この日曜は、ご近所のハワイシアターにて興味深い公演を観てきました。第二次大戦中にオアフ島西部のホノウリウリ(エヴァビーチ)にあった収容所の、閉鎖80年を記念したイベントです。
ホノウリウリという地名はここ10年、よく聞くようになっていたのですが、あまり知らないまま過ごしていたイケナイ私。
このほど学んだことによると、そこには1943年~1946年、アメリカにとって敵国人である日系人を中心に移民が収容された強制収容所がありました。同時に、日本軍傘下にあった韓国や沖縄からの戦争捕虜も、4000人近く収容されていたとか。第二次大戦中の「黒歴史」ですね。
このようにかなり大がかりな収容所があったホノウリウリなのですが、その名や存在は時間とともに忘れ去られ…。跡地も草ボーボーで埋もれていたのですが、2000年初頭にボランティアらが跡地を特定。草の根の保存活動が始まりました。
草の根活動が実って2015年には連邦政府の予算を得て国定歴史公園に指定され、約10年の整備活動を経て今年7月から見学ツアーが始まったのです。ただし現状では月に一度な開催なので、常に300人以上がキャンセル待ちをする人気ツアーとなっています。
そして今回の公演は、ホノウリウリの歴史と活動を周知する目的も持った支援活動の一環。第一部では前衛的なパフォーマンス中、静かな太鼓の伴奏とともに収容された全員の名が読まれたり、詩の朗読や韓国舞踊があったり。収容された人々のなかに2人、知った名前があって驚きました。一人は子供たちがお世話になった日本語学校の校長(お寺の住職)のお父さん。
第二部は未来に向けたパートで、ハワイでの日本太鼓の第一人者、ケニー遠藤や、ウクレレマスターのジェイク・シマブクロの演奏など。ようするにハワイの日系人が乗り越えてきた過去の苦難と努力は今、ハワイで花開いている、先人たちの努力を未来に生かそう、その過去を忘れてはいけないゾ! という決意を表現したパートだったと思います。「日本では『子供のために』というフレーズをよく使うけど…」とジェイクが涙ながらに語ったそのようなメッセージに、深~く心を打たれました。
…ホノウリウリにはあまりに根深い過去があり、ここでうまく要約できませんが…。いつか私も、この地を訪問しなければなりませんね。またおいおい、紹介させていただきます!

