毎年 線状降水帯が発生しては繰り返される災害。

降り続く雨雲の下、やりきれない気持ちが沸々。

この度の集中豪雨で被災された皆さまに お見舞い申し上げます。

 

そんな中でも 雨が小休止した日曜の午前...行ってきました谷汲ゆり園。

ブロ友さんの記事でも触発されたし、連れ合いが花の中を歩きたいと所望したのでね。

延伸した東海環状自動車を使い 大野神戸ICを出れば スイスイスイで 思いの外 早く到着。

規模では 袋井の可睡ゆり園や箱館山ゆり園には 及ばんけれども、季節感あってお薦めです。

1人5百円の入場料を払うとユリの球根1個のお土産をもらえたしね~。

西美濃は揖斐川町の手作り感ある民営ゆり園。

入園した車のナンバーを見れば...岐阜以外では名古屋や尾張小牧に三重からも。

雨上がりにも関わらず 健気に満開の装いでした。

カサブランカのような芳香を期待して それぞれの花に鼻を寄せてクンクン。

あれれ?

大輪の花を開発していくうちに香りの良し悪しは二の次になってきたのか知らん。

それとも嗅覚の老化?

何と言いましょうか...ピス系の匂いのモノが多いような。

でも、不思議にも...孫ちゃんに会いたくなるような匂い。

てな訳で 長男ファミリーにラインで会う約束を取り付けてまったがや。

孫1号の誕生日も近いことやし。

突然のジジババモード....ちょいと お恥ずかしい。

小便臭さって...ある種のフェロモンかねえ...?

ところで、

園内を見渡しても 青花のユリが無い事に気づく。

ユリには 元来 青色の色素遺伝子が無いらしいのですが、どうやら日本では青百合の開発が成功しとったようですね。

咲いとる実物を見たコト無いけど...。

まあ、アジサイが咲いとるので別に構わんけど...。

ユリ畑から離れて横の斜面を登っていけば 野生の趣。

一輪ずつポッポッと咲いとる方が 存在感が増します。

雑草の中にニョッキリ...パッ。

蕾がパカッと開いたら 鋸歯が剥き出しになるような ビオランテの面持ち。

正直言うと 微妙な匂いは好きになれんけれど 花弁の色は個性的で美しい。

狐のお面を連想してしまうほど個性的なヤツもいて ナイス。

てな訳で 傘をストック替わりにして歩きながら エエもん見せてもらいましたよ。

ここまで来たならと....根尾川右岸を北上して岐礼(きれ)集落にある法雲寺へ。

大河ドラマ 麒麟がくるで 美濃国守護の土岐頼芸(よりのり)の墓所が紹介されていたので。

ドラマでは 尾美としのりさんが演じていました。

そこは 客寄せ幟旗も 史跡解説板や駐車場すらないお寺で、無住寺院のような佇まい。

頼芸は 1552年 斎藤道三によって美濃国から追放され、近江⇒常陸⇒上総⇒甲斐 を転々。

この間には病で失明し...、

信長が甲斐征伐に行った際に見つけ出され...

土岐氏の元家臣だった稲葉一徹のはからいで 美濃国に戻る。

そして その年末に 80歳で生涯を閉じたとは...

なんか哀れやねえ。

でも、その半年前には本能寺の変で信長 没、26年前には長良川の戦いで道三 没。

...皆 それぞれの人生でした。

墓石の横から雑木や草がニョキニョキ。

なので ちょいとお掃除してしまった程。

諸行無常を思い丁重に合掌してきました。

それから樽見鉄道の鍋原駅西辺りで 増水した根尾川を渡り...股下スースー。

一輛だけのディーゼルカーをじっくり待つ根性もなく 線路写真でお茶を濁し...

旬の鮎を食べに行ったのでした。

それにしても 根尾川のどのヤナ場も 鮎づくしセットが3300円。

協定料金か~ん?で... 食指動かず。

こちとら 塩焼きと甘露煮で十分やでね~。

鮎の刺身・天ぷら・フライ・雑炊まで 食ったら...おえっ!かも。

なのでググって おとり鮎も売っとるお食事処「と○ろ」 へ。

塩焼き2尾、甘露煮1尾、それに焼きナスとおから小鉢が付いた定食で 1600円也。

写真を撮り忘れたけれど なんか得した気分!

 

ユリにまつわるお話は昔のブログにも書いており、

思い出したぜ Lilyさん!