前回、謎めいた終わり方をしてゴメンナサイ! 壁画「レイオパパ・ア・カメハメハ」の表すもの、皆さん、しばし考えていただけましたでしょうか?

今日は謎解き…でもないですが、私的な解釈をお伝えすると、私はこの壁画、なかなかスピリチュアルで悲しい光景を描いたものだと思います。

考えるに、この光景はアルバート王子が両親のもと(この世)を去り、ご先祖様(あの世)のもとへと旅立つシーンなのでは、と思うのです。というのも、どうもカメハメハ4世夫妻はアルバート王子を送り出しているように見えますし…。王子が近づいていくその先の女性は、マイレレイを手に王子を迎えようとしているみたい。

そしてその女性の後ろにいる男性3人は、王族ですね。当時、王族だけが身に着けることができた羽毛のマントを着ています。しかもマロ(ふんどし)姿なので、古い時代の人々のようです。

あ、この方々はフラダンサーとかではないですヨ! 当時はもう宣教師がうるさい時代だったので、こんな格好でフラは踊られていませんでした。そもそも、フラ自体が弾圧されて、地下活動が余儀なくさていれる時代でした。

この壁画の左手の方々と、アルバート王子側の3人の装いの時代が違うこともあって、私は思ったのです。左手の方々はアルバート王子のご先祖さま。さらに一番左に座っているのは、女神ではないかしら。



以上、ちょっと唐突に聞こえる解釈かもしれないのですが、次のように想像してみてくださいませ。アルバート王子と、マイレレイを持った女性の間には(目には見えない)三途の川がある…。そしてマイレレイを持った女性&その背後の方々はみな、雲にのって浮かんでいる…。

しかも。王子とレイを持った女性の間には、虹がかかっていますね。この虹が私の解釈の肝でもあります。…というのも、実は虹はハワイ文化の中で、必ずしも良い兆しとは限らないのです。もちろん良い解釈もありますが、虹はこの世とあの世を繋ぐもの。ズバリ、「死」を意味すると解釈されることも多いのです。



なので私は、これは4歳で亡くなったアルバート王子が、ご先祖様に迎えられてあの世に旅立つシーンなのかな…と思った次第。そこにカウアイ島のランドマーク、バリハイの山を合わせたのが、作者のいう歴史的解釈なのかもしれませんね。

さて、私のこの深読み、皆さんはどう思われますか? あまりに深読み…と思われるでしょうか。それとも?

ちなみに、この「レイオパパ・ア・カメハメハ」ビルがあるのは、カメハメハ4世とエマ王妃が建てた英国国教会、聖アンドリュース教会の向かい。聖アンドリュース教会からベレタニアストリートを渡ると、この壁画の飾られたビルがあります。

このビルはイオラニ宮殿と我が家のちょうど中間にあるので、日々その前を歩いております。



今日は、うちの近所のオフィスビル(州の機関が入っています)のロビーにある、見事な壁画をご紹介します。「レイオパパ・ア・カメハメハ」と名づけられた見事なモザイクで、カメハメハ4世と妻のエマ王妃、4歳で亡くなったその愛児、アルバート王子がフィーチャーされております。

念のため説明しますと、壁画の右横の方に描かれている赤い上下の男の子がアルバート王子ですね。その後ろには、エマ王妃とカメハメハ4世がひかえています。

ロビーの一面を占めるほど大きな壁画で、横幅は6,7メートルもあるでしょうか? 作者はイボンヌ・チェンという女性アーティスト。

この「レイオパパ・ア・カメハメハ」とは、アルバート王子の名前の一部。ハワイの王族、それぞれ長~い名前を持っていましたが、アルバート王子もしかり。その本名はアルバート・エドワード・カウイケアオウリ・レイオパパ・ア・カメハメハと言います。

実はこのビルそのものの名も、レイオパパ・ア・カメハメハと言います。



さてこの壁画、作者のコメントによると、アルバート王子にまつわる歴史的、神話的解釈を反映して描いたものとか。

確かによ~くみると、人々のはるか後ろには、カウアイ島北海岸のハナレイの先にある伝説の山、マカナが描かれています(マカナはバリハイの山との名で、名画「南太平洋」にも登場した北海岸のランドマーク的な山。3人の男性の右横あたりに小さく見える先の尖った山、わかりますか?)。



…実際、カメハメハ4世夫妻&アルバート王子は、カウアイ島北海岸を訪問したことがあります。王子が2歳の時でした。後にその地は後にアルバート王子を記念して、プリンスビルと呼ばれるようになったのですよね。プリンスビルの地には今、ウェスティン系の高級ホテルが建っております。

ではこれは、カメハメハ4世一家がカウアイ島を訪問した時の様子を描いた壁画なのでしょうか? 人々が王子を歓迎しているシーンなの? と思ったのですが。考えれば考えるほど、なんだか違う解釈が頭に浮かんでくるのです。

…と、中途半端ですが、今日はここで終わることをお許しください! 続き、ちょっとお待ちくださいね。

その間、皆さんにも一緒に考えていただければ幸いです。この壁画の背景というか意味合い、どう思いますか? これはハッピーな壁画? それとも?

