《大垣城 総構え堀に架かる京橋》

 

(今回のタイトルは2016年3月のPartⅠ、2018年3月のPartⅡを経て6年越しのPartⅢです)

 

昨日の花散らしの嵐が過ぎたと思えば...冷たい空気が戻り  七十二候の「清明」がぴったり。

 

某ボランティア団体の広報紙に寄稿する挨拶文を昨晩書き上げ、一晩寝かせて見たら...あらら ひどい出来やん...てな調子で 早朝に推敲。 

そして事務局に送ったら 気分もスッキリ。

朝一で猫ちゃんを予防接種に連れて行き...帰ったら さっそく畑へ。

桜の花びらが舞う晴天の午前は 何かと慌ただしいねえ。

でも、畑で作業する気持ち良さったら...何物にも代えがたいなあ。

農作業を終えて 昨晩のカレーの残りで カレーうどんを作って 連れ合いとランチ。

いつも通りNHK-FMの歌謡スクランブルで1960年代の歌を聞いて 一緒に歌って...涙腺ゆるんでジワリ。

あまりに懐かし過ぎるんで姉にLINEして知らせたりして。

そしたら 先週金曜に大垣で花見した写真がボツBoxに入っとるや~ん...

と気づき、表舞台に出しときましょ。

ここは大垣の船町...明治22年に東海道線が全線開通するまでは桑名との水運基地だった所です。

昭和30年代にはこの揖斐川に繋がる水門川の両岸が 食料品や日用品雑貨の問屋街になっていたんでね。食料品小売店を営んでいた親父が毎日仕入れに来るところでしたよ。

無理して借金してダットサントラックなんかを買った親父は 小学校に入る前の俺を よ~連れてきてくれたっけ。

青果市場の他に 松下食品・協和・麩二・麩桂...問屋さんの名前は60年以上経っても 覚えとるがや。

連れ合いと結婚する時には 結納の水引も船町で揃えたしね。

そんな船町の住吉橋の今は

ベトナム人の若い子たちがアオザイを着て記念写真を撮る映えスポットになってました。

先月一緒にいちご狩りに行ったアメリカ人の高校教師にも ここでバッタリ会って...Oh, hello!となった狭い世界やん。

 

舟くだりも人気です。

奥の細道結びの地記念館の駐車場の一角が 船町ベースという名の商業施設になって3月にオープン。

金蝶園さんではなく金蝶堂さんの金蝶饅頭(大垣名物の酒まんじゅう)と桜餅を買い イートインスペースでまったりパクパク。

桜の名所の養老公園は もちろんのこと、大垣の船町もエエなあ...と独り言ちる。

船町公園沿いに大垣宿本陣方面へ歩いて行くと...

人通り少なく 桜も ことさらに美しい。

幹からのいきなり桜....

大垣城外堀の四季の広場

京都アニメーション制作のアニメ映画 「聲の形」の聖地の一つ 美登鯉(みどり)橋のたもとは ベトナム・中南米・イタリア...各国料理が楽しめるカフェのようになってましたよ。

市役所横の外堀沿いには キッチンカーも数台来ていたし...

大垣は着実に観光地化しとるね~。

外堀の機能を持つ水門川では もうすぐたらい舟の運行も始まる。

5月にはユネスコ世界無形文化遺産の大垣祭りもあるし...

着々と春は移ろう。

 

そして本日のお昼。

うちの庭だって負けとれせんがや~....って感じで

散り際の美しさを競い...なんか健気で切ない。

やっぱ一年でいっちゃん好きな季節やね。

玄関脇からも...

 

 

家の裏からも...これでもかの桜なり。