もう1か月前のことになりますが、ハワイアン航空で羽田に向かった時のこと。隣席に、20代の爽やかな青年が座りました。

 

ふだん私は機上であまりおしゃべりしたくないので、席に着くやいなやイヤフォンをしています。が、その青年が何かと話しかけてくるので、何度かイヤフォンを外しておしゃべり。これがなかなかユニークな会話となりました。

 

たとえば青年に旅程を聞かれ、「日本に3週間」と答えた時。私も青年に何日間、日本に滞在するのか聞きました。すると彼は「2日間」というんです。以下、会話の続きです。

 

「え、2日~⁉ 1泊ですか?」

「はい」

「じゃ、出張かなにか?」

「いえ、休暇です」

 

聞けば彼はハワイアン航空に勤めていて、TAX分を払うぐらいで飛べるとのこと。もちろんウェイティングリストに乗り、当日まで乗れるかどうかわからないにしても、羨ましいですよね~。なのでそうして、週末にあちこち旅しているとのことでした。

 

預け入れ荷物は持たず身の回りだけをバックパックに詰めて機内に持ち込みするそうで、その前の週は1泊でシアトルに出かけたそうです。

 

「いいですね~。自由自在に飛べて。1泊でも空港の近くに泊まって美味しいものを食べるとか、いいですよね」と私がいうと、

 

「いえ、僕は羽田には泊りません」

「じゃ、どちらへ? 築地? 渋谷?」

「いえ、熱海に行きます」

「え、熱海⁉ …ちょっと遠いけど1泊で? ま、暑いけど温泉楽しんできてくださいね」

「いえ、温泉には行きません。山に行きます」

「え、温泉に行かないのに熱海へ?」

 

そのうち、彼が先月、母親と2人で豊洲に滞在したことがわりました。親孝行旅行でしょうか。

 

「豊洲は魚市場があるから、海鮮が美味しかったでしょうね~。たくさん食べた?」

「いえ、海鮮は食べなったです。マンゴーが最高でした」

「え、日本でマンゴー⁉ 高かったんじゃない? ハワイに比べて」

「4000円ぐらいした。でも生涯最高のマンゴーでした」

「……」

 

な~んだか会話がかみ合わないというかなんというか、驚きに満ちたやり取りになりました、とさ。

 

でも、その常識破りの彼のふるまいを聞くのがおかしくて…。もう名前は忘れてしまったけれど、ユニークな青年だったなあ。きっと今週末もあの青年は、バックパックを抱えて世界を旅しているのでしょう。

 

自由で身軽だった若い頃を思い出し、彼のことがちょっと羨ましくなりました。

 

(冒頭の写真は、アラモアナセンター近くの韓国料理店、Hangang。ランチでビビンバ&ビールをいただき、TAX&チップ込みで$38。キムチやナムルなど、付け合わせもたっぷり。これが今のホノルルの平均的価格ですね…。でも、とても美味しかったです!)