またすぐ、戻って来ますね~!


もう15時間以上も前になるんですね…。今朝はダウンタウンをウォーキング。冒頭の写真は、朝7時半の、人っ子一人いないイオラニ宮殿です。

まだ日が出たばかりだったので薄暗く、まるでセピアカラーの写真のように見えますね~。

軽くお知らせなのですが、今、イオラニ宮殿のチケット売場&ギフトショップが入った建物が改装中なので、チケット売場が宮殿地下に移転しています。

それに伴い、本来は有料だった地下ギャラリーに無料で入れるようになっていますので、ダウンタウンにお出かけの際は、ぜひブラリと地下ギャラリー、覗いてみてくださいネ。

そして、それで「1階と2階も見てみようか」となれば、ぜひチケットを買って上階においでください(笑)。日本語のツアーは朝11時30分から(日によってない日もあります)。私は水曜日を担当していま~す。


昨日、「あれからアンナコト、コンナコトがありまして」と書きましたが…。9月には2週間、日本におりました! 8月末から娘が日本に留学したので心配性の母は様子を見に行き、さらには東京・横浜でセミナーなども開催させていただいたのですね。

横浜滞在中には台風に直撃され、おののきましたね~。電車も止まるなか、コンビニは開いていて、日本の底力?を見た想いでした。

さて、実は子供に日本語を教えなかったバカ親の私。娘は日本に語学留学をしております。ですが娘いわく、日本文化というのはハワイでしっかり学べていたよう。「ほかの留学生はみんな日本で驚くことが多いみたいだけど、私は一度もカルチャーショックを受けてない。ハワイで歌舞伎もお相撲も観たしね」。そんな嬉しいことを言ってくれました。

確かに、たとえば食べ物にしてもうちでは日本食中心ですし、こと食べる物に関しては何の苦労もなく暮らしている様子です。これがアメリカ本土から来た子になると、日本食が口に合うかどうかわからず山のようにインスタントのマカロニ&チーズを携えて来日し、それを毎日食べ続けている子がいるとか…。

またハンガリーから来た男の子はお米の炊き方がわからず、「電子レンジでチンしたけどダメだった…」と嘆いていたとか…。その話を聞いて、高校時代、スパゲティをフライパンで炒めて柔らかくしようとした日本の友人をフと思い出しました。

そしてマカロニ&チーズの逸話からは、3カ月間のハワイ滞在のために、日本から100食分の納豆を冷凍して持って来た友人を思い出しました(笑)。

まあ、こうしてトライ&エラーをしながら、人間は成長していくものですもんね。かくいう私も、ハワイに引っ越してきて英語もわからず、初期は変な失敗もいろいろ。

後に主人と付き合い出した時、「君、なんで冷蔵庫に男性用の制汗剤を入れてるの?」と聞かれました…。私は冷蔵庫用と勘違いをして汗を抑えるため用の消臭剤を買い、ず~っと冷蔵庫に入れていたのですね。かれこれ28年前のお話です…。

ともあれ、娘にも恥をかくことを恐れず日本語をしっかり学んでほしい! そう願ってやまない今日この頃です。

(冒頭の写真は日本…ではなくカイルアの海です)


本当に本当にご無沙汰してしまい、ごめんなさい! 

もう最後の更新から2か月半、経つのですね。あれからアンナコト、コンナコトがありまして…。またもブログ放棄の罪を犯してしまったこと、どうぞお許しください!

いろいろ公私ともにバタバタしていたのですが、こうも更新が滞ると、真に恥ずかしくて復帰の機会を逃してしまい…。これからまた活発に更新していきますので、どうぞまたいらしてくださいね!

さて、ブログが沈黙してしまっていた間、いくつか大きな仕事が完結しましたので、お知らせします。まず、ハワイ州観光局の仕事で執筆を担当したハワイ島ヒロ、コナの歴史ガイドが完成しました!

どちらもB5サイズですが、40ページ前後の力作です。本体は観光局のイベントで配布されるようですが(もしかしたらオフィスでも?)、オンライン版は自由にダウンロードできるようになっています。ぜひご覧くださいね!

この歴史ガイド、ヒロ版もコナ版も、かな~りディープな歴史&神話のお話が満載。史跡を切り口に紹介していますので、このガイドを手に、ぜひ街を巡っていただきたいと思います。まず、ガイドをじっくり読んでいただければ、日本を飛び出してハワイ島に行きたくなること間違いなし! 苦労して書いた分、完成の喜びもひとしおです。

さらに現在は、マウイ島のラハイナ版の制作が佳境に入っています(原稿はすでにUPしています)。完成の目途がたったら、こちらもお知らせさせていただきますね。

さらにさらに! もう一つ大々プロジェクトが進んでいますが、こららはまだ発表段階にないのが残念です…。こちらはクリスマスまでに原稿をUPしますので、詳細が固まりましたら、改めて発表させてください。

な~んかいろいろもったいぶった告知内容になってしまいましたが、こんな感じで私は元気にやっております。ブログもまたすぐ更新しますね!

