんな事を連呼する連中が「警察はストーリーに基づいた見込捜査をするな!」とか「証拠を捏造するな!」とか言って年中騒いでる訳です。で、警察とかの力を徹底的に削いで児童虐待とかの痛ましい事件が起こると「公共機関は何をしていた!?」とか騒ぐ訳です。本当におかしな連中が日本を支配しています。
 
どうでも良いのですが、「南京事件」「強制連行」「従軍慰安婦」これらは今では公然とデマと言えるのですが、これらを真実だと吹聴してきた連中は反省や方針転換をおおやけに表明したのか?NOです。スーッとフェードアウトするだけならまだマシな連中で、多くの者が確かに南京大虐殺とか強制連行とか言わなくなった代わりに行っているのが「腹いせの個人攻撃」です。凄いと思いませんか?歴史認識で連戦連勝の保守派が揶揄されて、連戦連敗の左翼が勝ち誇って正解者を罵倒するんです。
これを「反日左翼、歴史偏向頓挫すれば個人攻撃に移行する法則」と言います。
真実の歴史認識追及がムリになったんで、相棒とかでフィクションの世界で保守派を「犯人」にして喜んでるバカも同じ法則です。
 
ちょっと話題がズレてしまったのですが、前回に続き「空母いぶき」が人気、かわぐちかいじ作ジパングのコメントです。
イメージ 1
かわぐちかいじ作 (講談社)モーニングKC ジパング22巻 2006年2月23日
イメージ 2
長文に渡るあとがきの一文で、国が燃える言及の部分はここなので引用していますが、反日マスコミの様な偏向は絶対したくないので、興味のある方は古本屋等で22巻で全文見てください。
(もちろん新品買われても良いですが)
 
で、正直それはないんじゃなですか?というのが感想ですね。どこか他人事風で、どこかのらりくらりしてて、どこかでも擁護的。ビシッと悪質とは思えませんか?
 
「決してどうでもいいと思われている作品じゃないということでもあります。」
 
これは正直閉口する。料理の感想を聞かれて「マズイ」でも無く「美味い」でも無く「興味深い味だ!」とか言うのと同じでしょう。
 
この後小林よしのり(この当時はまだ左翼化してなかった?)の話題とか出てくるのですが、正直インタビュアーの人も「煮え切らない」と思ったのか例の8巻「韓国の映画が今面白い」のコメントを引用するという行動に。
イメージ 3
22巻
「決してどうでもいいと思われている作品じゃないということでもあります。」
8巻
「なんだかよく分からない、曖昧で、」
 
決して揚げ足を取ろうとかそんな気は一切無い。全ては「空母いぶき」への疑問、そして太陽の黙示録等、どの様に考えても左翼的な内容なのに「自衛隊賛美作品」「中国脅威論作品」とか誤解されている社会への疑問。
 
ふたたび「太陽の黙示録」の意味
 
有名な三国志の主役の一人、曹操が三つの太陽の夢を見る場面があります。この夢を曹操は孫権と劉備二つの勢力が大きくなる事だと考え、事実タイトルの通り、三つの帝国が鼎立する時代が短いですが、訪れます。
 
つまり太陽とは「皇帝」の事です。同じ三国志をモチーフとする「太陽の黙示録」の太陽とはズバリ「天皇と皇室」の事だと推測しています。
 
黙示録とは世界の終末を描いた予言書、ヨハネの黙示録が有名です。では太陽の黙示録とはどういう意味でしょうか?「太陽=天皇と皇室の黙示録」
 
その作品では天皇陛下ご自身は描かれない代わりに、天変地異の避難場所として民衆が入った皇居が描かれているようです。
 
そして物語は三つの国に別れた新生の日本の相克を描いて行く事になります。
 
こうした作者の「空母いぶき」自分は絶対に1ミリも評価したくないです。未読ですが。