ネギ事件 傷心の私の心を完全にシャットダウンした光景】の続き

 

 

 

その夜、彼は本当に電話をかけてきました。

 

別れてから、話すのは初めて会話。

 

 

家を出て言ってから、

一人でシーンとしていたので、

数週間しか経っていないのに

その声はとても懐かしく

感じました。

 

 

 

昼間にあの衝撃的な光景をみて、

撃沈していた私に対して、

 

 

私からは何も質問していないのに

彼は一方的に説明してきました。

 

 

内容は、

 

 

一緒にいた女の人は

新しい彼女とかそういうわけではなく、

ただ一緒に出かけただけ…

どうか誤解しないでほしい。

 

 

というもの。

 

 

もう、別れているのだから、

別に新しい彼女といても、

悪くないのかもしれませんが、

 

 

こんなにすぐのタイミングは、

私にとってとてもショックだったし、

 

 

彼もそれを私に見られたことは

とても罪悪感があったのでしょう‥

 

 

私を気遣って、その夜

わざわざ電話してきてくれたのは、

せめてもの救いでした。。

 

 

 

体から全ての力が抜けた状態の私は、

ただただ、彼が話すのを聞いていました。

 

 

自分が何を言ったのか

よく覚えていませんが、

おそらく、たいして何も言ってないと

思います。

 

 

 

そして、

一通り説明を終えた彼が、

電話を切る間際に言った言葉、

 

 

Talk to you later.

 

 

この言葉、今でもはっきりと覚えています。

 

 

またね!

 

くらいの軽い意味で、

話を終わらせるための

表現なのですが

 

 

その時の私には、なぜか

文字通りに、

「あとで話そう!」

 

という意味に聞こえました。

 

 

というか、

 

私のどこかに、

彼にまだ未練があって

 

また、こんな風にわたしに時々電話してきてくれるんだ‥

 

という風に受け取りたかったのだと思います。

 

 

別れてから、

それまで毎日話していた人と

話さなくなって、

寂しい思いをしていたところに、

電話がかかってきて、

 

 

talk to you later  という言葉で終わったので、

 

何か次を期待してしまったところが

あったのだと思います。

 

でも、

 

それ以来電話がかかってくることは

ありませんでした。

 


 

 

talk to you later は、

文字りにとって、

私のように

次の機会を待ち続けてはいけません。滝汗

 

 

 

文字通りの意味はあまりない、

次に本当に話す機会があるかないかは

関係のない、

話をおわらせるための

あいさつなのです。

 

 

こうして、

この電話を最後に

私と彼は話すことも、

会うこともありませんでした。

(もう、あの衝撃光景をみた場所は

それ以来、通らないようにしました。)

 

 

このショックで、私は

長い間食事が喉を通らず、

激痩せや体調不良になりますが、

 

 

約1年ほどの撃沈期間を経た後、

気がついたら、29歳。

 

 

何となく、30歳までには

結婚したいとぼんやり考えていた私は、

 

 

急にあせりだします。

 

 

そして、それまで意識したこともなかった

『婚活』というものに、

取り組みはじめるのです。

 

その時は

その婚活がとてつもなく長いものに

なるとは、思いもしていませんでした…

 

失恋からようやく立ち直り、別れに感謝する

 

 

 

 

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