ではまた明日~。


職場放棄というわけではないのですが…一昨日から、コオリナに滞在しています。

一応、がっつり仕事は持ってきました…が、朝早く海辺を散歩し、朝風呂に入る生活はまさに極楽ですね。その後、しこしこと原稿書きをするにしても、気分がアゲアゲになるというものです。

コオリナの海辺には長~い散歩道が整えられていて、周辺には花々も咲いていて。プルメリアの芳香を楽しみながら歩けたり。ダウンタウンの朝の散歩もいいですが、こちらはリゾート気分、たっぷりです。

滞在中のマリオットの中庭も、本当に楽園かという美しさ。





さて、明日も早起きして、コオリナの浜辺を歩いてきます!


今なお燃え上がっている、マウナケアの天文台問題。オアフ島での反対運動は少し落ち着いたのかな? という気がしますが、カウアイではさらなる熱気を感じました。

たとえば家の前にスローガンが張り出されている場所も多く、なんだかずいぶん反対派が多いエリアだな、ということを実感。上の写真のように、手作りのスローガンを掲げた車も多かったです!

さて。恥ずかしながら私は知らなかったのですが、マウナケア山頂にすでに建っている天文台群(TMTではなく)は、TMTへの抗議運動の余波で、この1か月、休業中だったとか。

というのも、反対派がいかなる人々も山頂への道を通さなかったからです。そのほかの天文台で働く人々も、お仕事に行けなかったわけですネ。

ですが山頂へのアクセスが絶たれてから、かれこれ1か月となり、超精密な機械が狂ってしまうのではと問題に。そこで様々な話し合いを得て、やっと山頂へのアクセスが再オープンとなったそうです。メインテナンスもない状態で天文台を放っておくのは、もう限界だったのでしょう。

もっとも、それはTMTの建設スタートとは全くの別問題。こちらの問題は、ずいぶん長引きそうな気配が濃厚です。


カウアイ島から帰って、まだ何のご報告もしていなかったですネ。カウアイは2つのハリケーン接近中で、まずい! と思ったのですが、何とか天気がもち無事、仕事を終えて帰ってきました。

今回、改めて思いましたが、いや、カウアイの緑は濃いですね~。山の中に美しい花々が咲き乱れて、「ここは天国? 私は死んだの?」「いや、私は桃源郷にさ迷いこんだの?」とか思ってしまいました。



美しい庭園も好きだけれど、ああいう自然の美は神々しさすらあって、たまりません。詳しくは、10月12日発売の「フラレア」秋号でご覧くださいね~。

ただ…。今回初めて、ROD(Rapid Ohia Death)の病いで枯れたオヒアレフアの木も見て、ショックを受けました。ハワイ文化のなかで神聖視されているオヒアがアッという間に枯れるこの病い、ハワイ島に始まり、とうとうカウアイ島へ。そして先月、ついにオアフ島でも発見されたばかりです。

美しい赤い花を咲かせるオヒアがカラカラに枯れているのを見て、すごくショックでした。



RODの蔓延を防ぐため、ハワイでは今、島から島へオフアの花でもレイでも何でも、とにかくオヒア関連のものを持ち運ばないよう、厳戒態勢に入っています。

皆さんもハワイにお越しの際は、どうぞご協力、お願いいたします!


気がつけば、8月! なんだか毎日は慌ただしくて、空恐ろしいです~。

なんと今日はこれからカウアイ島へ。山の中、歩いてきますね!





そんなこんなで、今日は「私、生きてマス」のお知らせまで。

では行ってきま~す。

(夏のオアフはプルメリアの季節…。昨日は50種くらいのプルメリア、見てきました)


皆さんもとっくにご存知と思いますが、ハワイ島のマウナケアが揺れに揺れています。

神の住まう山であるマウナケア山頂に建てられる、14基目の巨大天文台を巡って、ハワイアンの反対運動がすごいことになっているのです。

現地での抗議運動はもちろん、ここオアフ島をはじめ各島、そしてアメリカ本土でも! たとえばラスベガスにも多数のハワイアンがいますからね。

この件に関し、私の気持ちも揺れています。頭と心のいうことが正反対で、自分でも混乱していると言いましょうか。

「14基目の天文台は正当なプロセスを経て、許可を得ている…数年前の反対運動で判断が裁判所に戻され、審議がやり直しになり…でもまた許可出て、建設が始まろうとしている」→→頭の声。

「でもマウナケアは聖なる山だ。元はといえば、大昔、ここに天文台を建てるという許可が出たのが間違いだったのでは? もはやこれは天文台の問題ではなく、もっと根本的な問題だ。国を失ったハワイアンの悼み、虐げられてきたハワイアンの心の叫びの吐露なのだ。ハワイアンの民族運動なのだ…」→→心の声。

ああ、マウナケアはこれからどうなるのでしょう? 

何だか今後いっそう、大変な事態に発展していきそうな気配濃厚です。