55歳から栗栽培を始め、16年目ですでに栗の品評会でトップに君臨されている栗農家さんを訪問した。
・栗の新植1-4年の間には栗の間に小豆、枝豆などを栽培。
・栗は複数の品種を植えた方がいい。おいしいからといって銀寄だけを植えていたら台風で全滅するリスクがある。
・防風ネットは必須。
・完全無農薬での栽培は難しい。
・収穫後、0℃で30日間保管すると甘味が増してくる。
・栗の植える間隔は5~6mくらい開けた方がいい。
・苗が育つまではそれぞれの苗の間に4畝作ることができるので、そこに黒豆を直播して、苗が大きくなってきたら畝を減らしていく。(黒豆は花が咲くタイミングに一度だけ朝に水を谷間かん水し、夕方には水を抜く方法)
・栗の苗は補助金がある。
・苗が小さいうちは竹筒で囲んでおくとワイヤー式刈払機が使用しやすい。
・栗は西日が大事。(凍ったまま日があたると悪くなるので朝日が当たりにくいところの方がいい)
・剪定はとにかく枝がぶつからないように、行き場がしっかりと確保している方に育てていく。
・太い枝を切った場合は、カンナしてクリームを塗るようにしている。
・栗は水はけがいい場所でなければ難しい。
・苗の圃場に風呂桶があったが、夏場に水を張っておくとちょっとした灌水が楽。ただ、ボーフラがわくので金魚を中で飼う方がいい。
農業にとって、山の管理、林業との連携はとても重要。森の情報発信基地として、廃校を利用した施設を訪問した。
できたばかりという事もあるが、本当にきれいでおしゃれで、ずっといたくなる施設だった。こんなところが近くにあるなんて本嬉しい。各拠点がそれぞれが持っている素晴らしい素材をつなぐことで点と点が面になり、よりより地域になっていけたらと思う。まずはそんな点の一つになりたい。
コワーキングスペースや会議室、講義室なんかも用意されていて、利用することができる。
木の販売や、一棟貸しの宿泊施設、レストラン、野菜や小物販売店も併設していて、一日楽しめる。
極めつけは、木のおもちゃミュージアム。大きな木のカラクリおもちゃが実際に触って遊べる。音、手触り、におい、最高にいい感じ。そかもそのおもちゃがめちゃくちゃたくさんある。近々家族で行きたいと思ったので今回はあえてそこまで全部見ずに退散。早く再訪したい。そう思える場所が近くにあるなんて幸せです。
もりちん