《赤穂の塩の国》

 

赤穂ネタ 第3弾

「赤穂浪士と塩」のイメージを赤穂に抱くのはジジイだけではないはず。

なので赤穂城跡を歩いた後は 塩づくり体験へGo!というベタな観光記録です。

御崎にある宿への On the way。

県立赤穂海浜公園の中に 海洋科学館があり その付属施設として塩の国がある。

昭和40年代まであった塩田の跡地に拡がる 1987年オープンの海浜公園です。

赤湖(あかうみ)の向こうにはヤシの木が並び....南国感あり。

面積 72ha は 養老公園よりちょい狭いくらいかな。

海洋科学館に15時に着いたら丁度 塩づくり体験が10分後からできますよ~...てなアナウンスに誘われ...塩の国へふらふら~。

客は おっさん2人組と ジジババ夫婦の4人だけ。

でも指導員さんが丁寧に作り方を教えてくれてナイス。

この水は何でしょう?....てな問いから始まり

理科の実験のような進行が面白い。

一人用土鍋に入っていたのは 海水より塩分濃度が5倍ほど濃い鹹水(かんすい)。

ガスコンロでぐつぐつして...竹ヘラでなべ底ぐるぐるの二人共同作業。

おっさん組も仲睦まじくやってましたよ。

煮詰まれば シャーベット用の匙のようなモノで塩の塊を潰しながら サラサラと。

最後は ビニール袋詰めして お土産になるって寸法。

この手作りの塩がなかなか美味いんよね。

やっぱ体験型観光はエエね~。

あとは 煙突がある釜屋に入って見学したり

製塩工程がわかる建屋に入って...フムフム。

目の前に塩田が広がるのがエエね~。

毛細管現象で砂表面に上がってきた海水が乾燥して地表の砂に塩の結晶ができ

その砂を 塩田中央にある 沼井(ぬい:夫婦台)という装置に入れて 海水を掛ければ 濃い塩水の鹹水が溜まるんやと。

これが入浜式塩田(いりはましきえんでん)

一方 ポンプで汲み取った海水を枝条の上から垂らして 循環させて鹹水を作るのが流下式塩田。 これを使い現役で塩づくりされとるげな。

大昔に教科書で習ったコトを現地現場で見るのはやっぱエエわ~。

では...なぜ赤穂は塩づくりに適しているのか?

それは 赤穂コールドロンからできた砂があったからで~す...というのがコレ。

Geography(地理学)とGeology(地質学)のGeo(ジオ)の恩恵なんやね。

播州赤穂の塩・ジオ研究会作成のパンフの裏に 『赤穂でブラモリ』のYoutube動画が紹介されていたんで 見てみれば...

赤穂高校生と ジョン森さんという謎の人が ブラタモリのパクリさながらで...笑えてフムフム。

タモリから「タ」を抜いた...言わば タヌキのモリさんがブ~ラブラ。

こんな動画配信しても大丈夫かいな~と心配になりましたが、おひとつどうぞ。

風音ノイズや棒読み大根演技はなんとかせないかんやろけどね~。

赤穂コールドロンねえ...知らなんだY。

カルデラの地面が浸食され、地下にあった深成岩が地表にでてくるという火山性の陥没構造のコトをコールドロンと言うげな。

海岸線もその中にあり...漁船ぽんぽん。

昔のデート地を辿った赤穂は面白ネタが多かったんで

更にもう1話 続きます。

1粒で4度おいしいわ~。