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おじさんトレッキング倶楽部 恒例の中山道歩き。土曜日は気持ちよい好天でした。
今回はおっちゃん念願の奈良井宿と鳥居峠を含む 贄川宿~藪原宿。
たった13.2kmの行程ですけけどね~。
特急座席指定もちゃんと取れていたし、焦る事なく 贄川駅に9:35到着。
まずは木曽路の北の要害 贄川関所を訪れる。
「中山道を歩く」詳細ガイドマップを無料で頂けて ありがたやありがたや。
自分のガイド本の方が信号も詳しく書いてあるぜ!とヤマ友は対抗してましたけど...。
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最近は巨木の生命力と霊力のようなものに魅せられているおっちゃん。
推定樹齢1000年の贄川の栃の木にご挨拶です。
幹のコブコブが みなぎる精力を発しているようで... タッチ!
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駄弁リングしながら平沢の街へ。
宿場町の間にある間の宿。
半島某国 某メーカーの工場の地名と一緒やん...なんてね。
あちらはPyeongtaekで何度も出張したけど、 こちらは ひらさわ で、お初です。
街道沿いは漆器のお店が並ぶ 国の重要伝統的建造物群保存地区です。
江戸時代の出梁(だしばり)造りの建物を探しながら。
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ぶらぶら歩きでも約2時間で奈良井宿へ。

外人さんも邦人さんもあっと驚く 冒頭写真のような 江戸の宿場町の街並みへGo!
幸運にも火災に遭っていないので タイムスリップ感ありありです。
妻籠もいいけど、こちらもね~。みんな重要伝統的建造物群保存地区。
で、外人さんもぞ~ろぞろ。
レトロなCafeでは 名残りのアサガオが、江戸時代の街道の情緒を演出してました。
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徐々に雲がとれてきて...
塗櫛問屋として栄えた天保年間の建物 中村屋前から 人通りも一瞬途絶えて パチリ。
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 天ざる好きなおっちゃん達。高札場近くまで来てようやく見~っけ。
トレッキング途中なのに ビールも冷酒も頼んだりして 新そばを堪能。
ホントに美味くて感動しました。
が、気が付けば ストック用の指先無し手袋の片方がない。
あ~ぁ。道中で落としたん。
ヤマ友も最近 新幹線の中で忘れモノをした話をしてくれて... 
互いの健忘症を慰め合う...  
人生の秋やねえ... あ~ぁ。

蕎麦屋から出れば もう抜けるような快晴。 ひゃっほー。
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鎮(しずめ)神社で鳥居峠越えの無事を祈る。
で、山道に入り込めば アメリカ人の団体さんに遭遇。
実は木曽福島駅で鈍行に乗り換えた時に プラットホームで会話した人達。
外人のガイドさんが 日本の列車は時間通りきますよ~。9時19分に藪原に着きます...それ以上でも以下でもなく.... なんて言って行っていたので。
Yes, it's quite punctual ! なんて あいの手を入れました。
だから 覚えていてくれたのか知らん。

外人さんの靴底から運ばれてきた外来植物かな?...ミズヒキに交じって 日日草もどき...
峠への山道にそこかしこです。
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こちらは秋丁子(アキチョウジ)の仲間?
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アザミには アサギマダラ。
もうすぐ南へ長距離渡りを開始するシーズンですね。
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鳥居峠は標高1197mで中山道の難所。1週間前に登った霊仙山より100mも高い。
でも天然記念物の栃の大木が並んでいて、街道の美しさを印象づけてくれます。
こんな雰囲気が外人さんにインスタされているんかもね。
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栃の葉の間からは 御嶽山も望めて いいねえ。剣ヶ峰がよくわかります。
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峠には芭蕉さんの句碑もあるし。
ちょい上の御嶽遙拝所には庚申塚に道祖神に行者の像やら馬頭観音さん...。
外人ガイドさんはちゃんと説明してくれたんやろかぁ...なんていらぬ心配。 
「雲雀よ里 うへにやすらふ嶺かな」はここで読まれていないらしい。
なので、
「木曽の栃 うき世の人の土産かな」の句碑も その後 近くに建てられて幾星霜。
苔むしてました。
地元の古人のこだわりを感じます。
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藪原宿へ下っていく石畳道の上には もう秋の印。 コントラストが美しい。
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駒ヶ岳や南駒ヶ岳の頭がちょっこし?
そして眼下には藪原宿の街並み。
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今回の街道歩きでは懐かしい食べ物にも出逢う。
それはイチイ(一位)の実。
学生時代にオンコと呼んでいた 空腹時の おやつ。
道中、処々に生えていました。
勧めても試食しようとしないヤマ友は 賢明かもね~。
赤い仮種皮は 甘くて懐かしい味ですが、中の種子は毒ですから。
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そして もったいない と言いながら峠手前で 山栗を拾いまくりのおっちゃん。
これ、小さいけど美味いんよね~。 
拾いあうのは 猿とおっちゃん だけ?...という時代。 いかがなものですかね。

帰りには中津川の○○で焼肉宴会。
店のおかあさんは 数度寄っているおっちゃん達の顔と素性を覚えてくれてました。
万願寺唐辛子もサービスしてもらい、なんかホッコリ。また来よっと。
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