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生活の党小沢一郎の会見の一部がニュースで報道されていたが、非常に酷い物だった。「自分達にも反省点が無い訳じゃないが、やはり民主党が政権時の反省をしなかった事が一番の原因だと思う。」と、つまり生活の党の敗因は民主党が悪いと言いたいようだった。理解不能である。


当の民主党は小沢一郎を憎み、そして小沢一郎は民主党を憎む、そんな連中がタッグを組んで3年も政権を維持していたのだから、国民はたまったもんじゃない。


だが、民主党に味方する訳でも何でも無いが、民主党政権がおかしな方向に行った最大の原因は、絵に描いたような甘ちゃん理想主義の旧民主党に合流した、小沢一郎の「恨」(ハン)の文化による、非自民党政権成立願望だけの政権交代と、あまりにも旧態以前とした小沢の幹事長密室政治が原因だと感じる。


具体的には


①陳情の幹事長室一元化等の、旧態依然とした密室談合政治の復活

②小沢一郎による習近平、天皇陛下との接見スケジュールの無視、大議員団による中国訪問

③高速道路無料化などの選挙に勝つ為だけのバラマキ政策の不実行

④最も率先して行われるべきはずの官僚制度改革等の不実行


大半が小沢一郎が原因、関係ある理由ばかりだ。特に一番不可解なのは、小沢支持者が「官僚と戦えるのは小沢だけ」などと無邪気に祭り上げているにも関わらず、衆院選大勝時の勢いで、官僚制度改革に乗り出さなかった点だろう。


壊し屋壊し屋等言われているのに、肝心の一番壊すべき部分のみ壊さず、政局という全くどうでも良い場面のみ活躍するような、政局重視の小沢一郎に、どうして過去、あれほどの支持が集まったのか非常に謎だ。



維持と革新のバランスを


今現在好評放映中のNHK大河ドラマ「八重の桜」その中で松平春嶽が言い放った台詞が印象的だった。「(明治新政府は)生まれ落ちた瞬間から歪んでいる。」もちろん明治政府が何でもかんでも悪いという意味では無くって、一部の者の利益だけをごり押しする為の、世直しにかこつけた、破壊願望を満たす為だけの歪んだ革新や革命には何の意味も無い。」という事。


当然ながら制度疲労や社会の流動性の無くなった徳川幕府、批判されて当たり前の存在と言える。けれども、そうだとしても、長州や薩摩の一部の者の関ケ原からの積年の恨みをエネルギーとして、ただ「何かをぶっこわす」だけの歪んだ革新には弊害も大きいという事だろう。


重要な事は、制度疲労や社会矛盾を絶えず監視して改善する努力の重要さ、つまり改革と、破壊してはいけない物、維持しなければいけない物との見極め。


そして先の民主党政権交代、八重の桜版松平春嶽が言った「歪み」その物、一部の勢力の利益を代弁する為だけの、歪んだ革新だった。


今後の安倍政権に国民が求める事は、官僚制度改革や選挙改革、農業改革などの必要な改革と、TPPや道州制やグローバリズム等の、一部の利益だけを代弁する「歪んだ革新」との見極め、維持と革新のバランス感覚を持つ事だろう。


「民主政権の失敗大きい」生活の党、小沢代表sankei

生活の党の小沢一郎代表は、東京都千代田区の党本部近くのホテルに設けた開票センターで「大変厳しい結果だ。われわれの考え方が国民にうまく伝わらなかった。民主党政権での失敗が(敗因として)一番大きかった」と、かすれがちな声で語った。

 連日の遊説による疲労を理由に当初は姿を見せなかったが、体調が回復したとして午後10時半すぎに記者会見した。

 次の衆院選で政権交代を目指す考えに変わりないかとの質問に「変わりません」と強い口調で答え、「自分たちの主張を理解してもらえるよう、愚直に努力していくしかない」と述べた。

 地元の岩手選挙区から無所属で当選した平野達男前復興相については、民主党政権の閣僚経験者でありながら自民党に接近したと指摘。「私の政治家、人間としての生きざまから考えると信じられない」と批判した。


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